連歌と同様に、「執筆」の方が会記を記します。正解の人には朱筆で注付けがされ、全部当たると「叶」の文字が書かれます。「叶」の一番上席の方が会記を賞品として受け取れます。歌会の懐紙と同じですね。
総じて女子の方がきわめて優秀でありました。優勝者はうれしそうであります。
連歌と同様に、「執筆」の方が会記を記します。正解の人には朱筆で注付けがされ、全部当たると「叶」の文字が書かれます。「叶」の一番上席の方が会記を賞品として受け取れます。歌会の懐紙と同じですね。
総じて女子の方がきわめて優秀でありました。優勝者はうれしそうであります。
分からぬもんですよ~(汗)。目敏い人は香木の色で見分けていました(本当は邪道)。
試み香で出なかったものが本香で出たり(客香)するので、「出たもの」と違う香かどうかを判断しなければならない、焚かれ加減で香の具合もかなり違う、五感を試される高度な遊びです。
まずは試み香が回ってきます。ここでそれぞれの香を覚えて、本香で出てくる香を当てます。香炉を手で覆い、深く吸って香を確かめます。下座に向かって息を吐く姿勢が、香炉を耳に当てているように見えるので、「香を聞く」という異名があります。
香木の基本は「六国香」(伽羅=きゃら、羅国=らこく、真南蛮=まなばん、真那賀=まなが、佐曽羅=さそら、寸聞多羅=すもんだら)の六種類ですが、そのどれにあたるのかを嗅いで当てるのが「香会」で、さまざまな趣向があります。今回は、六国香を六歌仙にあてはめた「歌仙香」と、『古今集』の三鳥をモチーフにした「鳥寄香」が行われました。
おとといの授業「房総の文化」は金丸和子先生の講義。
私は能「百万」の詞章
「毘首羯磨が作りし、赤栴檀の尊容、
やがて神力を現じて、天竺震旦わが朝、
三国に渡り、ありがたくも、この寺に現じ給へり」
で清涼寺の釈迦像の伝説を知りました。八千代市の正覚院の釈迦像は清涼寺の像をモデルにしたものです。久しぶりにスライドで見て、美しさにため息をつきました。写真は本宮啓光さん作のジオラマ「正覚院」
田上くんが10日間の実習を終えて帰ってきました。実習報告では、楽しく充実した実習で、得たものも多かったこと、そしてこれまでで最高の実習生とのお褒めをいただいた由、実習生仲間とのコミュニケーションをはじめとする田上くんの「人間力」によるところが大であったと思いますが、指導担当としては面目を施したと思います。お疲れ様でした!