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古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

CRアラビアンハーレムEX1(京楽、デジパチ)

2013-10-17 18:06:48 | CRデジパチ

1996年(平成8年)に京楽から登場したCRデジパチ「CRアラビアンハーレムEX1」

 

当時、CRデジパチといえば「1/3&2回ループ」の爆裂タイプが主流だったが、ほとんどが通常確率1/400前後と「激辛スペック」になっていた。

そんな中、本機のマイルドなゲーム性はとっつきやすく、現金機を打つ感覚で楽しむことが出来た。「射幸性」の面からいえば、明らかに当時のフルスペック機はやりすぎの感があり、本機程度のスペックで十分だったと思う。

 

本機は設置率も高く、多くのホールで遭遇する機会があった。新宿「カレイド」「メトロ」、渋谷「マルハン」、高田馬場「コスモ」、中野「二楽」、町田「ゴードン」、百合ヶ丘「パーラー百合ヶ丘」、向ヶ丘遊園「ニューギンザ」、下北沢「ミナミ」…と、当時の実戦店を挙げればキリがない。バカ勝ちの記憶はないが、こまめに勝ちを拾う事が多く、相性は悪くなかった筈だ。

 

そういえば、この時期は何かと「アラビア」や「中東」をモチーフにしたデジパチや一般電役が、ホールで目立っていたと思う。「マジカルランプ」(奥村)、「マジックキャメルA」(ニューギン)、「フィーバーアラビアンDX」(三共)、「マジカルチェイサー3」(まさむら)、「CR魔法のランプ」(藤商事)といったアラビックな台が、95年~96年の一時期に、ポンポンと続けざまに登場した。まさに、当時の「流行り」であろう。時期は前後するが、94年の「CRアラビアンチャンス」(サミー、アレパチ)や、98年の「わくわく探検隊EX2」(ニューギン)なども、やはり「アラブ」繋がりといえる。

まぁ、古くは一発台の「アラジン」、ハネモノの「スフィンクスV2」「マジックーカーペット」「気まぐれピラミッド」、デジパチでは「ピラミッドX」、アレパチでは「アレジン」などもあり、昔から「アラビア物」はパチンコのネタにされやすかったが…。それは、パチスロも然りである(アラジン、スフィンクス、サハラ、ナイルパニック、黄金神、秘宝伝etc)。3-1号機「コンチネンタルI」のポスターにも、アラビア風な黒装束の女性が使われていた(当時のキャッチフレーズは、「誰も観たことのない新大陸へ」)。

 

また、本機は人気機種ゆえ、当時の地上波でオンエアされた各種「パチンコ番組」で、新台紹介されたり、対戦機種に選ばれたりする機会が多かった。 

☆テレビ神奈川「パチンコNOW」(MC:渡辺正行、アシスタント:中條かな子※)
・1996年8月3日(土)、「パチンコマル得講座」(解説:守ピーこと守屋彰二)
※初代アシスタントは斉藤絵里(91年10月~95年9月)、2代目は中條かな子(95年10月~97年3月)、3代目は菊池万理江(97年4月~98年3月)

☆テレビ東京「パチンコスタジアム」(名人編、旅情編※)(斉木しげる)
・1996年8月1日(木)、対戦機種(ゲスト:ブラザートム)
・1996年9月5日(木)、対戦機種(ゲスト:出川哲朗)
・1996年10月10日(木)、対戦機種(ゲスト:中村有志、ロケ地:「ピーアーク南行徳」)
・1996年11月14日(木)、対戦機種(ゲスト:藤森夕子、ロケ地:宇都宮「マドンナ」)
・1996年11月21日(木)、対戦機種(ゲスト:バカルディ、ロケ地:横浜市中区「グランド」)
※「パチンコスタジアム」は、バトル編(95年10月~96年3月)、名人編(96年4月~9月)、旅情編(96年10月~98年3月)の3部作。98年4月からは「今夜も千両(ドル)箱!」が新スタート。

☆日本テレビ「DAISUKI」(中山秀征、松本明子、飯島直子)
・1997年1月11日(土)、対戦機種(ゲスト:田代まさし、ロケ地:中央区新富「パチーノヒノ」)
※ダイスキ・パチンコ対決リストはコチラ
http://blog.goo.ne.jp/selfconfide777mc/e/0c6c9b813d4c23b89c2ac6df13575483


(本機のスペック)

★賞球…5&15

★大当り確率…1/257

★最高16ラウンド継続、出玉…約2300個

★大当り図柄…0~9、アラジン、ラクダ、魔人、ランプ、王女の15種類

★確変機能搭載…3、7、アラジン、王女の4図柄で当ると、次回までの確変に突入(ループあり)

★確変突入率&継続率…4/15(平均連チャン回数=約2.3回)


(確変図柄)

★確変大当り時は、1/2で確変図柄がダイレクトで揃うが、1/2は単発図柄から再始動で昇格。また、通常図柄が揃うと必ず再始動するが、通常⇒通常の再始動パターンも多い。但し、確変図柄が揃って再始動する事はない。なお、再始動前の図柄(ダミー図柄)は、再始動用カウンターによって決定され、「4、9、ラクダ、魔人、ランプ」の5図柄がダミーに選ばれ易い。

★確変中の大当り確率…1/64.3

 

★時短機能も搭載
・確変終了後は50回まで、単発大当り後は20回までの時短に突入
・50回時短中の連チャン率…約17.7%、20回時短中の連チャン率…約7.5%

★小デジタル確率…1/2(通常時、確変時、時短時とも) 

★小デジ開放時間…通常時=約0.2秒、確変・時短時=約2秒

★小デジ変動時間…通常時=約29秒、確変・時短時=約2秒(保留有)or約5秒(保留無)

 

★リーチアクション

ノーマル、アラジン、魔人、王女の4種類が存在。デジタル停止順は左⇒右⇒中。

・ノーマルは、中デジタルが通常スクロール。大当りの手前1コマ~1コマ先にかけてスローとなる。ハズレ停止後に再始動する「2段階アクション」が起これば、必ず大当りする。

 


・アラジンリーチ…ノーマルから発展。スロー1周後、画面上から主人公のアラジンが登場。画面左下から図柄を見上げ、最後は中デジに向け火を噴いてデジタル停止。停止範囲は、大当り図柄―2コマ~+1コマ。

 


・魔人リーチ…ランプから巨大な魔人が登場。デジタルの背後で両手をかざし、中デジタルの図柄を1枚づつ爆発させていく。突入タイミング及び中デジの停止範囲は、アラジンリーチと同じ。)

 


・王女リーチ…リーチ後すぐに画面が切り替わると、このリーチとなる。デジタル背後に王女が現れ、中デジの図柄を手で掴んで前後に動かす。大当り図柄若しくは+1コマで停止。打ち手をジリジリさせる、非常にアツいアクション。)

 

★各リーチの信頼度(通常時、確変時、時短時で異なる)

ノーマル…通常時0.95%、確変時100%、時短時100%
ノーマル2段階…鉄板
アラジン…通常時8.57%、確変時27.3%、時短時8.57%
魔  人…通常時15.0%、確変時41.4%、時短時15.0%
王  女…通常時42.9%、確変時75%、時短時42.9%

※上記の信頼度は、通常図柄、確変図柄トータルの数値。実際は、図柄により信頼度が異なる。

・図柄別のリーチ信頼度(通常時)

通常図柄…ノーマル1.12%、アラジン9.97%、魔人17.3%、王女47.0%
確変図柄…ノーマル0.48%、アラジン4.48%、魔人8.11%、王女27.3%
(確変大当り時は、1/2が通常からの再始動なので、確変図柄のリーチ信頼度は低め。)

 

★予告アクションについて

(A)連続スベリ

右デジタルが停止する直前、「プォーン」という効果音と共に、大きくスベる時がある。この「スベリ」が連続すると大当りのチャンス。連続スベリ発生時は、20%(1/5)※で大当りが期待できた。

(論点)信頼度20%の根拠

本機には、連続スベリ発生専用の内部カウンター(連続スベリカウンター)が存在。

連続スベリカウンターの範囲は、「0~256」の257コマ。保留玉が点灯した状態で、このカウンターが特定の5つの数値(3、33、77、111、222)を取った場合、通常時はさらに「1/2」の抽選をパスすると、点灯済みの全保留玉がスベリを伴う。そして、最後の保留玉で大当り若しくはハズレリーチとなる。一方、確変時及び時短時は、スベリカウンターが上記の値を取れば、「必ず」連続スベリが起こる。

この連続スベリカウンターは、「大当り判定カウンター」(やはり「0~256」の257コマ)と、移行コマ数及び移行スピード(周期)が全く同じで、内部で完全に「同期」していた。つまり、二つのカウンターが拾う数値は、常に「同一」だった。

本機の大当り判定値(通常時)は「3」だが、大当り判定カウンターが「3」を取る時、同期するスベリカウンターも必ず「3」を取る。また、連続スベリ発生時、スベリカウンターの値が「3」である確率は単純に1/5である。よって、通常時の連続スベリは、1/5(20%)で大当りが期待できた。

一方、スベリカウンターが「33、77、111,222」(ハズレ)の値を取った場合、連続スベリは起こるが、最後にハズレリーチが掛かってハズレとなる(ガセ連続スベリ)。これは、「33、77、111、222」の数値が、いずれも大当り判定カウンター上では、「ハズレスーパーリーチ」となる値だからだ。

なお、本機のスベリには、上記の連続スベリの他に、「単発ガセスベリ」も存在する。これは、連続スベリとは別に存在する、「ガセ演出」である。保留非点灯時に、ハズレ停止の1/8及びリーチ発生時の1/2で、右デジタルに連続スベリ時と同様のスベリが発生する。

この単発ガセスベリが「たまたま」連続すると、あたかも「連続スベリ」が発生したと勘違いしてしまうが、連続スベリの最後にリーチも大当りも来なければ、それは単発ガセスベリが連続しただけである。

 

(B)画面フラッシュ

デジタル回転時、液晶画面の両サイドが一瞬「ピカッ」と光る事があるが、このフラッシュが発生すると、その回転で必ず大当りする。

これは、内部的に大当り判定をクリアすると「フラッシュ抽選」が必ず行われ、1/8の抽選(通常時)をパスすると、フラッシュ演出が起きた為だ。

よって、通常時は、「大当り8回に1回」の割合でフラッシュ演出を伴う。一方、確変時のフラッシュ抽選確率は1/32に下がっており、確変中のフラッシュ出現率は低い。



1 コメント

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Unknown (枠下蒼7)
2015-08-23 12:18:46
この台のコンセプトの一つに『3000円で一回のスーパーリーチ』がありましたね。
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