北海道の四季登山と読了記

週末の休みを利用して登山しています。ときどき本も読みます。

(2024-45)暑いときは沢登り

2024年08月03日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

暑い今日は、登別市にある「トラウシナイ川」を遡行した。
10年ほど前に遡行したことがある沢。

カムイヌプリ3合目登山口の左手から入渓した。

登り243mを1時間半、下りを1時間。源頭まで行ったが、登山道まで出るとなると藪漕ぎになるのでやめて、登ってきた川を降りてきた。

 

クサギという花だと思う。においがきつい。滝もなく、巻くこともなく、変化のない沢登りだった。

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(081-0803)  感動は心の扉をひらく

2024年08月03日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「感動は心の扉をひらく しらくも君の運命を変えたものは?」(椋鳩十(むくはとじゅう)著 あすなろ書房 昭和63年7月10日 第1刷 91ページ)
著者は1987年に亡くなっている。1905年生まれ。鹿児島県立図書館長時代に「母と子の二十分間読書運動」を提唱し、全国に波及した。
この図書は図書館から借りてきて読んだ。
わらわれは何回も感動を受けては、心の中の火を大きくして感動を受けるたんびに心を変えて、人間を変えていく、そういうことの繰り返しによって、何か知らんが、その人間の持っておる力がでるのじゃないだろうか。潜んでいる力が出るのじゃないだろうか。(77ページ)
頭にできものができて学校で嫌われ者だった「しらくも君」は長じて農業の指導者になった。そのきっかけになったのは子供が借りてきて積読になっていた本はロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」だった。この本に「おれの運命が書いてあるんじゃないかと思うほど、人間の苦しみが描かれていた」。
ベートーヴェンの話で、耳が聞こえなくなっても世界一流の音楽家になった物語で、彼は絶望という言葉を知らずに火のごとく生きている。おれもああいう生き方をしたいなあ、と思い、農業のことを学んでいき、農業の指導員と呼ばれるようになった人が「しらくも君」であった。著者の講演を1冊の本にした。

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