麗しの青林檎 -Marine & Silk-

AN OLD & A NEW MAC A NEW LEGEND ~だって俺、MACだもん~

ルータ導入記(2)

2005年03月01日 | セキュリティ
(1)はこちら

 さて、家に帰り早速試してみたコレガルータ「BARMX」。ん、んん、んんん…つながんねー。ここである事実を明らかにしておかないと話が分かりにくくなるので(というか同じ現象で悩んでる人が検索する際引っかかりやすくなることを考えて)渋々ながら告白しちゃうと、私の契約しているプロバイダは悪名高きYahooBBなのである。で、このルータの説明書には「あ、Yahooならね、設定とかじぇんじぇんいらないのよ、うん。繋ぐだけ、つなぐだけでいいのよぉ~。それだけでもう貴方は超簡単にネットにせ・つ・ぞ・く♪できちゃうの、うふ」みたいなことが(註:激しく意訳)書いてあるのだが、繋いでみてもぜ~んぜんダメ。ということでとりあえずブラウザにIPを入力して設定してみる。「マシンはMac、ブラウザはShiira」というこの時点で既に推奨設定方法をまるで無視しているわけだが、コレガのHPには一応Safariでも設定可能みたいなことが書かれていた(正確には補足説明のPDFファイルが置かれている)ので大丈夫なんだろうと思い込む。で、まぁほんとに大丈夫そうだった(ちゃんと設定画面が出てきた)のはいいのだが、やはりWAN側の接続が切れている模様。ウィザードで何度設定しようがWANの項目で設定しようがダメ。「Macだからかな~」と思いWin機でも試すがやはりダメ。ルータを外せばMac(Marineね)の方は接続に何の問題も無いため、ひとまず外してネットで調べてみる。ついでにこのルータの評判についても調べてみた(というかトラブルシューティングを探していると評判は自然に目に止まる)。すると…

 まぁ出てくる出てくる、このルータとコレガへの不評・恨みつらみの数々が…。どうやら個体による「当たり外れ」がかなり激しく、外れを引くと大変なことになるようだ。「ネットに繋がるがすぐ切れる」「最初のうちは繋がるから不良品とは考えにくく、原因追及にハマる」「結局バッファローのものに交換してもらったらすぐ繋がった」等など(このあたりの情報は「価格.COM」にて)。むぅ、何やら大変なモノを買ってしまったらしい。「ま、まぁなんだ、こーいうとこへは不具合がある人だけが書き込むもので、買って何も問題が無かった人は書き込まないものだから自然と文句ばかり目につくのさ、は、ははは…」と焦りつつも接続できない原因を探って行くと、どうやら我が家の接続環境が「YahooBBのリーチDSLモデムを使用」というちょいと特殊な環境下にあることが関係しているようであった。

 我が家はNTT局舎から6Kmほど離れているため、YahooBB12Mサービス使用時における速度はたったの(下り)200Kbpsしか無かった(それでもダイヤルアップから劇的にアップしたので感動したものだが)。そこで、「NTTとの距離にそれほど影響されず、上り下り共に1M程度のスピードを期待できる」といふ「リーチDSL」サービスに移行したのである。でもってそのリーチDSLだと、詳しいことは忘れた&よくわからないのだが(多分MACアドレスがどうたらとかそういう話)、「ルータや新パソコンを繋ぎ直す際、モデム側が今までのIPをなかなか忘れてくれないためIPが解放出来ず、改めてIPを取得し直す作業ができない」らしいのである。んで、これを解決するには「最低20分以上、確実にIPを解放するためには24時間以上モデム(及びPCとルータ)の電源を切り、モデム・ルータ・PCの順にゆっくり電源を入れる」ことが必要

 やってらんねぇ…。なぜなら、「この方法なら絶対安心安全確実」という保証が全くないからである。「接続出来ないのはリーチDSL使ってるから」というだけでなく、考えられる原因は他にも色々あるわけで、24時間PCとモデムの電源を切って放置したあげく「やっぱだめだった」では脱力感がすさまじいであろう。そもそもWin機で設定してないからダメ、という可能性もあるし、そのWin機は通常(モデム直結)のネット接続が出来なくなっている状態なのであるからして、問題の切り分けが著しく困難なのである(まぁルータには繋がるのでWin側のLAMカードがいかれたのじゃないかという心配は払拭されたが)。

 そこで結局、「リーチDSLから50Mサービスへ乗り換えてしまへ」作戦を慣行することにした。理由は色々あるが、とにかく私は「こんだけ不具合報告が出てるよーなルータ、出来ることならちゃんとした不具合を見つけてとっとと買ったお店に持って行きバッファロー製品と交換」してもらいたかったのだ。そのためにはまず「ルータに問題があることを示さねばならない」のと、「出来るだけ早く、接続して検証できるように」せねばならなかった。「これつながらないんですけど~」と言って換えてもらうのもアリなのだろうが、自分で「それはリーチだから(かもしんまい)」と原因究明出来ているだけに店員さん相手にシラを切るのもはばかられる。私はそーいふ性格なのだ。

 ま、他にも、リーチDSLはBBフォンアダプタと一体になっていないため「電源アダプタが二つ要る」ということがかねてから非常に厄介な問題であった(タップスイッチの穴がどんどん足りなくなってきている上、更にルータ導入でアダプタが要りようになり、配線がめちゃくちゃ煩わしく、更に電気代も食う)ことや、50Mサービスは今までのADSLサービスと技術的にちょっと違うらしく「NTTからの距離が6.5Km以内なら速度向上が見込める」ということだったので「いっちょそれに賭けてみるべぇ」と導入に踏み切ることにしたのである。地を這い回るケーブル群の数本とアダプタの数が一つ減る、というだけでも「リーチに比べ毎月の費用が約1000円多くなる」対価は充分にあるといえた。更にもしかしたら速度もアップしちゃうかもしれず、ルータの検証も出来る。こうして私は50Mサービスに申し込み、そして一週間が過ぎた…。

(3)へ続く

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