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ペガサス412(パル工業、3-2号機)小役抜き

2013-10-04 23:24:56 | パチスロ3号機

前回リクエストがあった、ペガサス412の「小役抜き」について。

 

 

昭和末期~平成初期のパル工業といえば、1号機以来の伝統である「ペガサス」を冠した機種が相次いで登場した。

1.5号機「ニューペガサス」(1987年)、2-1号機「ペガサスラビット」(1989年)、改修2-1号機「ペガサスラビットII」(1989年)、3-1号機「ペガサスEXA」(1990年)、そして3-2号機「ペガサス412」(1992年)という流れだ。

唯一、2-2号機「F-1」(1989年)にはペガサスの名がなかったが、筐体に描かれた真っ赤なレーシングカーが「跳ね馬」フェラーリを彷彿とさせて、ペガサスと全く「無縁」ではなかった。

また、初期4号機時代も、「ペガサスワープG」(1994年、4-1号機)「ペガサスワープR」(1994年、4-2号機)という具合に、パル工業は相変わらずペガサスに対する拘りを見せていた。

ただ、4-3号機の「C-51SP」(1994年11月認可、1995年2月導入)からは、同社の方針がガラッと変わり、ペガサスの名は全く使われなくなった。

その後の登場機種を見ても、「ビガー」(1995年、4-4号機)、「V-10」(同、4-5号機)、「パワーボム」(同、4-6号機)、「パワーゴリラ」(同、4-7号機)、「キングアロー」(同、4-8号機)、「スフィンクス7」(同、4-9号機)という具合である。むしろ、過去の「ペガサスの呪縛」から逃れようとする、強い意志さえ感じられた。

だが1996年、裏モノの開発・販売に会社ぐるみで関わった事が仇となり、パル工業は「ペガサス」を冠した新機種を出すことなく、「解散」の憂き目に遭う。

その後、2002年にラスターから「デートラインペガサス」、そして2003年にエマから初代ニューペガを継承した「ニューペガサスa」と相次いで登場するまで、「ペガサス」の名は封印されていた。 

 

あ、今回は小役抜きの話だったな… 

 

ところで、2~3号機時代のパル工業各機種には、特定の打法で割数アップ出来るものが、多く存在した。

2-1号機「ペガサスラビット」では、ビッグボーナス中に1枚掛けでプラム(ベル)を狙う「増やし」が可能だったし、3-1号機「ペガサスEXA」も、通常時の逆押しによる「チェリー複合役狙い」が有効だった。

そして何より、日活興業とパル工業との技術提携で生まれた2-2号機「ビッグバン」(1990年、日活)では、取りこぼしが多発する小役を逆押しで取りきる「小役抜き打法」が編み出され、プロやセミプロの懐を潤わせた(私はこういう目にも遭ったが…)。

このように、当時のパル工業(系)の台の多くは、リール配列上の穴を逆用した、れっきとした「技術介入性」が備わっていた。ただ、ノーマル台には通用しても、ひっくり返った裏モノには通用しないというケースもあった。

 

ペガサス412の場合、配列上、適当押しだとプラム以外の全小役(ベル、オレンジ、チェリー)を取りこぼす可能性があった。これを防ぐべく、通常時に特定箇所を狙う「小役狙い」が効いたのだ。

この打法、ノーマルはもちろんのこと、多くの裏モノ(上乗せVer、ダイナマイトVer、アニマルVerなど)にも通用した。ただ、前回紹介した「吸い込みVer」(ニューペガVer)では、In-Outの差枚数で天井を管理していた為、小役狙いは時間の無駄であった。

攻略手順はさして難しくはなかったが、本機で小役をキッチリ狙う一般客が意外と少なく、プロやセミプロにとっては「オイシイ」状況が暫く続いた。やはり本機は、「爆裂連チャン」目当てに座る客も多く、チマチマした小役狙いは軽視されがちだった。

しかし、その効果は非常に高く、ノーマル1000円当たりのゲーム数で比較すると、適当打ち時は約26ゲームだが、小役狙い時は平均38ゲームも回せた。一日のプレイ数で見るとその差は歴然で、たとえ設定1でも余裕でプラスに持って行けたのだ。

もちろん、小役確率を変えた裏モノもあった為、全ての店で同様の効果を見込めた訳ではない。ただ、それを考慮しても、本機の小役狙いは「効果絶大」だったといえる。 

 

(通常時の小役確率)※ノーマル、3枚掛け時

ベル(15枚)…高確率時=1/9.3、低確率時=1/14.7

オレンジ(10枚)…高確率時=1/5、低確率時=1/15.2

プラム(12枚)…高確率時=1/74.5、低確率時=1/455.1

単チェリー(2枚)…高確率時=1/16.5、低確率時=1/455.1

連チェリー(4枚)…高確率時=1/21.3、低確率時=1/455.1

 

(小役抜きの具体的手順)

順押し、中押し、ハサミ打ちなど複数の手順があるが、今回は「ハサミ打ち」の手順を紹介。基本的には、左でチェリーをフォローしつつ、ハサミ打ちで成立役を限定させ、中リールを狙い易くする。ビタ押し出来ずとも、オレンジとベルを双方フォロー出来る打ち方ならばOK。


(リール配列表)

 

★まず、左リールに「17番、16番、15番」(ベル、オレンジ、チェリー)を狙う。ビタ押しが苦手な場合、左リール切れ目の7(21番)を早めに狙う(タイミング押し)。次に、停止形に応じて右リール(チェリーの場合は先に中リールを押す)を狙い分けて、最後に中リールを押す(ハサミ打ち)。

以下、左リールの停止パターン別に手順を説明する。

(1)そのまま停止…中リールにもチェリーを狙う。単チェリーなら4枚、連チェリーなら8枚ゲット。

 

(2)1コマスベリ時…右リールには「3番、2番、1番」(ベル、プラム、オレンジ)を狙う。シビアに押さずとも、切れ目のBAR付近を大体で狙えば良い。


⇒オレンジテンパイ時は中リールにオレンジ、ベルテンパイ時は中リールにベルを狙う。中段ベルテンパイ時は、ほぼベル確定。プラムは引き込み100%なので、狙う必要なし。

 

(3)2コマスベリ時…右には「4番、3番、2番」(馬、ベル、プラム)を狙う。やはり、ビタの必要はなく、切れ目を早めに狙ってベルを出せば良い。


⇒左右でテンパイした図柄を、中リールにも狙う。なお、右に「ベル、プラム、オレンジ」が停止したトリプルテンパイ形は、高確率で小役成立となる。但し、この場合はベルとオレンジの両方をフォローする必要があるので、中リールには「14番、13番、12番」(ベル、オレンジ、7)の箇所を狙う。

 

(4)3コマスベリ時…右には「21番、20番、19番」(バー、7、プラム)を狙う。ビタでなくとも、21番(切れ目)のBARを引き込める範囲ならOK。BARがスベッて来ているので、REGの期待も持てる。


⇒BARとプラムの平行テンパイは、REGかプラムが必ず揃う。プラムは引き込み100%なので、中リールにはBARを狙う。オレンジ中段テンパイ時は、ほぼオレンジなので、中にもオレンジを狙う。

 

(5)4コマスベリ時…右に「20番、19番、18番」(7、プラム、オレンジ)を狙う。上段に7が大スベリしているので、ビッグの可能性も大いにアリ。


⇒7とオレンジのWテンパイ時は、中リールに「6番」か「12番」の7を上段に狙う。そのまま止まればBIG、ダメでもほぼオレンジが揃う。

 

※目押しが完璧の場合、上記のパターンですべて対応できる、一方、左の目押しが1コマ以上遅いとチェリーをこぼすが、その場合も他の小役をキッチリ狙う。

 

(6)左「オレンジ、7、BAR」停止時…右中段に切れ目の7を狙う(多少早めでもOK)


⇒7とBARのハサミWテンパイは、BIGorREGの二確目。中に切れ目を狙えばどちらかが揃う。ただ、バケを馬で揃えたい場合は、敢えてBARを外して次ゲームに1枚掛けで馬を狙う。オレンジテンパイ時は、中リールにもオレンジを狙う。


⇒右下段にBARがテンパイすると、バケ100%のリーチ目。ただ、ハマリ⇒この目を繰り返す事も多く、個人的には結構トラウマなリーチ目。

 

(7)左「ベル、オレンジ、7」停止時…右には「オレンジ、BAR、7」を狙う(2コマ早くてもOK)。


⇒右を早めに押した時、スベリを伴って7が下段にテンパイすればアツい。また、ベルやオレンジは単独テンパイとなるので、中リールにテンパった方の図柄を狙えば良い。中段オレンジテンパイはオレンジ濃厚。



2 コメント

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有難うございます (たろへい)
2013-10-05 13:01:40
早速、取り上げて頂き有難うございます(^_^)

僕は当初中押し、途中から目立つという理由で順押しのボーナスを成立プレイでは揃えられない手順で打ってましたよ。

この機種も温かった時代の代表でしょうね。
かなり簡単でしたから(^^)
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配列表を見て (毒天使)
2013-10-06 21:16:28
納得。


まったく記憶違いかガセネタだったわ。笑
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