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千里山ブラウズ

SENRIYAMA BROWSE 千里山の商店街や街並みを散策しながら、素敵な人やお店そして風景と出会えれば‥‥

阪急タクシー車庫横の枇杷

2011-06-23 21:11:47 | 千里山花物語り

 千里山の阪急タクシーの車庫が最近取り壊されて、駅ホームの桜並木がスッキリと見通しが良くなっています。幹元の辺りから木の姿が全部見えるのでとても開放感があるのです。これは駅ホームの中側から見ると、もっと美しい風景に感じられるのではないでしょうか。以前は車庫の裏には青色ペンキの波状トタン板が、桜並木の間にチープに透けて見えていたものです。まだ僕は新しい景色を見てはいないのですが、明日は梅田に出る予定なので少し楽しみにしています(写真を追加アップします)。
 さて、その桜並木の端辺りに一本の大きな枇杷の木が立っていて、今その実がたくさん付いて側を通る僕を誘惑してきます。僕の故郷は徳島県美波町で四季を通じて、いろんな果実を付ける木が道端にたくさん植えられていて、学校帰りなどに皆で勝手に採って食べたものです。その習慣で少し頂いて野生の季節を味わいたくなるのです。
 しかし、いざ道側から高い金網越しに手を伸ばそうとしても、手が届く場所にある実は未だ少し未熟な色をしており、熟したものはカラスでなければ採れない高枝に生っているのです。何度も道を通りますが余りにも同じ状況なので、僕以外にも味わっている人が何人かいるのに違いないと想っています。
 少し未熟かなと想える丸い枇杷の実を口に含むと、お店で売られている奇麗で甘みの強い商品とは違いますが、しっかりと酸味がバランスした清冽な野趣と風味がありました。

駅ホームの桜の剪定

2011-05-30 23:55:32 | 千里山花物語り

 昔から「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」ということわざがあります。でもこれは梅を剪定の必要性を訴えたもので、桜の木を剪定しては絶対にいけないということでは無いようです。
 今日、千里山駅のホームにある桜並木の大きな枝の剪定作業が行われていました。桜の新緑は本当に清々しく気持ちの良いものですが、余り大きく枝を広げ架電線に障ることがあってはいけないので定期的に切られているのかも知れません。僕は初めて見るものだったので、上下にいる人の連携作業の様子を面白く見ていました。
 それにしても、千里山団地の沿道の桜並木が建て替え工事のために昨年末に伐採されてしまってそろそろ半年になりますが、桜の花見の頃よりも新緑の候になってその喪失感が大きく感じられるのは不思議です。初夏の太陽の紫外線は意外と強いもののようで、緑陰と言われるように5月の桜の新緑は住民の生活に大いに役立っていたのが分かりました。
 市営住宅の近くに数本まだ残されている大きな桜がありますが、その広げられた枝葉の下を通る時に優しく守られているような感じになりました。

スイセンプロジェクト

2011-05-25 21:58:02 | 千里山花物語り

 東日本大震災が起こり1.2週間経った頃だったと想いますが、テレビ取材で被災した男性が見つからない奥さんを捜していて、自宅があった辺りの土台が残されているだけの一郭に、奥さんが大切に育てていた水仙の花が数輪開いているのを見つけたシーンがありました。じっと見つめる男性の目には薄らと涙も見え、この水仙の花を毎年咲かせてあげたいと言われていたのに心が打たれました。
 東北地方の遅い春は白い水仙の開花とともに訪れるということですが、水仙の春を想い浮かべると厳しい冬の辛さに耐えられるのだそうです。来春からは多くの方たちが凛とした水仙の花々に、亡くなられた親しい人たちの魂を重ねられるのでしょうか。
 北摂の地域情報誌『バーズアイ』5月号が千里山東の画廊喫茶「ル・パルク」などで配布中ですが、その10ページに俳優柳生博さんのご子息で園芸家の柳生真吾さんの「スイセンプロジェクト」のメッセージが紹介されています。「2012年の春、被災地にスイセンを咲かせたい! 黄色いビタミンカラーと香りで、春のエネルギーいっぱいにしたいんだ! そのスイセンの球根を日本中から集めたら、どんなに素敵なことだろうか!」との柳生さんのブログから引用されています。
 その主旨は、東北地方では水仙が春の訪れを告げる花ということと、花は人の心を癒してくれる優しい力があり、その球根が日本中から送られて来るということは、変わらない復興支援の励ましの声になるという提案です。そのプロジェクトは園芸家や花を愛する人達の自己満足に終わるのではなく、地元の住民と一緒になって行い初めて成功といえると考え、自ら地域の新聞社や行政を訪ね賛同を得ています。
 僕も近くの月が丘の急坂を上りきった草地に水仙が咲いていたのを確認していました。もうそこには初夏の雑草が鬱蒼と生えていましたが、秋に球根を少し掘り当ててプロジェクトに送らせて貰おうと想っています。

『バーズアイ』5月号10ページの記事

【追記】水仙の花をテーマに東日本大震災・津波復興支援ソング第2弾『水仙の咲く丘に君がいて』を作りました。最初に作った歌『音 ― Standing Day ―』のプロモーション映像もYouTubeでご覧頂けます。

東日本大震災・津波復興支援チャリティーソング にご協力お願いします!

 音 -Standing Day-
 コバタイサオ
 LIP-FLY

千里山みどりプロジェクト

2011-05-22 23:49:30 | 千里山花物語り

 今日は午後2時からちさと図書館の旧・木造校舎復元教室の多目的室で行われた、「千里山みどりプロジェクト」の集まり(毎月1回、5月から7月に3回連続で開催する講座の1回目)に参加させて貰いました。「千里山みどりプロジェクト」は「みんなで千里山のまちづくりを『みどり』の視点から考え提案します」という住民グループです。千里山駅からちさと図書館の前を通り佐井寺に向かうコースが、千里山・佐井寺線という吹田市都市計画道路になっており、その周辺地域を始めとして広く千里山の緑彩や水など住環境をテーマにされています。
 今回はスライドを使って明治・大正から昭和・平成へと移り変わる時代の中で、千里山の生活や風景がどのように対応してきたのかを、昔の写真資料などを見ながら振り返ろうという内容でした。近畿大学で都市・まちづくり環境系の研究をされている住民のTさんがレクチャーされ、途中参加者の話なども自由に交わしがら楽しく研修しました。地域情報サイト「千里山.NET」のコンテンツを作成する時に、僕もいろいろ情報収集をさせて貰いましたが、まだまだ初めて見る古い写真などもたくさんあって面白かったです。
 次回の集まりでは、まち歩きと合わせて簡単な千里山検定クイズなども考えて、参加者に楽しんで貰おうとグループでは話されていました。また自治会掲示板などで「千里山みどりプロジェクト」の告知案内を見られたら、一度気軽に覗いて見られてはいかがでしょうか。

ツバメの巣

2011-05-14 23:48:23 | 千里山花物語り

 千里山の仕出し屋食堂の「魚伊」でお昼ご飯を食べて、駅前のカフェ「CARDI'S CLUB COFFEE」に行こうと坂を下りていく途中、今年初めてのツバメを見ました。看板の裏の辺りで巣を掛ける場所の物色をしているのか、電気のコードに停まって僕の方を見下ろしていましたが、シャッターの音に警戒したのか直ぐに飛び去ってしまいました。
 早速カフェに入ると、水を持ってきてくれた笑顔が可愛い女性スタッフにツバメのことを話します。
 「横の建物の上の看板の裏に、ツバメが巣を作ろうとしてたよ」
 「本当ですか、楽しみです!」
 「写真を撮ったので見せてあげる」と、僕は携帯電話の写真を閲覧モードにしようとして、その操作がよく解らずにボタンをいじくっていると、データ・フォルダに入っていることを彼女が教えてくれました。でもそこには入っていないようでなかなか見つけられません。
 「また見つけておくので、エスプレッソ・マキアートお願いします」
 結局マイクロSDのフォルダの方にツバメの写真データは入っていました。でも画面を拡大していくとツバメが写っている部分が隠れてしまい上手く見られません。先ほどの女性スタッフを手招きして、携帯画面を見せながらこの辺りに写っている筈なんだと言うと、彼女は微笑しながら造作もなくスクロールしてくれました。
 僕は携帯で撮った写真はパソコンでしか見ないので、携帯だけの操作には余り詳しく無かったのですが、「おじさんは駄目やなあ」と小さなプライドに傷みを感じながら言うしかありません。そんなことを気にも掛けずに彼女はもう一度「楽しみにしてます!」と言ってテーブルを離れていきました。

春雨と新緑

2011-04-24 23:55:41 | 千里山花物語り

 東日本大震災の重みを僕らも感じているからと想いますが、千里山の桜も満開にそれほど嬉しいということも無く散ってしまいました。やはり人の心には他の人達の幸せの光と影が大きく影響しているのだと改めて感じています。最近では被災地域の方達が逆に桜の花見を企画し、交流することで元気を出し合おうという映像も見られました。少しずつ前に向かおうとしている心の強さを想います。
 昨日、出始めた桜の新葉に春雨が冷たく降る第1噴水広場に久しぶりに入ってみました。コンビニから出た僕の目に雨に洗われた新緑が余りにも美しく映ったからです。
 この噴水の下にも100トンの防火水槽が蓄えられていると、先日まちづくり協議会で開催した「千里山桜ウォーク」で教えて貰いました。千里山の近くにも活断層が通っている場所があるとも説明されました。海岸からは遠く津波の心配はしなくても良いとはいえ、内陸の活断層は至る所に網の目のように巡っているようです。先月来危機を身近に感じているからでしょうか、住民ボランティアで植えられた花壇に、チューリップが何本か咲いて彩りを添えているのがまた愛おしい感じです。

桜の撮影巡り

2011-04-08 23:44:08 | 千里山花物語り

 先日、千里山駅のホームに一眼レフ・カメラを携えた一団を見ました。少し離れたところで耳を澄ませていると、どうも桜の撮影スポットを阪急電車の路線に沿って探しているようでした。その時はまだ駅の桜並木は5部咲きくらいでしたので、とりあえずカメラは向けていましたが後日改めて回ってくる様子です。
 今年の千里山の桜は、団地の並木通りが再開発工事のために伐採されてしまったので、片側の駅ホームの桜の木だけになり改めて物足りなさを感じています。新しい建物が出来るまで住民が仮住まいしている桜坂周辺には、まだ3分の1ほどの桜木が残っていますがそれも後何年見られるか分かりません。
 千里山では桜並木は寂しくなってしまいましたが、阪急千里線の沿線には桜並木が見られる場所がとても多いです。万博公園の桜を見に行く人達でしょうか、その日は山田駅からモノレール乗り場へと向かう通路にも、バックパッカー姿が多く見られました。

・往年の千里山の桜景色は「千里山.NET」でご覧になれます。

桜の字の意味

2011-03-31 23:55:25 | 千里山花物語り

 これから暫くの間は自転車のようにゆっくりと進んでくる高気圧に覆われ、春らしい穏やかな天気が続くという週間予報です。桜の開花ももう直ぐ聞こえてきそうな陽気ですが、その「桜」の文字の成り立ちが読んでいた本のコラムに書かれていましたのでご紹介します。
 その本は『楽譜の読み方』という、楽譜やスケールそしてコードなど初級向けに書かれた音楽基礎理論書です。その中で日本音楽に使われていた用語の変(へん)・嬰(えい)が、♭(フラット:半音下げる)と♯(シャープ:半音上げる)に当てられていますが、その「嬰」という字は2つの貝の下に女と書かれており、それは初めは耳飾りを付けた女性を意味したそうです。それが後に転じて「嬰児(みどりご)」として生まれたばかりの赤ん坊を意味するようになりました。
 さて「桜」という字は元々は「櫻」と書かれますが、木に「嬰」がついたものです。この「嬰」は丸い耳飾りのような実のことで、サクランボが生る木という意味です。昔の人は「花より団子」ならぬ「花よりサクランボ」だったということでしょうか。

※ 明日の4月2日(土)千里山まちづくり協議会が「千里山桜ウォーク」を行いますのでご参加よろしくお願いします。

CD付き やさしくわかる楽譜の読み方
クリエーター情報なし
ナツメ社

桜の蕾も膨らんで

2011-03-24 22:05:24 | 千里山花物語り

 昼食を摂りに千里山駅の方に緩やかな坂を下っていくと、阪急タクシーの待機車庫を覆う桜の枝が目の高さに見られます。近頃は毎日その蕾の状態を観察しながら通っていますが、最近はまた一段と膨らみが大きくなり薄いピンクの花弁が透けているのもチラホラ見られるようになりました。
 先日の夕方のお天気ニュースで奈良と京都でウグイスの初鳴きが報告されていましたし、高知県ではすでに桜の開花が見られたということも言っていました。その後また寒の戻りがあったのでピンクの花弁も頭を引っ込めてしまったようですが、この冬のような寒さを過ぎて週明けに暖かくなれば、千里山でも桜の開花宣言できる準備は済んでいます。
 昨年は開花後に寒くなりまた雨も降らなかったので、週末の花見など2週間にわたり桜を楽しめました。長い冬を耐えてやっと花開きパッと散るのが潔くて美しいとされる桜ですが、桜の蕾の膨らむ頃に希望のようなものが感じられて、春を待つ人の気持ちには一番良い時間のような気がします。

椿の蕾の枝

2011-03-15 22:36:19 | 千里山花物語り

 先日千里山キリスト教会の下の道を歩いていると、赤い椿の蕾がついた枝が一本落ちていたので拾って帰りました。高い石垣の上を見上げても椿の木らしきものは見えなかったので、誰かが何処かから落として行かれたものと想像しました。
 帰宅して細長いグラスに枝を差し、パソコンのディスプレーの前に置きましたが、倒れて水がキーボードに掛かりそうでかなり危険な感じです。蕾の重みが掛かる反対側のグラスの底に、両面テープを貼ってみましたがやはり不安定でした
 そう言えば昨年の桜の蕾の季節に下を走る高い車に折られたのか、蕾を付けた桜の大きな枝が垂れ下がっていたのを拾ってきて、暫くの間ベランダで活けて開花させたことがありました。たかが桜の枝ですが散華するまで美しく生命を全うさせてあげた感慨がありました。今回の椿の小さな蕾の枝も花開くまで枯れないでいて欲しいと、パソコンでのデザイン・ワークの合間にも見守っていました。
 一週間くらいして椿は綺麗に花開き、2日後に突然落ちてしまいました。椿の花は首が落ちるようで縁起が悪いと言われますが、落ちた花もなかなか風情があるものでした。

千里山神社の梅花

2011-02-27 16:24:25 | 千里山花物語り

 今年のお正月は帰省していて千里山神社の初詣に行けなかったので、先週末の春祭(2007年2月)では梅を観に行くのも良いかなと想っていたのですが用事が出来ました。
 現在建て替えにともなう再開発工事が進んでいる千里山団地ですが、美しかった桜並木と一緒に何本かの早春を運んでくれる梅の木も切り倒されてしまいました。特に千里山駅から月が丘に続く道路沿いに生えていた大きな白梅の木が、この季節のまだ肌寒い空気の中で春の気配を感じさせてくれました。今年になってその姿が見えなくなってみると余計にその存在感が大きかったことを想います。これから一月後桜の開花の頃になればどれ程の物足りなさを感じるのか想像できません。
 そんな喪失感を埋める想いで千里山の頂きにある千里山神社を訪れると、氏子代表の藤木さんの奥さんが枝葉や梅の落花のお掃除をされていました。
 「静かでホッとしますね」と縁側に腰を下ろし梅を眺めます。
 「紅梅がちょうど満開ですが、まだこれから次々に咲きますよ。春祭の時にはまで余り咲いてなかったので今が良い季です」
 「春祭は来たかったのですが用事で‥‥。やっぱり梅の花も見ないと桜を迎える気になりません」
 囲いの立ち木の葉群の中に鳩が巣を掛け子育てをしていると教えて貰いました。巣があるのですが良く分からずにいるとちょうど親鳩が帰って来ました。
 「野生の鳩のような色をしていますね」
 「街鳩とはちょっと違っているようですね」
 後一週間くらいは観られるのでしょうか、千里山の静かな頂きを訪れてみませんか。

公園の酔芙蓉の剪定

2010-11-29 00:01:06 | 千里山花物語り

 秋口にブログにも紹介し色々と楽しませて貰った、千里山の小さな公園に咲く酔芙蓉の木が剪定されてこんなになっていました。緑彩保守の作業員の方が手入れをされているのを横目に見ながら、駅前の辺りに出掛け夕方になった頃に再び通りかかると‥‥。
 ビックリして近くに寄って見ていると、白い犬を連れた女性が公園に入って来られました。
 「すごく刈り込むんですね」
 「酔芙蓉も来年また大きく広がります」
 「酔芙蓉と言うんですか?」
 「はい、朝は白い花で、お昼頃から夕方になると紅く染まって、まるで酔ったようになるんです。夜になると萎んで一日花と言われています」
 千里山では桜の並木やちさと図書館の楠木などが大胆に剪定されて、その作業を初めて見た時は誰でも驚きます。電線との接触防止などもあると想われますが、それほど刈り込まれても翌年になるとまた力強く枝葉を張る姿を見ることができます。以前テレビでダム湖に沈む村のシンボルともなっていた大桜を高地に移植する時に、大きな枝葉は刈り込まれすっかり幹だけにしていました。地域の人達が見守っていた翌春、無事に新芽が出た姿は感動的でした。
 剪定は無駄なエネルギーを使わせずに、樹勢を活性化させる一つの手法なのでしょう。日本では普通11月から2月にかけて行われるようです。

※ 酔芙蓉の剪定の時にできる枝を挿し木して増やす方法が、こちらのサイト『酔芙蓉を増やそう!』に詳しく載っています。

車窓の紅葉

2010-11-20 00:01:25 | 千里山花物語り

 大阪からの帰り阪急千里線の電車で、千里山駅で降りずに乗り過ごしてしまうことが結構あります。後3駅目の北千里駅が終点なので、少しホームで車内で待っていると直ぐに引き返して来れるので気にせずに本を読んだりしているのですが‥‥。
 今日も乗り過ごしてしまい本にも飽きたのでぼんやり車窓の紅葉(北千里)を眺めていました。千里地域の嬉しいところは街路樹や個人住宅など緑彩が豊かなことだと思いますが、千里線に沿って走る道路の桜並木も、桜の花の季節よりも秋の色着いた窓景が風情が合って僕は好きです。
 引き返す時には阪急山田の紅葉も、午後の逆光の中で携帯写真は上手く撮れなかったのですが、流れる紅葉の美しさをしばし楽しむことが出来ました。
 帰り着くと向かいのホームに千里山駅の紅葉が今秋も“満開”です。そして今更ながら千里山団地の50年を経た桜並木が見られなくなったことへの喪失感があります。現在、団地の解体・造成作業が進んでいる東改札口周辺ですが、また何十年かの後には美しい緑彩と紅葉が復活することを願い工事を見守るばかりです。

桜の紅葉

2010-11-11 00:24:54 | 千里山花物語り

 千里山の桜も秋の深まりとともに少しずつ色付き、舗道の上にもちらほら落ち葉が見られるようになってきました。
 先日、マンションの廊下脇の電話アルコーブに飾っていた造花を、これもイミテーションの紅葉の木枝に交換しました。その周りには本物の桜の落ち葉を散らせて置きます。今年の落ち葉はまだ拾って来てなくて、昨秋に飾っていたものを使っています。落ち葉は一年の間に乾燥が進みとても軽く、玄関を開けると流れる僅かの空気の動きでもカサカサと音を立てて動きます。
 京都・大原で築100年の古民家に暮らす、ハーブ研究家の英国人ベニシア・スタンリー・スミスさんのライフスタイルが、NHK朝のワイド番組「あさイチ」で紹介されていました。その中で秋のハーブ・ガーデンの美しさを、多種の花々の彩りだけではなく、散華した後の花頭(種子)や枯れ葉の黄金色にも感じると話されたのが印象的でした。
 『葉っぱのフレディー』でもテーマとなっていますが、紅葉の美しさにはやはりその生命の営みの意味が秘められているのを感じます。

グリーンBOX

2010-11-03 00:01:02 | 千里山花物語り

 千里山駅の東改札口を出たところにある、阪急千里山マーケットの駐輪場横の土手一面に、青々とした朝顔が花を開き、色味の少ない冬に向かって通行人の目を楽しませてくれています。
 ふと気付くとその朝顔の蔓葉に絡まれ埋もれるように、金属ネットのゴミ箱が隠れていました。気付かれなければゴミを捨てることも出来ないのではというツッコミは別にして、捨てられたゴミが見え難いことで街の美観に良いということが言えると思います。
 また、最近はゴミ箱への放火やタバコの吸い殻などが懸念されており、街の中にゴミ箱が据えられることも少なくなり、住民や通行人にとっては不便なことにもなっています。その為もありコーヒー・ジュースの空き缶やタバコの吸い殻などが、まだ一部の不心得者により時々道端に捨てられているのを見ます。
 このグリーンBOXは例えば放火されたとしても、生葉の湿り気などにより燃え広がり難いのではないかと想われます。朝顔の花彩の癒しでそのような悪しき心を芽生えさせ難い効果も期待できるのではないでしょうか。
 以前ストリート・ファニチャーのデザインワークをしたメーカーに、このようなグリーンBOXを提案するのも面白いかも知れません。