伝統文化★資料室

東京成徳大学・日本伝統文化学科の学生と教員が「伝統文化資料室」から、情報発信します!

東京成徳大学新収蔵「甲冑師屏風」

2012-04-26 22:44:03 | 伝統文化★資料室

このたび伝統文化資料室に、江戸期の職人屏風「甲冑師屏風」が新たに入りました。『七十一番職人歌合』を淵源とし、江戸期に盛行した職人絵屏風の一種で、川越・喜多院の「職人絵尽屏風」の構図をアレンジしたものです。稚気あふれる、古拙まことに愛すべきものと思います。

兜の威(おどし)の修理をする者

胴の背の総角(あげまき)を結ぶ者(これ、大変なんだよねぇ)

面頬(めんぼお)に漆を塗る者とその漆をとく者

鉄の部品に塗った漆下地を研ぐ者(研ぎ出し、というヤツですね)。

なぜか、川越の屏風には見えない、弓師もいます。

床の間には和歌の軸と文台が

ただいま伝統文化資料室で公開中です。


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