カイロにやってきました。
今回の「革命」の中心地とも言えるタハリール広場です。
3月3日。
ムバラク前大統領が辞任して3週間がたちましたが、いまだに毎日1万人近い人が広場を取り巻いています。
この広場の真ん中の一段高くなった空き地には多くのテントが張られています。
ここには国の民主化への移行を求めて運動している人たちが連日泊り込んでいます。
そのテントの人々を取り巻くように人垣ができています。
旗を振りながらテントの人たちといっしょに声をあげる人、携帯で写真をとる人、あちこちで演説する人の声にじっと耳を傾ける人、その数は減ることがありません。
テントの中をのぞくと、ぐったりと横になっている男性が多くみられました。
長期間のテント生活の疲れもあるのかもしれません。
中心部のテントの張られている場所に入ってすぐに一人の男性に声をかけられました。
パスポートを私に見せながら真剣な顔で話し始めた彼はリビア人でした。
「私はリビアから避難してきました。世界中の人にリビアの悲惨な状況を知ってもらいたくて、ここに来ているのです。」
タハリール広場の一角にはエジプト国旗とリビア国旗が結ばれて飾られていました。
素晴らしい写真と記事をありがとうございます。
リビアの人々も一日も早く、エジプトの人々のように「自由」を手に入れ、謳歌してほしいと願っています。
これからも現地の生きた情報を伝えてください。
よろしくお願いします。
私はリビアのことは入ってくる情報でしか分かりませんが、目の前のエジプトの人々の姿を通してこれからも中東の人々の「自由」について考えていきたいと思います。