まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

チャーハンが恋しくなったら…

2016-06-12 17:46:49 | 雑記


1990年~2000年代初頭のパチ・スロ現役当時、
勝負終わりに空腹を満たすパチ屋近辺での食事は、
私にとって、一つの楽しみとなっていた。

勝った時は、懐もお腹も満タンにして帰宅。
負けたらヤケ食いで胃袋に流し込み、悔しさを紛らわす。
時には、メシ代も出ない程、こっぴどく負けたりしたが。

中でも、当時、私が特に好んだメニューは、
ラーメン、チャーハン、牛丼、カレー、天ぷらそば。
この時代の「勝負メシ、ベスト5」といったところか。
どれも、早い、美味い(店によってはハズレ有)、安いの3拍子揃い。
パチ屋周辺に、ラーメン屋、牛丼屋、立ち食い蕎麦屋が多かった事も影響した。

行きつけの店で食べる事もあったし、たまたま寄ったパチ屋で
一勝負終えた後、周辺を適当に歩き回って、偶然見つけた
小汚いラーメン屋や定食屋に、フラッと入ったりもした。

勿論、初見の店だと、味の良し悪しは、食べてみないと判らない。
当り・ハズレは運任せ・・・これも一つの「ギャンブル」だった。

そんな行動パターンが染みついたせいか、上記5品は、
今も引き続き、私の「外食メニュー・ベスト5」である。

「当たりハズレ」でいうなら、「チャーハン」の出来、不出来も、
店によってハッキリ異なった。しっかり火が通り、ご飯パラパラで
程よく醤油と塩も効いた、絶妙な味わいの品が出たかと思えば、
ベタベタ・ギトギトで卵は焦げかけ、ひたすらショッパイだけの、
「素人同然」のチャーハンを出されたことだってある。

個人的には、2000年代初頭、町田の「さくら屋」というスロ屋で
勝負した時期、店近くにあった「味楽」という小さなラーメン屋で
食べたチャーハンが、とりわけ記憶に刺さる。
(さくら屋は既に閉店しており、跡地は、現在
「Top of the Hill」という古着屋になっている)

当時は、「スロ専業期」とでもいうべき頃で、来る日も来る日も、
朝10時から夜11時まで、沖スロ4号機「シオラー30」(パイオニア)を
ブン回していた(もちろん、他店で他の台を打つこともあったが)。
この台は技術介入性が高く、通常時の小役狙い(8枚役のスイカとベル目押し、
ハサミ打ちでチェリーを連チェリーに)、それにビッグ中の小役狙いと
リプレイハズシを駆使すれば、ビッグ出現率が中間設定くらいでも、
かなりの「日当」が出た。さらに、ビッグ後の設定判別も可能だった為、
何かと高設定台を抑え易かった。
(スペック上、2以上判別可能。実利があるのは5,6判別)

この店で約1年半、月20日程度の終日実戦を続けて、月平均40万以上稼いだ。
いい時は、プラス70万を超える月もあった。わがスロ人生の中で、最も
プレイ数をこなして打ち込んだ台は、間違いなく、シオラー30である。
もちろん、平均収支が一番多かった機種も、文句なしでシオラーだ。

町田をホームにしたこの時期に、昼飯や早い夕飯を食べに通ったのが、
件の「味楽」というマイナーなラーメン屋だった。

当時、さくら屋の位置する大和横丁には、韓国料理店「かるび亭(閉店)」(クッパが美味)、
「小料理さかえ(閉店)」(夜は呑み屋、昼は定食屋。ビーフシチューが絶品、若女将が美人)、
九州ラーメン「博多っ子(閉店)」といった店々が並び、食事の場所には事欠かなかった。
(さくら屋の2Fには、系列の焼肉店「※モランボン(閉店)」もあった)
※モランボン跡地では、現在、焼肉店「げんかや町田店」が営業

一方、味楽は、大和横丁を出て、ほんのちょっと行った所にあったが、
やはり「さくら屋」から至近距離にあったので、何かと通い易かった。

大和横丁以外にも、ラーメン「ぎょうてん屋(現存)」「町田家(現存)」「タンポポ(閉店)」
それに、ライス盛り放題のカレー店「ゲーヒャク(閉店)」などが近くにあって、
「さくら屋」近辺は、何かと「食べどころ」が多かったのを思い出す。

味楽は、小さくて目立たない店だったが、私にとって「隠れた名店」として重宝。
黒縁メガネのヒョロッとしたオヤジさんと、柴田理恵に似たメガネの女性(奥さん)が
二人で切り盛りしていた。午後3時~4時頃の遅い昼飯を食べるが多く、午後11時過ぎの
勝負終わりに食べた記憶はない。いつも、比較的に早めに店を閉めていたハズだ。

私は、ここで決まって「チャーハン」を注文。さらに、これもお決まりだったのが、
単品でいつも頼んだ「ザーサイ」。カウンターに囲まれた小さな厨房で、手際よく
メシと具材を炒めて、ものの4,5分で出てくるシンプルなチャーハン。これが美味かった。
飯をほおばり、一緒に出されるスープを啜ったり、小皿のザーサイをポリポリかじったり・・・
ささやかだが、至福のひと時であった。スロの疲れも、一気に軽くなる気がした。

町田から離れた後、いつの間にか閉店したが、あのチャーハンの味は忘れられない。

1990年代の学生時分、新宿西口、思い出横丁のラーメン屋「ふじしん(閉店)」で食べた
チャーハンも絶品だったが、「味楽」のチャーハンもそれを思わせる味だった。
(因みに、学生時分は、西早稲田のラーメン店「珍味(閉店)」のチャーハンも好物だった)

今でも時折、無性にあのチャーハンを食べたくなるが、すでに味楽は存在しない。
(跡地では、現在「熱血食堂すわ」という別のラーメン屋が営業中)

まぁ、外で食べたくなった場合、昭和風情の古びたラーメン屋を見つければ、
大抵「そのテ」のチャーハンが出てくるが、始末が悪いのは、真夜中に食べたくなった時。

そんなときは、Youtubeで美味そうなチャーハンを拵えている動画を
見つけては、鮮やかな鍋さばきに感心しつつ、当時に思いを馳せる。
以下は、特に私がお気に入りとする、「達人動画」(厳選10本)。
皆さんも、深夜、「チャーハンの誘惑」にかられた時には、是非どうぞ。
チャーハン欲が倍増して、さらに腹が減る「副作用」もあるが・・・それは自己責任で。

(最初の動画は、以前も紹介した、1991年11月、新宿思い出横丁「ふじしん」の映像)



1991 novembre - TOKYO SHINJUKU - RISO CANTONESE.divx



ぱらぱら チャーハン




Fried rice 炒飯




Fried rice by a professional chinese wok chef



長野市 らーめん天聖 チャーハン




絶品チャーハン




チャーハンの神様




チャーハン作りプロの技




本気(マジ)チャーハン 織田調理




北京料理双龍 炒飯料理実演