今回はめでたく口頭発表である。めでたい理由の一つにはポスターをえっちらおっちら運ばなくてすむというのがある。最近はやりの1枚もののポスターだと丸めて1メートルくらいの筒になったりするので、学会の前後にあちこちまわるとなると邪魔そのものである。そんなわけで、ばみらとしてはパネルごとに分かれたポスターの方が好みである。先月のサンフランシスコでの学会ではラボのメンバーの作ったポスターを持っていくことにしていたのだが、出来上がったものが2メートル四方の1枚ものだったので、頭がくらくらした。
しかし、口頭発表も油断はならない。それはプレゼンソフトの互換性に問題があるからである。最近の学会ではスライドやOHPでのプレゼンはほぼ完全に廃止され、LCDプロジェクターにとって変わられている。ソフトはパワーポイントを使う場合がほとんどであるが、このソフト、互換性が非常に薄いのが問題である。一説にはソースコードが激しく汚くて、互換性を保ちたくても技術的に不可能なのだそうだ。だったらアップグレードすんなって。いらん機能が多くなるだけなのだから。というわけで、可能な限り自分のパワーブックをつなげてプレゼンすることにしているのだが、学会によってはそれもできず、サーバーにファイルを送って投影する場合もけっこうある。昨年のある学会では、ファイルをあらかじめメールで送ってサーバーに保存するというあらゆる意味で危険かつどあほうな方法を採用していた。ファイルは無事受け取り、投影も問題ない、という確認メールが来たのだが、当日直前にチェックしたところ、案の定正しく写らないオブジェクトがある。何が正しいのか知らない人がいくら確認したって意味がないのである。朝飯返上で最低限の変更をして発表に臨んだのだが、まったく思い出す度に腹が立つ。食い物の恨みは消える事はないのだよ、スティーブ、お前のせいだ。
さて、オーストラリアである。窓主導の国なのか、林檎主導の国なのか、ともかくPC互換のCDにファイルを焼いて窓XPでも動作確認をして、USBメモリーにもバックアップをとって、発表準備室に乗り込む。さすがはオーストラリア、なのか、さすがは参加費が高い国際学会、なのか、確認用にちゃんとパワーブックも並んでいる。パワーポイントも何種類かバージョンが揃っていて、最新のものでは正しく投影されなかったが、うまく作動するバージョンがあり事なきを得た。会場ではセッションのプログラムがスクリーンに投影されており、そこから各発表者のファイルにハイパーリンクが貼られ、投影係りがクリックするだけで、それぞれのファイルが正しくOSやバージョンを選んでオープンするという中々見ごたえのあるファイル進行であった。それにしても、バージョンが一つ新しくなっただけで、古い方で作ったものが写らなくなるというのはどうにかしてほしい。そろそろキーノートへの切り替えの時期であろうか。ちなみに今回はカナダのグループ一つだけがキーノートを使っていた。
しかし、口頭発表も油断はならない。それはプレゼンソフトの互換性に問題があるからである。最近の学会ではスライドやOHPでのプレゼンはほぼ完全に廃止され、LCDプロジェクターにとって変わられている。ソフトはパワーポイントを使う場合がほとんどであるが、このソフト、互換性が非常に薄いのが問題である。一説にはソースコードが激しく汚くて、互換性を保ちたくても技術的に不可能なのだそうだ。だったらアップグレードすんなって。いらん機能が多くなるだけなのだから。というわけで、可能な限り自分のパワーブックをつなげてプレゼンすることにしているのだが、学会によってはそれもできず、サーバーにファイルを送って投影する場合もけっこうある。昨年のある学会では、ファイルをあらかじめメールで送ってサーバーに保存するというあらゆる意味で危険かつどあほうな方法を採用していた。ファイルは無事受け取り、投影も問題ない、という確認メールが来たのだが、当日直前にチェックしたところ、案の定正しく写らないオブジェクトがある。何が正しいのか知らない人がいくら確認したって意味がないのである。朝飯返上で最低限の変更をして発表に臨んだのだが、まったく思い出す度に腹が立つ。食い物の恨みは消える事はないのだよ、スティーブ、お前のせいだ。
さて、オーストラリアである。窓主導の国なのか、林檎主導の国なのか、ともかくPC互換のCDにファイルを焼いて窓XPでも動作確認をして、USBメモリーにもバックアップをとって、発表準備室に乗り込む。さすがはオーストラリア、なのか、さすがは参加費が高い国際学会、なのか、確認用にちゃんとパワーブックも並んでいる。パワーポイントも何種類かバージョンが揃っていて、最新のものでは正しく投影されなかったが、うまく作動するバージョンがあり事なきを得た。会場ではセッションのプログラムがスクリーンに投影されており、そこから各発表者のファイルにハイパーリンクが貼られ、投影係りがクリックするだけで、それぞれのファイルが正しくOSやバージョンを選んでオープンするという中々見ごたえのあるファイル進行であった。それにしても、バージョンが一つ新しくなっただけで、古い方で作ったものが写らなくなるというのはどうにかしてほしい。そろそろキーノートへの切り替えの時期であろうか。ちなみに今回はカナダのグループ一つだけがキーノートを使っていた。