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レバノンの自爆テロがあったのが11月12日。
そのとき私は滞在先のレバノンのベイルートのホテルで呆然とテレビニュースを見ていました。
事件があったのはベイルート南のボルジュ・バラジネというシーア派地区です。
2回の爆発で死者40人以上、負傷者200人以上。
この無差別テロで、多くの市民が犠牲になりました。
さらにその翌13日にはフランスのパリで連続襲撃事件が起こり、129人もの方が亡くなりました。
私はレバノンの自爆テロのわずか4日前にレバノンマラソンの写真を撮りにベイルート市内を歩き回っていました。
晴天の下、のんびりとお祭り気分で楽しむたくさんの人々の姿を撮りながら私自身も楽しみました。
レバノンの事件はとてもショックでしたが、さらにショックなのがパリの事件が起こった後はレバノンのことは
ほとんど話題にされなくなったことです。
どちらも今シリアで起こっていることが関係しているとみられるのですが、欧米や日本などではフランス人のことは
なんとなくイメージできてもレバノン人は「中東の人」というぐらいであまりイメージできず共感できないのかもしれません。
レバノンマラソンは盛大で楽しいイベントだったので、犠牲になった方たちのことを考えるとどうしようかと考えましたが
この人口430万の小さな国でほぼ同数のイスラム教徒とキリスト教徒が暮らしているというレバノンのことを少しでも
見て知っていただけたらと思いブログにしました。
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今年のレバノンマラソンは世界85カ国からの参加も含めて4万人近いランナーが参加しました。
日本のマラソン大会をイメージして出かけましたが、行ってみると「沿道で旗を持って応援する人」はいません。
海岸通りではのんびり散歩を楽しむ人、ブレイクダンスをする人たちまで。
それぞれがときどきマラソンランナーを横目で見ながら、休日を楽しんでいます。
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フルマラソンだけでなく、女性、10キロ、5キロ、2キロ、障害者、親子、子供と様々なカテゴリーがありましたが、
犬を連れての散歩?いえ参加者も。
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この男性はアスファルトの車道のコースを裸足で走ってきました。
なぜ裸足なのか、これで何キロ走ることができるのかいろいろ疑問がつきません。
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これは10キロのカテゴリーの中間点。
中東の国なのでイスラム教徒のイメージがあるかもしれませんが、レバノンはキリスト教徒も多いので、
髪を隠さず、肌の露出の多い女性もよく見かけます。
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これも中間点。親子マラソンの参加者でしょうか。
キックボードに乗っていたって静止したりする係員はいません。
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この女性は買い物に行くのではありません。
ゼッケンをつけているので参加者とわかるのですが、それにしても長いドレスのガラベイヤはマラソンにはどうかなと思ったら
足元はちゃんとスニーカーでした。
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