
日本伝統文化学科で永年にわたりご指導を賜りました庄司達也、奥山けい子両先生が、この3月をもって東京成徳大学を去られる由、学生諸君に告知がございました。
庄司先生は昭和36年東京生まれ、日本近代文学、とくに芥川龍之介研究の第一人者として知られ、本学開学以来、21年間にわたり、厳しくもあたたかく学生の指導に当たってこられました。『芥川龍之介全作品事典』の編集や、ご単著『芥川龍之介ハンドブック』など、近年ますます御業績を上げておられます。このたび新天地に雄飛されることとなり、惜しまれつつの旅立ちとなります。
奥山先生は昭和25年東京生まれ、古典芸能、とくに能楽の研究者として知られ、一昨年「明治期の能楽における交流と創造ー演者の移動による伝承の確保ー」でお茶の水女子大学より博士号を授与されました。本学では15年間指導に当たられ、学内プロジェクト等を先頭になって牽引してくださいました。来年度以降も、非常勤講師として、引き続きご指導をいただけます。
卒業論文発表会の席上、両先生からのお言葉を賜り、花束贈呈が行われました。
庄司先生、奥山先生、ありがとうございました。3月までどうぞよろしくお願いいたします。