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長期滞米研究者ネットワーク

管理人たちの日記

Job interview

2007年03月02日 | Miso の日記
うちのdepartmentは現在recruit中です。
先週candidateの一人がinterviewに来ました。
去年は自分が審査される側だったのに、今年は反対なんだなあ、と感慨深いものが。
自分が最後のinterviewerだったので、2時間近く話してしまった。
ちょっと疲れてる人に悪いことしたかなー。

その後の後

2006年08月04日 | Miso の日記
家が見つかりました!
前のよりいいやつが!
もう今月末には引っ越しです。
7月1日からは晴れてAssistant Professorになりました。
まあまだCaliforniaにいるんですが。
来週には最初の給料が入ります。
ここまで長かった......
あと一踏ん張りや。

みそ

苦い教訓

2006年06月18日 | Miso の日記
なんと4ヶ月以上のご無沙汰でした。
この間にいろいろありました。
当初の予定では7月1日より新しいラボをスタートする予定でしたが、すっかり狂ってしまいました。
4月にhouse hunting tripに行き、気に入った家にofferを出しました。
その後もすんなりいき、contractにサインしました。
後は5月頭にhouse inspectionに立ち会う予定だったので、ついでに新しい職場の研究者に会いにいこうと思いたちました。
そこでChairに予定を連絡したんですが、こんなメールが帰ってきました。

Miso: Please do not sign any final house papers. We still do not have final approval of your appointment from the President of the University. I do not know what the hold up is but I am checking.

なんだこりゃ、と思って早速電話すると、何が起こっているんだかよく分からない、と言う。
で、'should I worry about it?'、と聞いたら、'I don't know'。

次の日さらに、

Miso: As I tried to tell you on the phone, things are very bad here. In addition to the Dean not yet signing your appointment, Dr. XXXX most likely will leave before September and it appears that we will not be able to do any renovations in the new building. I will have no hard feelings if you reconsider taking an appointment here (assuming it is signed off) and will help you all I can. We will talk in more detail next week. I am very sorry about all of this.

これで慌てました。
私の現在の職とvisaは6月の終わりで切れてしまうので、このappointmentが遅れたりすると大変なことになります。
早速今の職場に掛け合って、職とvisaの延長の申請を始めました。
さらに新しい職場のappointmentは9月に送らせるように要請。

大体この職がapproveされる可能性があるのかどうかも怪しくなってきました。
そこで向こうの知り合いに連絡して、いったい何がどうなっているのかを探ることに。
その知り合いはなんと直接Deanに電話して、状況を確認してくれました。
その結果、単に処理が遅れているだけで、Deanはサポートしているということが分かりました。
その直後Chairからもメールが。

The dean has signed your papers, so that is a step in the right direction.
so the only concern is that we have is a reasonable lab for you to work in. I am confident that will happen now. But the final decision on the acceptance of it is in your hands.

一体なんなんだ、と言う思いのまま、とにかく週明けに新しい職場を訪問しました。
いろいろ話した結果、一番の問題は新しいビルのrenovationが大幅に遅れており、さらにコストも超過してしまっていること、そのため期待していたrenovationすべてはできなそうだということ、Chairはこの問題でDeanとfacultyの間に挟まってテンパっていたらしいことなどが分かりました。
要は私のappointmentは全くの別問題であったが、なんとなくこの状況に巻き込まれたらしい。
なんなんだ、まったく。

これに伴ってvisaの申請を変更したり、もう雇うことが決まっていたtechnicianに連絡したりと大変でした。
もっとややこしかったのはサインしてしまった家。
しかしこれもrealtorががんばってくれたのと、sellerがいい人だったこともあって、無事何事もなくキャンセルできました。

その後Deanはappointmentを承認し、後はPresidentのサインを待つのみという状況になり、これで一件落着、と思っていました。
しかし甘かった。

私はAmerican Heart Associationのgrantを現在持っていますが、これはregionalなものなので持っていくことができません。
そこで同じグラントに、新しい職場の地区で応募しました。
これは上記のごたごたの前だったので、start dateを7月1日にしていました。
ただ現在持っているgrantのinstructionによると、start dateは変えられるとのことだったので、問題ないだろうと。
そしてDeanが私のappointmentにサインしたというメールの翌日、AHAからスコアが届きました。
Percentile scoreは5.8だったので、これは間違いなくとれたなと思いました。
そして翌週には正式な採用通知がきました。
その時点で判明したことは、なんとこの地区ではstart dateが変更できない、という事実でした。
AHAの事務に電話して事情を説明したんですが、7月1日にgrantをactivateするか、あきらめるしかない、と言われてしまいました。

すぐに新しい職場に連絡して、再度start dateを7月1日に変えるよう要請しました。
もうだんだん訳が分からなくなってきましたが、彼らもがんばってくれて、すぐにVice President of Academic Affairsからのapproval letterをもらってきました。
これで職の方はほぼ大丈夫でしょう。

ただし現在の職場をすぐに去るわけにもいかないし、大体lab spaceはまだできていないので、実際に7月1日から向こうで働くことはできません。
そこで9月までは現在の職場で働けるように掛け合ってもらっています。
Chairは既に了承していますが、Academic affairsの承認をもらわないといけません。
大丈夫だと思いたい。

さて最後の問題はvisa。
これを書いている時点でまだapproveされていません。
Premium申請に切り替えたので、間に合ってくれることを祈っています。
ただしImmigration lawによれば、H1Bの場合、新しい職場がpetitionをfileした時点で、雇用を開始できるとのことなので、特に問題はなさそうです。

まあよかったことと言えば、grantが取れたのと、Chairがお詫びの印に給料上げてくれたことかな。

あー疲れた!

みそ

Lab startup - 1

2006年01月28日 | Miso の日記
またまた3ヶ月のご無沙汰。
Offer letterにサインしてから3ヶ月。
予定のstart dateまで約6ヶ月。
ビザ(H1-B)の申請をやっと始めました。
すんなり行ってくれるといいんですが......
その他はprivate grantの申請を一つ終え、今持っているgrantでラボ用の品(泳動層とか)を差し支えない範囲でそろえています。
そうそう、将来のラボのweb site(http://home.earthlink.net/~hmisono/index.html)を作ってみました。
AppleのiWebを使ってみたんですが、簡単なコンテンツを作るのにはいいかも。
興味ある方は覗いてみてください。

みそ



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Second visit

2005年09月22日 | Miso の日記
みなさん、前回の日記に声援のコメントありがとうございました。
行ってきました、second visitに。
なんか妙に慌ただしいスケジュールでした。
聞いていた話では家族ずれで3、4日のスケジュールだったりするという話だったんですが。
私の場合はたった1日。
日曜の夜に着いて、月曜の夜に帰るという、大陸横断旅行者にはつらいものでした。
ちなみに月曜日のスケジュールはこんな感じ。

9:00 - 9:45 Tour of new building (with the chair of the search committee)
10:00 - 10:25 Dr. XXXXX XXXX, Dean of the school
10:30 - 10:55 Dr. XXXXX XXXX, Dept. Physiol (miso's request)
11:00 - 11:55 Chalk Talk
12:00 - 1:30 Dr. XXXX XXXXX, Professor and Chair
1:35 - 2:00 Dr. XXXX XXXXX, Dept. Physiol
2:00 - 2:45 Dr. XXXX XXXXX, Manager, Mass Spec Facility (miso's request)
2:50 - 3:15 Mr. XXXXX XXXXX, Associate Dean

前回の日記で、 top candidateかどうか分からないと書きましたが、どうやらそうだったようです。
オファーを出す準備があると言われましたから。

さてホテルまでは前回と同じで、自分でタクシー拾っていきました。
相変わらずお迎えなしです。
月曜の朝はSearch Committee Chairがホテルまで迎えにきて、その足で建設中のresearch buildingを見学に行きました。
新しいスペースはかなりいい感じで、心を惹かれました。
それと、案内してくれたおばちゃんがまたcharacterで、西海岸とは違う、東海岸のノリを感じさせてくれました。

さてその後はDeanとの面談。
同僚からは、普通Deanはもうあまり研究に関わっていないから、この間見に行った芝居がどうだったとか、そういう話になったりするので、変な面談になる、と聞いていました。
ところがこのDeanは私の論文を見てくれたようで、かなり「まともな」、scientificな質問をしてきました。
まあおかげで楽でしたが。

その後は、時間が余っているというので先週末に私が急遽リクエストした、新米Assistant Prof.との面談。
この日になるまで彼が時間を取ってくれるか分からなかったんですが、会ってくれることになったようです。
この人はDukuのMike Ehlersの所のポスドクだった人で、この7月からラボをスタートしました。
興味や方法論が似ているので、スタートアップのことや環境のことなども含めて、ちょっと話がしたかったんです。
なかなか気さくな奴で、いい顕微鏡を買ったことが分かったので、友達になっておこう。

そしてあっという間にchalk talkの時間。
持ち時間は1時間。
友人は1時間は短い、と言っていましたが、とりあえず現実的なもの、ambitiousなもの含めて、7つくらいの研究計画を持っていきました。
結果としては最初の一個も話しきれないで、時間切れ。
矢衾(ぶすま)のように質問が来て、それに答えるので精一杯でしたね。
これについてはまとめて書きたいと思いますが、かなり具体的に計画を考えておいてよかった。
かなりしゃべりまくって、なんか自分としては、messy、という感想でした。

さて次は、後から聞いた話によると、今回の目玉であるDepartment Chairとの面談。
この時点ではまだオファーを出す準備があるのかはっきりしていなかったので、最初はちょっと噛み合ない感じになりました。
こっちは割と当たり障りのないところから始めようかと思っていたのに、向こうは本当に来るのかどうかをはっきりさせたいらしく、今のところに残る気はないのか、なんでそんなにうちに来たいのか、という感じで話を進めてきました。
言質をあまり取られたくなかったので、最初はなんとかかわそうとしていましたが、最終的には興味があるからわざわざ来たんだ、具体的な話をしましょう、とstartupの話に進みました。
Wish listを渡していろいろ話しましたが、大体は受け入れられそうでした。
給料やその他のサポートもなかなか良い感じで、気に入りました。
この辺のことについてもあらためて詳しく書きたいと思います。

さてその後は私の興味で共通のmassspectrometry室を見学し、最後にAssociate Deanに会いました。
この人はMBAを持っているビジネスマネージャーという感じの人で、こういう人がAssociate Deanというのはかなり特殊だと思います。
この人からBenefitのことなんかの説明を少しだけ受け、あっという間にすべての日程が終わりました。

そして、前回 "I've heard good things about your seminar" と言って勇気づけてくれた事務のおばちゃん。
今回も、"I heard that your chalk talk was great!" と言ってくれました。
今となってはChairsの言葉よりも、このおばちゃんのコメントの方を信用しているので、これにはかなり元気づけられました。

そして今日......


Offer letterが来ました!
まだ受けるかどうか完全には決めていませんが、とりあえずほっとしたところです。
これからNegotiationを始めるので、その模様はまた報告しますね。

Miso

Job hunt - 経過報告

2005年09月09日 | Miso の日記
長らくのご無沙汰でした。
もう管理人とは名ばかりですが、職探しに少し進展があったので書き込む気になりました。
ほんとはリアルタイムに職探しの様子を書き込むつもりだったのですが、やはりあまりにホットな話題のため気が乗らなかったんです。
まだ職が決まった訳ではないんですが、まあ少しだけ光が見えてきたので。

実際applicationを送り始めたのは去年の10月頃から。
もう1年近くになりますね。
結果として30カ所に送って、interviewに入ったのが一つだけ......
まあ研究計画などは手を加え続けているので、今後ましな確率になることを祈ります。

さてその一カ所だけのinterviewについて報告します。
東海岸の危険度No.1都市にある某州立大学です。
4月の半ば頃にapplicationを送って、ちょうど2ヶ月後にinterviewへの招待が来ました。
普通はsearch committee chairが連絡してくると聞いていたんですが、ここは事務のおばちゃんがメールで知らせてきました。
結局interviewに行ったのは8月の頭。
空港にはお迎えはなく、タクシーでホテルまで行きました。
これもちょっと聞いてた話(普通お迎えあり)と違う......
とにかくinterview前日の夜に到着し、次の日の朝から面接開始というスケジュールでした。
こんな感じです。

8:30 -9:25 Dr. Xxxx Xxxxx, Professor
Dept. of Biomedical Sciences
Room 5-A-24, Ext. 6-2027
9:30 -10:10 Dr. Xxxx Xxxxx, Professor
Dept. of Biomedical Sciences
Room 5-E-24, Ext. 6-4219
10:15 ? 10:55 Dr. Xx Xxx, Associate Professor
Dept. of Biomedical Sciences
Room 5-A-26, Ext. 6-3250
11:00 ? 11:25 Dr. Xxx Xxxxxxx, Professor
Dept. of Physiology, School of Medicine
Bressler Research Building, Room 5-015, Ext. 6-2655
11:30 ? 12:50 Lunch (Graduate Students and Postdocs)
Room 5-E-14
1:00 ? 2:00 Seminar Room 5-F-19
2:10 ? 2:50 Dr. Xxxxx Xxxxxxx, Professor
Dept. of Pharmacology, School of Medicine
HSF I, Room 522B, Ext. 6-5833
3:00 ? 4:30 Dr. Xxxxx Xxxxxx, Professor and Chair
Dept. of Biomedical Sciences
Room 5-E-08, Ext. 6-0860
4:45 ? 5:15 Dr. Xxxx Xxxxxx, Associate Professor
Dept. of Biomedical Sciences
Room 4-E-02, Ext. 6-7257
6:30 p.m. Dinner
Brass Elephant Restaurant
924 N. Charles Street, 410-547-8480

見るだけで疲れますな。
もちろん2日目も盛りだくさんでした。
個人面談は、相手の研究に興味を持って聞けば何とかなると思っていましたが、問題はセミナーでした。
1ヶ月くらい前から準備を始めましたが、話を組み立てる際に、なるべく話のポイントを絞って、明確になるように心がけました。
あとはラボミーティングでポスドク、学生相手に最初の練習をして、そのあと同僚の、主にAssistant Professor5人に何度か聞いてもらいました。
おおむね好評でしたが、ボスに言わせると、'You don't want to give a good seminar, they (the search committee) like to hear a great seminar'、だそうで。
自分なりになんとか話を'jazz up'して、自信を持てたのは出発1週間前くらいでした。

さてinterview初日は、まずホテルにsearch committee chairが迎えにきました。
顔はweb siteで見て知っていたので、すぐに分かりましたが、ちゃんとしたサイトを持つことはこういう時に重要ですね。
この人は妙に気さくな人で、なんかいろいろ大学内の建物を説明してくれたり、中を見せてくれたり、親切で気が楽になりました。
最初に彼と少し話をして、オファーを出す前にsecond visitがあるとか、departmentのoverviewとかを聞きました。
その後の個人面談はまあ無難に進み、ランチになりました。
ランチは大学院生やポスドクと、セミナー室で取りました。
Interviewのオファーがあった時に、まあ教育にも興味があるんだということを示すためにも、一応こっちからこのアレンジをお願いしました。
このランチは、割とみんながシャイだったので、結構苦痛だったんですが、まあ一人一人の興味を聞いたりしながら、あっという間にすぎました。
さていよいよセミナーです。
また予想と違ったのは、意外と小さい、だいたい50人収容くらいの小さいセミナー室だったことです。
まあそれはそれで気が楽でしたが。
最初は2人くらいしかいなくてどうなるかと思いましたが、最終的には50席一杯になって一安心。
研究を通して(こっちから一方的に)知ってる顔が何人いたので、ランチの時にちょっと気に入った学生とその人たちに向かって話すことにしました。
セミナーは大体長くて50分くらいで終わるように作りましたが、途中で何度も質問が出て、時間内に終わるかどうか心配になりました。
最後のfuture planはかっとばして説明して、なんとか55分で話をおさめて、質問を入れてちょうど1時間でした。

この後の目玉はdepartment chairとの面談。
まあ特に問題もなく、大学のシステムとか、グラントの話とかをしていたんですが、予定の1時間半はどう考えても長すぎ。
話題がこの時点ではそんなにないです。
最後はもういいか、という感じでした。

そのあとの面談もまあ問題なくすぎ、いよいよdinner。
その町では割と高級なレストランに教授4人と一緒に行きました。
最初はなぜアメリカ人には超デブが多いのか、なんて言う話題で盛り上がりましたが、酒が入ってきたら大学内のゴシップ話になってしまい、余計なことを言ってもまずいし、とてもついていけませんでした(途中でsearch committee chairが少し心配になったのか、こいつはcandidateだぞ、といってほかの教授をたしなめていました。効き目はなかったけど。)

次の日も朝から面談でしたが、うれしかったのは、旅行の手配とかをしてくれている事務のおばちゃんが、'I've heard good things about your seminar'、と言ってくれたことでした。

あとは残りの面談と、いくつかのfacilityのツアーなどで時間が過ぎ、やはりあっという間に旅は終わりました。
この訪問を通して、面談では主に相手の研究の話をしましたが、search committee member(推定)との面談では、研究のどの部分を持ち出せるのか、department内のfacultyとの共同研究の可能性はあるか、など具体的な質問もされました。
後は特に永住権とNIHグラントが話題に上りました。
感じたのは、永住権は職探しをする前に行動を開始しておいた方がいいかもしれない、ということでした。
グラントに関しては既にprivateのものをいくつか取っていましたが、やはりNIH RO1は別格のようで、何度もまだ持ってないの?、と聞かれました。
私の場合は既にfaculty position (soft money)なので聞かれたんだと思います。

まあ総括すると、非常に有意義かつ'weird'な経験でした。

そして........
昨日second visitへの招待が来ました!
多分セミナーが予想以上に好評だったんでしょう。
再来週行ってきます。
まだchalk talkをしなくちゃならないので、どうなるか分かりませんが、少なくともdeanと会うことになってるので、今のところtop candidateだと期待しています。
結果は乞うご期待!

Miso

ポスドクの生き残り

2004年05月19日 | Miso の日記
いやー、今日は朝からまいりました。
私はfacultyとはいえまだmentorのラボに所属しています。
半独立のポジションというところです。
それでその彼はよくラボのことについて相談してきます。
今日は去年雇ったポスドク達のビザ更新時期がきたということで、さてどうしたらいいかということを話し合いました。
同時期に4人雇ったんですが(インド、韓国、ロシア、フランス)、その時彼は面接もせずにE-mailでのやり取りだけで採用を決めてしまいました。
私は少なくともproposalくらいは提出させて、それを見て判断すれば?、と言ったんですが、CVの見栄えはいいしみんな論文もそこそこあったので、深く考えずに取ってしまったようです。
約10か月経っての結果は、2勝2敗。
いや1勝2敗1引き分けかな。
ちなみに2敗は惨敗です。
まあとにかくその2敗をどうするかということを相談されたわけです。
私は、給料が無駄だしいらんのちゃう?、と言いましたが、そうしたら、"Brutal!"、と言われてしまいました。
でも私としてはずっとラボにいて彼らの仕事ぶりを観察してきたし、6ヶ月くらいなんとか教育しようとがんばってきましたが、もう無理です、というのが正直なところでした。
まあうち一人は質量分析だけはまともにできるので、彼としては残したいそうです。
それに次にくるのがましとは限らないし。
問題は残りの一人で、人の意見は全く聞かず自分の道を突っ走るタイプで、それでばりばり実験が進めばいいんですが、ゴールとは全く違う方向に突き進んでいき結局何も得られない、という困った君です。
結局午後に一人一人と面談を持ったようですが、ちょっと怖くてどうしたのか聞けませんでした。
ただ最後にボスが言ったのは、"juuuuuust wait until you have your own lab"、でした。
では。


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Accepted!!!

2004年05月18日 | Miso の日記
いやー、日記と言いながらひと月以上も間があいてしまいました。
論文を投稿してあったんですが、その返事が先月の頭くらいに来て、怒濤のreviseで忙しかったんです。
3人のreviewerのうちの一人がかなり実験を要求してきたんで、大変した。
一番困ったのが、"This is an easy to answer and important question....."ではじまる実験で、うちではいままでやったことがないので、始めたら1年くらいかかりそうなもの。
この野郎easyとか書きやがったらやらなあかんようになるやないか嫌な野郎だ、とかなり頭にきました。
結局、"What is easy for one lab may not be for others, and while we are gearing up for such studies, having never done these types of experiments before we are proceeding judiciously so that any results obtained will be reliable, reproducible and conclusive."、と書いて逃げました。
こいつはさらに、"The word 'dramatic' is over-used in the Introduction/Discussion."とか言ってきたので、あ敵かな、と思いました。
これに対しては、"We have (dramatically) reduced the use of the word “dramatic” in the revised manuscript."、と笑いを取りにいってみました。
結果は、"I think they've done a good job with the revision. I understand that this is perhaps not 'easy to answer' for everyone. It's a very strong piece of work."、という返事でした。
それを見たとたんに、何だいい奴やん、と思ってしまいました。
勝手ですな。
この論文はfirst autherかつ初めてのcorresponding authorとしてのものだったので、なんか、おわったーーー、という感じです。
あとはカバーが取れればばんざいです。
では。


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