アレクサンドリアの路上駐車

アレクサンドリアはカイロに比べ、比較的路上駐車が少ない印象を受ける人が多いようです。
カイロをはじめエジプトの多くの道路はこの様に路肩が駐車場や車庫と化していて、日常的なひどい渋滞の一因となっています。




アレクサンドリアの特に海岸通りに違法駐車をすると、あっという間にこのレッカー車がやってきて、
冒頭の「車輪止め」で車輪をロックしていきます。
美しい海岸の景観を違法駐車で損なうことがないのはたいへん素晴らしいのですが、いろいろなことに悠長なこの国にしては
驚くほど素早い対応です。
ロックをかけられると、はずしてもらうのに７５ポンド（約１５００円）もとられてしまいます。

国営商店で買い物

エジプトも最近はカルフールのような外国資本の巨大ショッピングセンターができてきました。

その一方で、このような昔ながらの国営商店も目立たないながらも街のあちらこちらにあります。
大型ショッピングセンターでの買い物は、輸入品が多く、一般庶民が生活必需品を購入するにはどうしても割高になってしまいます。
国営商店ではほとんどが国産のもので、政府によって価格が統制されているものもあり、安いものが手に入ります。



店内にはパスタや米、砂糖や、ジュース、紅茶、ジャムなどエジプトの庶民が生活に必要とするものは、ひととおり並んでいます。
品揃えはよくないですが、真剣に品定めをしている姿を見ていると、エジプト庶民の生活を支える場所のひとつといえそうです。

アレクサンドリア図書館

アレクサンドリアで私が自慢できるもののひとつがこのアレクサンドリア図書館（Bibliotheca Alexandrina)です。

旧市街からシャーリア・コルニーシュ（海岸沿い道路）を東に向かって歩くと、すぐに見つけることができます。
今から1500年ほど前に焼失した世界最古の図書館ともといわれる旧アレクサンドリア図書館をエジプト政府が同じ場所にユネスコの協力で再建しました。
8万平方メートルを超える敷地に建つ11階建ての巨大でスタイリッシュな建物はたいへん目を引きます。
外観と同様に内部も広々としています。
ノルウエー人の設計だそうです。




800万冊の蔵書を目指しているとのことですが、がらがらの書棚は40万冊の蔵書からスタートしたとはいえ、まだまだ充実しているとは言いがたいものがあります。




それでもコンピューターデスクが多く設置され、静かで快適な環境がここにはあります。

にぎやかです

ラマダンと暑い夏が重なっていたせいでしょうか。
アレクサンドリアの魚市場はいつ行っても活気がありませんでした。

ラマダンが明け、涼しくなると、いっきに賑やかになりました。
魚の量も種類も増え、見ているだけでも楽しくなります。
この日は新鮮なイカがたくさんありました。




２キロほど買って３０ポンド（約５００円）。
エジプトで新鮮なイカの刺身や塩辛を作って食べたりする贅沢には格別なものがあります。

歩道の上に

エジプトの商店はいつも商品をきれいに並べていますが、ともすると本来の店舗のスペースからどんどんはみ出て、歩道の上まで占領していまうことがあります。
歩行者はうっかり踏んだり蹴飛ばしたりしないように、気をつけなければなりません。