SEIKO’s photo gallery from ALEXANDRIA 

エジプトの第二の都市、アレクサンドリアで暮らしながら中東の写真を撮っています。

ラマダン月が終わります ~ アレクサンドリアより

2011-08-29 12:30:03 | 写真





エジプトは明日ラマダンが終わります。


正式には月が見えるかどうかで決まるので、そのときになってみないとわからないそうです。
8月の酷暑のラマダンもフィナーレを迎えています。

毎日、日没が近くなるとスーク(市場)や通りに並べられた甘い飲み物の入ったビニール袋が見られるのも、今日で終わりかもしれません。
この袋は甘いミルクとココナツのミックスやカルカディ(ハイビスカス)のジュースなど、5、6種類あり、2ポンド(30円)前後で売られています。
街の至る所に売っているので、家に買って帰って飲む人もいれば、仕事帰りにそのまま飲む人もいます。
日中は飲み物をいっさい口にしなかった人たちの「自動販売機」のような感じでしょうか。





夜は、このあと3日間続く「イード・ル・フィトル(断食明けのお祭り)」にはもっとにぎやかさを増します。
親戚の家を訪問してパーティーをしたりします。
甘いものの大好きなエジプト人ですから、親戚を訪ねるにもお菓子を必ずと言っていいほど持っていきます。
ラマダンがそろそろ終わりを迎えるこの日もお菓子屋さんの店先は夜中を過ぎても活気がありました。





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カイロの動物スーク サイード・アイーシャ その2

2011-08-28 10:53:41 | 写真






カイロの動物スーク サイード・アイーシャ です。

じりじりする日差しの8月最後の金曜日の午後、鳩やアヒルやインコなど鳥の売られている先には涼しげな一角がありました。
観賞用の金魚です。

色や形の美しい金魚に混じって、見たこともないような魚もたくさんいます。
見ていると、売り方はけっこう大雑把で、店員の男性が肘まで水槽に手を入れて、お客が指差した魚をつかんで袋に移していきます。






もちろんかわいい猫や犬も売られています。
ゲージが小鳥のすぐ隣だったりして、見ていてはらはらします。





亀、蛇や猛禽類も売られていました。
ちょっと気味悪くて、鮮やかな色のカメレオンも通りを行く人たちの目を引いていました。










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カイロの動物スーク サイード・アイーシャ その1

2011-08-26 22:37:14 | 写真


  



ここは鳩肉のスーク(市場)?


エジプトは鳩を食用にします。

その肉は淡白でしかも地鶏のように噛めば噛むほどうまみが味わえます。
私も大好きですが、このスークを初めて見たときはそのあまりの数の多さに驚かされました。
通りを先に行くにつれ、鳩だけではなく、同じく食用とされるアヒルもたくさん売られています。

さらに進んでいくと、手に手に鳥かごのようなものを持った人たちがやってきます。
よく見ると鳩もいますが、何か小さなきれいな羽の鳥が見えます。

カイロのシタデルの近くに毎週金曜日と日曜日だけ開かれるスークが「サイード・アイーシャ スーク」です。





ここは動物のスーク、ペット市場といったところでしょうか。
鳩も食用だけでなく、繁殖・観賞用のものが売られています。
アヒルは家で飼って卵をとったり、増やして食べたりするようです。

中央では見たこともないほどたくさんのインコがかごに集められ、ラマダン月の最後の金曜日の暑い午後とは思えないほど人でにぎわっています。





アヒルを抱いていた女性に話を聞いていてふと横を見ると・・・ネズミ!ではなくてモルモット?

ここサイード・アイーシャにはもっとびっくりする動物が売られていました。 (続く)

















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アレクサンドリアのラマダン

2011-08-07 11:21:46 | 写真





ラマダンが始まりました。


ラマダンというのはヒジュラ歴の月の名前です。
この期間はイスラム教徒は断食をしますが、断食といっても1ヶ月間、完全に絶食するのではなく、日没から日の出までは食事をします。
それでも日中は水も飲むことができず、特に今年の8月のラマダンはかなり過酷な気がします。

よく見かけるラマダンランプ(写真上)のほかにも、路地裏にはそれぞれ工夫を凝らした飾り付けが施され、「ラマダン・カリーム(ラマダンおめでとう)」の声があちらこちらで聞かれます。






アレクサンドリアは海のある街なので、海からの風がこの吹き流しのようなラマダンの飾りをきらきらと輝かせています(下の写真奥が海です)。




いつも日中はお茶屋で話し込んでいる男性たちも、夜まで閉店状態のお茶屋を横目に見ながら、ラマダンの家庭料理に使う食材の買い物に忙しく行き来しています。




コメント (4)
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