住職日記

瀬戸内海の島にある寺の住職の日々の日記です。

愛語・・・

2017-02-09 | 思い出

 この時期、露地の花は殆どありませんが、花屋さんに行くと春の花が調えられています。

 本当にありがたいことです。

 

 玉田家において、今年の初の念仏講を勤めました。

 こうした講ではなるべく集合写真を撮らせていただいております。

 ある方は月に一度、講の写真が掲載されますと親戚あるいは知人等がご覧になり、「元気そうで、安心しました。」との言葉をいただくとのことです。

 正に安否確認の一助になっているようです。

 本日は玉田様にはいろいろと心配りをいただき、この場を借りて衷心より厚くお礼を申し上げますとともに講中の皆様の身体堅固、萬福多幸を深く念じます。感謝尽々

 本年も宜しくお願い申し上げます。

 本日、隣寺の元総代長様逝去の知らせが届きました。

 今から14年前の4月に入院一月で先代住職が逝去し、本堂等の改修工事、そして9月には1週間にわたる晋山式に引き続いての授戒会を巌修するにあたり、右往左往していた時、故人が「何か手伝うことがあれば、遠慮せずに言いなさい。」と一言いっていただいたことが、心に深く残っています。

 この一言がどんなに嬉しく、また、心強かったか・・・

 その時の故人のお顔の表情と声が今でもすぐに思い出すことが出来ます。

 先代住職と年が近く、平素からいろいろとご縁があったことから、常に若輩な私に心配りをいただいていたことは忘れません。

 この一言は正に「愛語」であり、相手の状況を深く熟慮した一語でした。

 私の人生の中で決して忘れることの出来ないお一人です。

 生前のご功績を偲びますとともに、謹んで御冥福をお祈り申し上げます。

 

 夜は御詠歌木曜会の練習を勤めました。

県大会の詠題、詠頭の担当も決まり、また、涅槃会に奉詠いたしま曲の詠題、詠頭担当者も決まりました。

皆様、お疲れさまでした。合掌

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