松江人の日帰り登山

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雨乞山へ

2022-03-09 | 日帰り登山

雨乞山 あまごいやま 155.2m
3/9 晴れ 出発地:松江市八雲町東岩坂 岩坂ハイツ付近の道路端 約37m

このところ晴天に恵まれてはいるが、やや霞んでいるので春霞と言いたい暖かな日が続いている。国道432号線を南へ八雲町日吉に入り、日吉台サニーハイツの背後に見えるのが雨乞山。初めてなので駐車する場所が分からず、取りあえず山の近くに止めようと、八雲郵便局前の信号のある十字路を左折、岩坂川に沿って奥へ。小松電機を過ぎた先にある橋を渡り、川角公民館の前を通って進むと広々とした田んぼと東岩坂ハイツが見えてくる。いこいサロン・メロの前、川原川に架かる穴田橋を渡ってハイツを60m過ぎた、幅広くなった市道路肩に車を置き出発。引き返してハイツ東側と田んぼの間にある農道を150mばかり奥に入ると物置小屋。横に道があり、ここが登山口で竹林の中へ入る。尾根を登るが急な斜面。ハイツから山頂にあるNHKデジタルテレビ中継送信所まで電柱が立っているので、それに沿って登って行くことになる。途中、電柱に沿って斜面に道が現れるが、左の尾根道を歩いた方が歩きやすい。20分ばかりで山頂に着く。三角点が送信所脇にある。眺めは無いが、今は葉が落ちた樹木の間から星上山が見える。
折角なので、下山してから穴田橋まで行き、橋を渡らないでサニーハイツ方向に120m行くと右に入る道がある。山に向かって少し進むと再び右に入る道があるので、道を進んで左へカーブした所(写真:軽トラがある所)から畦道を竹林に向かって行くと雨乞山古墳。雨乞山も古墳も案内板など無し。竹藪の入口付近にあるが見つけにくいので、農作業の人に聞いた方が良い。私も作業中の人に尋ねて古墳の場所が分かった。「訪れる人がおられる」とのこと。当ブログの写真を参考に...。方墳の石棺式の石室であるが、盛り土部分の多くは田畑として削り取られてしまっている。6世紀ごろの古墳らしい。
登山だけでは時間の余裕がたっぷりあるので、近くにある風土記の丘や出雲かんべの里(工芸館や民話館で地図がもらえる)に寄られたらよい。

日吉台サニーハイツ
雨乞山の西側に日吉要害山(123.7m)があった所。採石場として使われていたが、造成されてサニーハイツとなり、山は消えてしまった。

雨乞い神事
かつて、雨乞山山頂近くに龍王を祀る松の神木があり、それは雨を祈る本尊であった。日照り旱魃のときに行われた儀式は明治時代まで続いたという。出雲かんべの里には雨乞池がある。日本では、龍王(神)は水を司る水神とされている。