とある設計事務所のスタッフダイアリー

兵庫の輸入住宅建築設計事務所・セルビーハウジングのスタッフがふと感じたこと、つぶやきを日記にしてみました。

竹中大工道具館(山口バージョン)と北野異人館 ~その2

2018-05-07 12:32:46 | 建物探訪
こんにちは! 山口です

今日は雨 ですが、昨日までの天気の良かったG.W.はどう過ごされましたか?

私は連日の子ども会ソフトボールで、すでに真っ黒に日焼けしています

さて、連休間に投稿した 『竹中大工道具館』 の続きをお伝えします。

「アニメーションにみる日本建築 ~ジブリの立体建造物展より」

をじっくり楽しんだところまで書きましたが、今日はその後に見た常設展示の話です。



「大工道具展」ですので、このような道具の展示が中心かと思ってましたが、昔の大工さんの図面なども多数展示してあり、また昔の道具でどのように木材を加工していくかなどの動画もあり、とても興味深かったです


↑ 三蔵院の図面、というか計算ノート

複雑な仕組みを収めるためすさまじい程の計算がされた数字が並んでいます。

パソコンもCADもない時代に、これほどの複雑な構造を計算し、図面に起こし、電動工具なしに作り上げ、そして数百年経った今も現存している。
改めて当時の大工さん、日本建築のすごさに感動させられました


↑ お寺の屋根組


↑ 覗き込んで下から。


↑ 粗仕上げの段階の仮組み。


↑ 実物大の展示


↑ 下から

この複雑な屋根や柱組みを、部品の段階から組み上げていく分かりやすいビデオが流れており、それを動画に収めてきたのですが、その動画をブログにアップする方法が分かりません・・・

いままでいろんなお寺や塔を見てきて、ある程度複雑さは分かっているつもりでしたが、これほど細かい部品に分かれていて、さらにそれぞれに複雑な曲線の装飾がなされ、その複雑な柱組みが数十本もある・・

気の遠くなるような手間が掛けられているという事を改めて実感しました。


↑ 各種床柱など


↑ 茶室のスケルトン展示


↑ 海外の大工道などの展示もある中、こちらはドイツの木骨造の写真


↑ その木骨造の柱組み。

今セルビーで進行中の『世界を建てるシリーズ』 の中でも、海外の建物の歴史から勉強していますが、この展示もとても勉強になりました。


↑ 大工道具館の建物も素晴らしいです。

壁の荒土のような仕上げと床の石のタイルが雨のせいでさらにいい質感を出していました。


↑ 奥にある休憩室のお庭

新幹線の「新神戸駅」のすぐ近くの都会ですが、ここだけ静かな和の雰囲気になっていました。

じっくり3時間ほど見て回って、ぽっかり空いた休日を堪能しました。

次の日は 『神戸北野異人館』 で洋風建築を楽しんできましたので、その報告はまた後日・・








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