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CRギンギラパラダイス(初代)のリーチ信頼度について

2013-06-20 19:30:54 | 権利モノ

★★記事の末尾に「追記」あり★★

 

1995年(平成7年)に三洋から登場したCR権利物「CRギンギラパラダイス」

現在の三洋「海シリーズ」人気の礎ともなった、記念碑的な一台。良心的な確率と確変ループ率の高さ、そしてシンプルかつアツい液晶アクションにより、言わずもがなの爆発的なヒットとなった。個人的にも、随分と助けられた恩義ある台である。

★賞球…5&10&15
★大当り確率…設定1:1/223 設定2:1/241 設定3:1/257
★出玉…約2300個(16R)
★デジタル停止順:上⇒下⇒中
★大当り図柄…1(タコ),2(ハリセンボン),3(カメ),4(サメ=中デジのみ2つアリ),
5(エビ),6(アンコウ),7(ジュゴン),8(エンゼルフィッシュ),9(カニ)
★1,3,5,7,9で当ると、次回までの確変に突入(突入率1/2、確変ループあり)
★確変中は、大当り確率が10倍アップ
★現金機版の兄弟機種=スペックの異なる3種類アリ
「ギンギラパラダイス」…大当り確率1/323、3回権利
「ギンギラパラダイス2」…大当り確率1/247、2回権利
「ギンギラパラダイスV」…大当り確率1/239、変則3回権利(8R/16R)

★リーチ信頼度について

「ノーマルはたまにしか当らない」「泡リーチは弱い」「催眠、サンゴ、マリンも結構外れる」「魚群が出れば激アツ」など、CRギンパラのおおまかなリーチ期待度は、ほとんどのレトロファンが知っていると思う。ただ、内部解析に基く正確な数字については、どういう訳かネット情報があまり見当たらない。まぁ、相変わらずの「今さら情報」ではあるが、初代CRギンパラのリーチ信頼度を紹介する。


(泡予告)

 


(魚群予告)

 


(催眠リーチ)

 


(珊瑚礁リーチ)

 


(マリンちゃんリーチ)

 

*各リーチの出現率&信頼度(設定3で算出)

(1)シングルリーチ(縦ライン)・通常時(出現率、信頼度)
・ノーマル(1/29.4、0.80%)
・泡(1/29.0、0.81%)
・泡+珊瑚礁(1/97.9、2.88%)
・泡+催眠(1/99.5、2.93%)
魚群+珊瑚礁(1/829.7、48.8%)
・魚群+催眠(1/836.4、49.2%)

(2)ダブルリーチ(斜めライン)・通常時
・ノーマル(1/27.1、0.53%)
・泡(1/26.5、1.01%)
・泡+マリン(1/78.8、3.09%)
・魚群+マリン(1/738.8、43.5%)

(3)シングルリーチ・確変時
・ノーマル(1/26.5、7.73%)
・泡(1/26.9、7.84%)
・泡+珊瑚礁(1/120.2、35.1%)
・泡+催眠(1/121.5、35.45%)
・魚群+珊瑚礁(1/155.8、90.93%)
・魚群+催眠(1/156.0、91.9%)

(4)ダブルリーチ・確変時
・ノーマル(1/83.5、16.24%)
・泡(1/72.6、28.3%)
・泡+マリン(1/99.4、38.67%)
・魚群+マリン(1/149.8、87.45%)

 

*リーチ発生確率

・ハズレリーチ出現率=1/8.9(全設定共通)
・大当りリーチ出現率=1/223~1/257(設定差アリ)

 

*大当り時のリーチ振り分け

・縦ライン選択時(シングルリーチ)
ノーマル1/8、泡1/8、泡+珊瑚礁1/8、泡+催眠1/8、魚群+珊瑚礁2/8、魚群+催眠2/8

・斜めライン選択時(ダブルリーチ)
ノーマル1/8、泡2/8、泡+マリン2/8、魚群+マリン3/8

 

*中デジタルの再始動(鉄板)について

・2段階(一旦ハズレ停止後、中デジが走って大当り)
⇒ノーマル若しくは泡経由で確変大当りの時、19/20で発生

・1コマスベリ、1コマ戻り(1コマ手前停止から再始動、1コマ通り過ぎてピョコっと戻る)
⇒大当り時の15/235で発生

・中デジが停止した瞬間、ブランク絵柄の「貝」がパクパクしていれば、再始動確定。

 

★余談(懐テレビネタ)

・TVチャンピオン「全国スターパチンカー日本一決定戦」(1996年、テレビ東京)で、出場者の一人であるBOSS氏(当時は「若頭殿下」=パチマガスタッフ)が本機を打ったが、ツキに見放されてしまったか、魚群を外すなどして一度もギンパラを大当りさせることが出来ず(但し、途中「CR花満開」で確変を引いて追い上げを見せる)。

・TVチャンピオン「史上最強パチプロ王決定戦2」(1997年、テレビ東京)で、出場者の飛鳥一平氏(パチプロ)が決勝戦で本機と対戦。粘った末に確変5連チャンを引き、トップの大崎一万発氏(CR竜王伝説Z)を猛追する。しかし、最後まで大崎氏を追い越すことが出来ず、無念の2位となる。第3位は女流プロの岡田安里さん(CRFビッグパワフルFX)。

・1996年放映の人気月9ドラマ「ロングバケーション」(木村拓哉、山口智子、フジテレビ)で、真二(竹之内豊)とルー(りょう)のカップルが、地方のパチンコ店で本機を打つ。ポケットの500円玉一枚を元手に、CRギンパラで確変を引き当てるシーンだが、なぜカード対応のCR機を500円玉で打てたのかは不明。現金機コーナーで買った玉をギンパラのシマに持ち込んだ、との説が有力(未確認)。

 

★★追記★★
(2013.6.21)
たけまるさんの質問について
・仰る通り、解析上、CRギンパラの確変中ノーマルリーチは、海物語のように特にアツい事はありません。(信頼度…シングルライン時=7.73%、Wライン時=16.24%)


・カサゴ絵柄(10)がある兄弟機は、3回権利の「ギンギラパラダイス」(大当り確率1/323)です。ちなみに、同じ3回権利でも、8R/16Rの振り分けがある変則3回権利の「ギンギラパラダイスV」(大当り確率1/239)には、カサゴ絵柄は存在しません。

 

・確変時の通常シングルでの魚群は、ホント「お寒い」瞬間でしたね。飛鳥一平プロが「TVチャンピオン」でギンパラでの追い上げを見せていた際、確変終了となったのがまさに「サメのシングル魚群リーチ」でした。


・CRギンパラの場合、2段階(走り)となるケースでは、最終的な大当り絵柄を除き、全ての絵柄(ブランク絵柄を含む)で一旦停止する可能性があります。したがって、通常と確変のWリーチ時に、中デジタルが一旦通常で当ったと思わせて、走って確変で当たるケースもありました。