住職日記

瀬戸内海の島にある寺の住職の日々の日記です。

友を偲んで

2008-11-25 | 追善

 午後、同級生の訃報がとどきました。

 1ヶ月ほど前にフェリーで久しぶりに会い、30分余りでしたがいろいろな話をいたしました。

 『また会おう』というのが最後の言葉でした。

 故人とは幼稚園~中学校まで同じ学び舎で過ごし、以後、ふるさとに帰ってから青年団活動を一緒にしました。

 青年団当時の思い出はたくさんありますが、その中でも創作劇のシナリオを一緒につくったことが一番の思い出です。

 青年団活動が低迷していた時、活動が盛んであった頃には『芸能際』といい、団員が劇や歌、踊り等を年に1回行い、多くの町民のみなさんが来場されていたと先輩の方々からお聞きしました。

 そこで、青年団活動のをもう一度活性化するために『芸能際』を復活しようという機運が高まり、当時青年団活動が低迷していた原因を劇にし、地域の方々の理解を新入団員の加入促進を目的にしたものを創作しました。

 また、NHKの『明るい農村』に旧大崎町の青年活動が紹介される際にも故人の日常にスポットが当てられたことがあります。

 取材の中で故人がみかん畑で草刈をしているところへ私が法衣を着けて相談に行く場面がありましたが、みかん畑の坂道に草が生えているところがあり、雪駄をはいていましたので、裏は平らなため滑ってしまい、3回ほど撮り直しをした思い出もあります。

 突然の訃報に今は驚いています。そして、懐かしい数々の思い出を走馬灯のように思い出しています。

 故人の生前のご好誼に心より感謝の念を捧げ、ご冥福をお祈り申し上げます。合掌

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