今日は八十八夜。いつもなら5月2日なのですが、今年は閏年のため、1日になりました。
八十八夜といえば「茶摘み」ですが、伝統文化資料室にもゆかりの品がありますよ。
縹色の陣幕に染め抜かれた家紋、ふつうは誰もが「橘紋」だと思いますよね。
でも、注意深く見ると・・・
橘紋はこう。
陣幕の紋はこう。あれ、何か足りない。
たいへんよく似ていますが、陣幕のほうには、橘の三つの花弁がないことがわかります。
こちらの紋は「茶の実紋」といいます。
お茶の花は秋に咲き、丸い実をつけます。その姿をかたどったものです。
茶の実について(埼玉県ホームページ)
ちなみに、資料室のちゃぶ台(新登場)にかけてある麻の陣幕の紋は・・・
「丸に三つ蔓柏」です。ただいま「蕭白ショック」の図録が載っております。