とある設計事務所のスタッフダイアリー

兵庫の輸入住宅建築設計事務所・セルビーハウジングのスタッフがふと感じたこと、つぶやきを日記にしてみました。

2×4工法 なぜ地震に強い? その1

2005-08-04 11:27:10 | 解説ツーバイフォー住宅
2×4工法は、なぜ地震に強いと言われているのでしょう。

それは、根本的に在来工法(普通木造)とは、構造の考え方が違うのです。

何を隠そう この私も入社当初は、“木造といってもベニヤで囲った味気ない建物
では・・・在来工法の方がい~!?”
と、思っていました。
しかし、いろいろ勉強し経験を積んで行くうちに
やっぱり これだー!ツーバイだ!と思うようになりました。

まずは、上の写真が何か分かりますか

私の会社の隣の喫茶店“チャールストン・カフェ”さんのマッチで
構造の考え方を説明しましょう。

2×4工法と在来工法は、マッチ箱とマッチ棒の関係で例える事が出来ます。
左側のマッチ棒で組み立てられているものが在来工法です。
下が土台で縦が柱、上が梁材です。
実際には、筋違い(すじかい)という斜めに突っ張る材料で揺れを抑えています。

それに対し2×4工法は、右側のマッチ箱のような構造になっています。
床、壁、天井、屋根がすべて面で構成されていています。
マッチは、縦と横が一点で固定しているのに対し、マッチ箱は
箱の一辺がすべて接し固定されています。

この状態で横から力を加えると、どちらの方が良く揺れるか誰でも分かるでしょう。

そうです マッチ箱は、揺らしたぐらいでは全体に転ばない限り絶対に潰れません。


専門書では、2×4は6面体で構成され揺れを面全体で受け止め・・・
と書かれていますが簡単に説明すると、このような原理が利用されているのです。

この構造なら阪神淡路大震災や新潟県中越地震でも
全半壊ゼロであったことも納得がいきます。

この後、次回に続く・・・

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有難うございまーす

隣のチャールストン・カフェさんは内装の雰囲気も良くなかなかおしゃれな喫茶店ですヨ
お昼のランチも良いですがモーニングは最高ー
セルビーハウジング姫路支店の隣です。是非来てね







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