新しい展示がスタートします。ところで、伊藤音次郎さんは、曾孫さんそっくりですね。
伝統文化資料室の企画展示「伊藤音次郎展」に出品される貴重な資料です。民間航空のパイオニア、伊藤音次郎は、大正8年10月22日、帝国飛行協会が開催した第一回東京大阪間懸賞郵便飛行競技会に、伊藤飛行機研究所門下の山縣豊太郎を参加させました。山縣は中島式の２機を向こうに回し、8時間25分で無事往復を果たしました。優勝はできなかったのですが、この賞状にあるように、帝国飛行協会から「有功章」が授与されました。会長大隈重信・副会長長岡外史という名前も目を惹きますね。こういう実物資料に触れることは、博物館実習においても非常に役立ちます。