住職日記

瀬戸内海の島にある寺の住職の日々の日記です。

平成3年

2010-02-13 | 思い出

 本日はタイトルに平成3年と書きましたが、これには深い訳があります。

 平成3年9月の台風19号は風速60メートル近くの強烈な風が吹き、甚大な被害を与えたことを記憶されている方も多いと思います。

 当時、寺でも瓦が飛び散り300枚程度に被害がありました。

 何故この話を出したかですが、実は本日本堂山側(南側)の平瓦の撤去にあたり、撤去した瓦の状態を検分する現場確認が護持会正副会長の出席のもと実施されました。

 

 この確認時に瓦の多くに大変な状況が起きていることが判りました。

 

 通常瓦は上の瓦と下の瓦の接合部分があり、写真でも少し変色している部分がその接合部分となりますが、ご覧いただいたらわかるように腐蝕している部分(手前右から中央にかけて)が見受けられます。

 このような状態は本日撤去した多くの瓦にも見受けられ、業者の方の話ではこれは塩害によるものであるとのことでした。

 強烈な風に運ばれた塩水が瓦の隙間から入り、見えない部分では大変な事態となっています。一旦この腐蝕が始まりますと進行し雨漏りの原因となります。

 寺は海岸から3キロ以上は離れていますが、当時窓ガラスが台風の通過後白いものがついており、後日これが強烈な風にとばされた塩であったと判明いたしました。

 ニュースでも三次辺りまで風に運ばれた塩水が飛んでいたと報道されていたのを覚えています。

 改めて思いますと今回の葺き替え工事を延ばしていたら本堂は雨漏りがひどくなり、棟木等も変えなければならない大変な事態が想定されます。

 見えない部分では大変なことが起きていたことがわかりました。

 今回の工事については檀信徒の皆様にいろいろとご心配をいただいておりますが、まずは現状報告にかえさせていただきます。

 

 

 本日も午前と午後それぞれ2時間余り裏山の竹の伐採をいたしました。

 午後の作業が終えて寺に帰ろうとしたところで、ちょうど向かい側の柑橘畑で作業をされていた金原さんより声をかけていただき、3時のおやつをいただきました。

 金原さん夫妻の間にいるのは保名くんで、晩柑の収穫作業を手伝っているとのことでした。

 金原さんのお話しでは「将来の大崎の農業を担ってもらう貴重な人材です。」とのことでした。

 保名くんのご活躍をお祈りいたします。

 また、金原さん夫妻にはお心配りをいただき、この場を借りてお礼を申し上げます。感謝尽々

 昨日も書きましたが、本日も孟宗竹を20本ほど伐採し枝を落とし4~5メートル程度に切り裏山に積んでいます。

 ご入用の方には差し上げますのでご一報下さい。

 

 明日は「第29回大崎上島駅伝大会」が開催されます。

 「大崎高校陸上部青坂組倶楽部(ゼッケンナンバー『46』)」選手への応援をお願いいたします。

 選手名簿(敬称略)

   第1区 村本 瞭馬

   第2区 浜田 昭彦

   第3区 串井 建仁

   第4区 垰 龍之介

   第5区 村本 壮充

   第6区 小川 修

   第7区 下岡 正

   第8区 串井 良太郎

   第9区 越田 美智子

   第10区 亀本 隆資

   補 欠 白井 雅裕

   補 欠 新谷 洋二

   補 欠 玉田 文男

 今年のチームは平均年齢が随分若くなりました。

 好走を期待してください。合掌 

 

 《本日の工事の様子》

 

 

 本日は業者の方が8名来山し、特に本堂の屋根南側の瓦の撤去が終わりました。

 

 工事が始まり初めて皆さんの集合写真を撮らせていただきいました。

 この度は大変お世話になっています皆さんです。感謝尽々

 今日は仕事の都合でこちらの現場にはいらっしゃらない方もいますので、後日改めご紹介させていただきます。

 本日の作業もお蔭様で無事終わりました。明日は日曜日のため工事はお休みとなります。

 来週も宜しくお願い申し上げます。合掌 

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