本日は私の人生の中でも大恩人のお一人であるといっても過言ではない方からの依頼をいただき、「広島市手をつなぐ育成会」関係者の方々とのご縁をいただきました。
今回は大崎地区に開設しています「オレンジハウス(ユニバーサルリビング)」の状況等について2時間余りお話しをいたしました。
障害を抱える方々の地域居住についての視点で基本とするところは地域福祉という考え方をしっかりと持つことであると常々思っています。
一般に社会福祉を考える際には高齢者福祉、障害児者福祉等の法的な分類をもってそれぞれの方々が安全に安心して暮らせるサービスを考えがちです。
しかし、こうした方々が暮らしているのはまさに地域であり、出来るだけ住み慣れた地域や家庭で生活を継続したいと思うのは当然のことですが、現実は厳しいものがあることも否めません。
そのため、居住型(一般には入所施設といいます)施設が生活の場である方も多くいらっしゃいます。
オレンジハウスは高齢者、障害者の方々がアパート形式で生活をし、そこでは訪問介護をはじめ在宅サービスを利用しています。
そして、地域の方々が利用できる空間とサービスも別途実施しています。
フォーマルそしてインフォーマルなサービスが展開されており、地域の方々が集う場所でもあります。
地域福祉とは地域に住むそれぞれの方々がもつ生活上の障害を自らが力を発揮したり、他者の支援を受けたりし共に解決することが基本にあります。
まず基本はお互いにそれぞれの個性を認め合えることがスタートとなります。
ここでいう個性とはそれぞれの障害のことをさします。
ある場所に様々な人々が集うことは、この個性を認め合う第一歩であると考えます。
ものごとを考える際には「全体と個」の関係の視点が必要です。
今日は関係者の方々とご縁をいただきました。
秋には大崎上島にいらっしゃるとのお話まで発展し、再会を楽しみにしています。
皆様の身体堅固、諸縁吉祥を念じお礼を言葉とさせていただきます。合掌