まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

懐かしのドリンク

2016-09-12 03:12:11 | 昔話あれこれ

9月に入っても、まだ残暑厳しい日が続くが、皆様の体調は如何だろうか。
(最高気温が30度を切る日も、徐々に増えてきたが…)

そうそう、「アツイ」といえば、プロ野球セ・リーグでは広島カープが
25年ぶりのリーグ優勝を果たした。小学4年からカープファンだった
私としても、実に久々の快挙で嬉しい限りだ。今は無き後楽園球場で
高橋(慶)、山本浩二、衣笠、水谷、ライトルなどにアツイ声援を送った
昭和期のエピソードも、いつか記事にしたい。当時、大ファンだった
高橋慶彦の電光板での表示方法に、子供ながらに腹が立った記憶など。
(古いカープファンなら分かる話)

さて、私なんぞはこの暑い中、毎週末に健康管理の一環と称して、
2時間ほどのウォーキングをしている。一応、日差しの強い日中は
避けて、夕方4時辺りから開始するよう留意しているが。

このロング・ウォーキング、今まで「決意⇒実行⇒挫折⇒決意⇒」の
無限ループで、途中何度も断念しつつも、何だかんだで10年くらい
続いている。そのお陰か、体力の衰えが進む四十路半ばではあるが、
目立った体調不良もなく、そこそこ健康的な生活をキープしている。

最近は、ただ歩くだけだとつまらないので、徒歩で片道一時間の
大きな古本屋にわざわざ向い、到着後は休憩を兼ねて店内を徘徊、
ブログのネタになる本が無いか、あれこれ物色している。先日も、
漫画の棚に「トキちゃんのパチスロ万枚倶楽部」(石山東吉)や
「プロスロ」(畠山幸太郎、ガリぞう)など、スロ4号機絡みの
香ばしい本を発見。共に100円だった為、即購入した。いずれ
機会を見つけて、こういったスロ漫画も紹介できればと思う。

ところで、毎回2時間もウォーキングをすれば、当然に喉が渇く。
幸い、コース上には、自販機もコンビニも公園も至る所にあり、
水分調達には事欠かない。なるべく安い自販機で(500ミリの
スポーツドリンクが100円のお得な販売機も、幾つか抑えてある)、
渇きを覚えたら、その都度買うようにしている(熱中症は怖い)。

そんな時、「昔から、こうやっていろんなドリンクを買っているが、
いつの間にか、姿を消してしまった銘柄も多いな」と、ふと思った。

幼少期から中学、高校、大学、そして社会人と、人生の傍には必ず
「ソフトドリンク」の姿があった。心底「美味い」と感動したモノ、
ありきたりの味だが、定番ゆえに何度飲んでも飽きの来ないもの、
美味いか不味いか微妙なラインだったヤツ、明らかな失敗作など、
実に様々な清涼飲料が存在した。無論、パチ・スロの勝負時にも、
数々のドリンクが喉の渇きを癒し、気分転換にも貢献してくれた。

今回は、そうして私が「体感」してきた清涼飲料の中で、特に強く
印象に残るものを、幾つか紹介する。既に販売中止になった銘柄が
中心で「一風変わった」ものも多いが、いまだ健在な商品も含む。
販売開始順に並べたので、ドリンク史研究の一助になれば幸いだ。


・不二家ネクター(不二家、1964年~)
小学校時代の大好物(特にピーチ)。前も書いたが、地元の銭湯前にあった
自販機が故障して、100円でネクターを大量確保⇒隣のレモンスカッシュの
ボタンを押したら元に戻った思い出もある。今なお販売が続くロングセラー。

・スコール(南日本酪農協同、1972年~) 

炭酸入り乳酸飲料。緑の缶と白い中身が印象深い。程よく甘く、程よく炭酸も効いた
絶妙な味。類似商品も多いが、一番のお気に入りの一つ(カルピスソーダより好み)。
いまだ健在で嬉しい限り。


アンバサ・サワーホワイト(コカ・コーラ、1981年~)

前述のスコールやカルピスソーダの対抗馬として登場。これらの
ライバル商品よりも甘味や炭酸がすっきりしていて、飲み心地が
素晴らしく良かった。自分にとってスコールと双璧をなした存在。


・ピクニック(森永、1981年~)

今も販売が続く人気商品だが、かつてお世話になった四角い
ブリックパックは、代替わりで形も変わった。小学生の頃、
ヨーグルト味(ヨーゴドリンク)にハマり、ひたすらそれだけ
飲んでいた事もある。スイミングスクール(イトマン)の
授業終わりだったな。中学の自販機にもあって、その時は
「フルーツ」味にも傾倒していた事を思い出す。


・NCAA(サントリー、1981年~)

スポーツドリンクのハシリ。「頑張った人にはNCAA、頑張れなかった人にもNCAA」
のCMキャッチフレーズは有名。250ミリ缶を自販機で購入したり、水に溶く粉末を
スポーツ用品店で仕入れたりした(NCAAとゲータレードの二択で、よく迷った)。
小学、中学時代、野球に明け暮れた私には、何とも有り難い存在だった。
ストロー付ボトルに入れ、存分に凍らせてからバッグに入れて練習に向かう。


・スポーツエネルギー(ダイドー、1983年~)

コチラも由緒正しきスポーツドリンク。野球の練習帰りに、自販機で購入。
(当初は250ミリ缶)「スポエネ」の略称で長く親しまれ、後続商品も多く
登場したが、現在は製造中止。なお、定番のポカリスエットやアクエリアスも
当時からよく飲んだが、今でも普通に買えるので、さほど思い入れは強くない
(販売中止になれば別だが…)。


・セーフガード(チェリオ、1984~)

スポーツドリンクばかりが続いて恐縮だが、こちらも部活終りの
必須アイテム。中学の野球部時代とセットで記憶が繋がっている。
なお、同じチェリオの瓶ジュースも、学校近くの駄菓子屋で購入。
同社の炭酸飲料「ライフガード」は、高校の自販機で最初に飲んだ。
その自販機には、伝説のドリンク「ウィズユー・スイカソーダ」も
あったが、コチラはさすがに不人気だった…。


・サスケ(サントリー、1984年~)

いわゆる「コーラ系」飲料。「冒険活劇飲料」のキャッチフレーズ。白と黒の
市松模様の瓶が特色。味はドクターペッパーやチェリーコーク系。梅の風味も
多少感じられた。「ナニ?サスケ?」と、変なイントネーションで喋る神父の
CM(モノクロ映像)が、今なお記憶に刺さる。


・チェリーコーク(日本コカ・コーラ、1985年~)

サスケが出たら、こちらにも触れない訳にはいかない。ドクターペッパーを
さらに甘くした感じ。香りも強かったが、やたら中毒性が強く飲んでいた。
なお、ドクターペッパーも思い出深い飲料だが(かつて、晴海で「宇宙博」
が開催された折、初めて飲んで衝撃を受けた)、まだバリバリの現役の為、
今回は割愛させて頂いた。


・維力(ウイリー)(ポッカ、1987年~)

漢方系スポーツドリンク。「中国自然植物の不思議な力」のキャッチフレーズ通り、
不思議な味だった(率直に「マズイ」と評する者も多数…)。時代が早すぎたか。


・ストライカー(ヤクルト、1989年~)

バブル末期から出回っており、割と息の長い活躍を見せた。個人的には2002年、
町田で沖スロの「シオラー30」を打っていた頃、勝負終わりに駅前の自販機で
ほぼ毎日飲んでいた。飲み口スッキリのスポーツドリンク。美味かったなぁ…。

・ポストウォーター(キリン、1990~)

最初飲んだ時、好意的に評すれば「水とスポーツドリンクの中間」に思えたが、
悪く言うと中途半端で微妙な味だった(ライチ味)。だが、慣れると案外イケた。


ポカリスウェット・ステビア(大塚製薬、1990年~)

天然植物「ステビア」の葉が甘味料で、ダイエット用に開発された。
ただ、飲んでみると、元祖ポカリより、むしろ甘みが強かった印象。


・ジョルトコーラ(UCC、1990年~)

ビートたけしのCMでお馴染み(日本ジョルト党総裁、ビートたけしです)。
何もかも「濃」かった。駄菓子屋的な怪しさも感じる味で、炭酸もキツ目。


・ジャズイン(日本ペプシコーラ、1990年~)

当時割と珍しい、炭酸の入った紅茶。飲み口スッキリで好きだった。
これがきっかけで、「午後の紅茶」と「キリンレモン」を混ぜて
飲んだ事があったが、全然違う味で「二度とやるまい」と誓った。


・梅麗露(メイリールー)(アサヒビール、1990年~)

中国系清涼飲料。梅ドリンク的な風味と色。個人的に嫌いではなかった。
梅に山査子(さんざし)、甘草、ナツメ、桂花などを配合。CMのキャッチ
フレーズは「体の芯まで休みたい」。確かに癒される味に思えたが、実際
好みはハッキリ分かれたと思う。


・華茶果茶(かちゃかちゃ)(JT、1991年~)
「ハーフタイム」ブランド。無糖なのに、ほのかに甘い。ジャスミンティに
ライチ果汁を加えた味。まぁ、「甘い中国茶」がピッタリだった。’91年の
早稲田祭のパンフ裏に広告が出ており、気になってコンビニで買った事を
覚えている。正直、微妙な味であった(元々、ジャスミンティが苦手)。


・熱血飲料(サントリー、1991年~)

味よりもネーミングのイメージが強いが、甘さ控えめのグレープフルーツ系
スポーツドリンク。中身は赤色だったが、缶入りだったので気にした事は無い。


・タブ・クリア(コカ・コーラ、1993年~)

無色透明のコーラ。物珍しくてチョイチョイ飲んだ。不味くは無いが、
「色の無いコーラは、コーラではない」と、再認識したのも事実だ。


・オズモ(キリン、1993年~)

ダウンタウンのCM「体の芯に、うまし!」のキャッチフレーズで有名。
いわゆる「オロナミンC」的な味だが、爽快感をワンランク上げた感じ。


・暴暴茶(ポッカ、1994年~)

ほんのり甘めの中国茶。明・清朝時代の古文書をもとに、再現されたという。
「体にやさしい幻のお茶」。原材料はプーアール茶、ハマナス、ウーロン茶、
菊花、甘草。アクション俳優のジャッキーチェンが監修。自身出演のCMで
「毎日、飲んでます」の台詞が、「毎日、ぬんでます」と聞こえて笑えた。


・島と大地の実り(日本コカ・コーラ、1994年~)

トロピカルフルーツ味の飲料。コカ・コーラと男子高校生の共同開発。
独特なデザインの缶が、普通に街の自販機に並んでいた頃が懐かしい。
なお、「キスール」は女子高生との共同開発商品で、アプリコット味。


・カンフー(サントリー、1996年~)

漢方系の炭酸飲料。香取慎吾のCMが印象的だった。ローヤルゼリーと
5種の植物エキス配合。ガラナ系の風味が特徴。好きな人は好きな味だ。


・とんがらC(大塚ベバレジ、1999年~)

口当たりは柑橘系だが、劇的に辛かった。怖いもの見たさで買って、
その刺激にカルチャーショックを受けた。「ほどよい辛味、ほどよい
甘味」がキャッチフレーズだが、辛味は「ほどよい」を超えていたな。
 


今回は、こんなところで終わりたい。あらためて振り返ると、
自分の「好み」の変化も見てとれる。子供時代はネクターや
炭酸入り乳飲料など甘めの商品がメインで、徐々にあっさり系の
スポーツドリンク方面にシフトしている。ちょっと風変わりな
健康飲料系にも果敢にトライしていたな…。今回紹介したのは、
我がソフトドリンク歴の中のほんの一握りに過ぎないから、
そのうち「第二弾」もやってみたいと思う。