ニカーブの秘密

１０年以上前、私はカイロに４年間ほど暮らしていました。

当時はエジプト人でこのニカーブ（頭と顔全体をすべて覆うベールで、目だけを出すもの）をしている女性はほとんどと言っていいほど見かけませんでした。
今は日常の買い物の途中で出会うのはごくあたりまえです。
それが今のエジプトの宗教的雰囲気なのかもしれません。

どうしてもニカーブ姿の女性（ムナッカバといいます）と話をして写真を撮りたくて、悩みました。
というのも、ほとんど全身を隠すくらいですから写真なんて撮らせてくれるはずがないと思ったからです。

いつもは勇気のない「へたれ」の私ですが、断られてもいい、だめでもともとの気持ちである日、えいやっと声をかけてみました。
そうすると彼女の反応は「え？私？私の写真でいいの？いいわよ。」というものでした。
あとは唯一見えている窓である彼女の「目」をみながら夢中でシャッターを押しました。

その後は街やスークに行ってムナッカバに出会うたびに何度も積極的に声をかけました。
今のところ勝率は５戦３勝。

ニカーブは決してすべてを秘密にするものではないようです。


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おしゃれな女性たち

こちらの結婚式に行ってきました。

エジプトの結婚式はだいたい夜８時ぐらいから始まりますが、たくさんの人が祝福にかけつけていました。
ほとんどの女性たちは宗教的な理由で髪を隠すためにヘジャブ（スカーフ）を頭につけています。

しかしよく見るとワンピースやジャケットの色とヘジャブの色を微妙に合わせているのがわかります。


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焼き芋屋さん

エジプトに焼き芋屋なんてとお思いの方もいるでしょう。

で、これが実際に私が買った（買わされた？）焼き芋屋さんです。
日本と芋の種類が違うのでしょうか、オレンジ色で少し水っぽいですが、おいしいです。
食べきれないほど大きいのがひとつ２ポンド（１ポンド＝２０円）でした。

スークでは日本人が珍しいのか周りに集まった人たちに囲まれてほおばるのは少し恥ずかしかったです。

にぎわうスーク

スーク（市場）は私の大好きなところです。

ここは時々写真を撮りに出かけるカイロのアタバというところにあるスークです。
とても規模が大きく、活気があって一日中にぎやかです。
野菜など生鮮食品を売る「スークホダール」、衣料品や日常品の「スークマラービス」といろいろに分かれています。

写真を撮りに行ったつもりが、「おいしいよ」と言われてつい焼き芋を買わされてしまうことも。


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謎の人形たち

最近あちらこちらで見かける謎の人形たち。

お菓子屋やチョコレート屋の店先にずらりと並んでいます。
予言者モハンマドの聖誕祭が今週の木曜日にあり、そのときのお祭りのプレゼントにされるそうです。