レバノンはもともとは「中東のパリ」とよばれた美しい国ですが、1975年から1990年まで
内戦状態でした。
復興も進んではいるのですが、現在も政治の混乱が続き、ゴミの収集業者のストで街中にゴミがあふれる
など問題は残っています。
それでも真新しいビルの立ち並ぶ新市街を走るランナーを見ているとかつて「中東のパリ」とよばれた
この国の底力を感じずにはいられません。
レバノンは西側は地中海、北東にシリア、南にイスラエルと隣接しています。
地理的に考えただけでもどれだけ複雑な国かが分かります。
参加者の中にはパレスチナの旗を背中に背負って走っている人も見かけました。
髪を覆い、なるべく肌を隠すスタイルでイスラム教徒の女性も参加していました。
この女性はリレーマラソンの参加者です。
いろんな人たちがあまり枠にとらわれずそれぞれ自由に参加しています。
政治的にも宗教的にも複雑なこの国がじつはうまく暮らしていくヒントを持っているのかもと思えてきます。
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