運ぶ人～その１

カイロの市場「スークアタバ」です。


エジプト人はがっちりした体型の人が多いのですが、西洋人に比べ小柄な人が多く、日本人と似ています。
ところがとても「力持ち」です。
老いも若きも、男性も女性も、大人も子供も皆よく働き、考えられないほど大きな荷物、重い荷物を運んでいます。





黙々と「運ぶ」その姿に圧倒され、見入ってしまうこともしばしばです。　　





アフリカの他の多くの国と同様に頭に荷物を乗せて運ぶのは女性に多いようです。




この女性が運んでいるのは、エジプトではまだ使われているドラム型の洗濯機（！）です。




パン屋の前では、小学生ぐらいの女の子が、お使いに来たのでしょうか、頭に荷物を乗せたまま「ちょっとひとやすみ」です。

エジプトの冬支度

カイロに来ています。

このところエジプトも朝晩は半袖では寒くなりました。
街ではセーターを着ている人を多く見かけます。
日本人の私にはまだ少し早いと感じるのですが、思ったよりもエジプト人の冬支度は早いようです。
カイロの中心部にあるダウンタウンで高級な子供服を売る店の大きなショーウインドーももうすっかり冬モードです。





ダウンタウンから近いカイロ市民の台所、大規模スークのアタバにやってきました。

ここは肉、野菜などの食品をはじめ様々な生活用品が安く手に入ります。
なかでも衣料品は多く、広い地域に商店や露天がひしめくように集まっています。
10年以上前はほとんど見られなかった中国製の製品が山のように詰まれていました。





最近、子供から大人まで女性に人気なのは「ブーツ」です。

売り子の威勢のいい声を聞いていると、安いものは３０ポンド（約４５０円）ぐらいからあるようですが、もちろんおしゃれな感じのブーツはもっと値が張るのでしょうから普通はなかなか手が出ません。




ここを訪れる多くの人たちは家族の冬の衣類を行商人のような人が運んでくるシートを広げた「店」で値切りながら買っていました。
安いのでたくさん買うことができ、楽しみながらの買い物といった感じです。

アレクサンドリアの犠牲祭の風景

犠牲祭も3日目を迎えました。
アレクサンドリアのスーク（市場）はほとんど閉まっていますが、肉屋の前だけはにぎやかです。




車道には牛や羊が集められ、車は集まった人や動物をよけながら通らなければなりません。



子供たちもどんどん集まってはしゃぎ、お祭り気分は盛り上がっていきます。

明日から犠牲祭～壮観です

エジプトは明日（16日）から3日間、犠牲祭（イード・ル・アドハー）です。
巡礼（ハッジ）が終わり、羊や牛を屠って神に感謝します。

私の住んでいるアレクサンドリアのスーク・イブラヒミーヤという大きなスーク（市場）も明日から休みになります。
この期間はとにかく肉の消費量が増えます。
肉屋には処理された羊肉がすだれのように大量にぶら下げられています。

今日のうちに買い物を済ませなければならない買い物客で活気にあふれふれた市場では、人々が次々に肉を買い求めていきます。

ウインドーショッピングは真剣に

日中、カイロやアレクサンドリアの街を散策すると、たくさんのエジプト人が買い物をしている姿を目にします。
しかしよくよく見ていると、ほとんどがいわゆる「ウインドーショッピング」。

目抜き通りの商店は、たいてい大きなショーウインドーを持っています。
その陳列の仕方も、良くぞここまでと少々あきれるぐらいに見事なものもあり、見ている人をひきつけます。

特に女性は真剣そのもの。
これはどこの国も同じかもしれませんね。