北海道の四季登山と読了記

週末の休みを利用して登山しています。ときどき本も読みます。

(046-0603) ビッグツリー 

2024年06月10日 | 四季の山登り(2024.1.1~2024.12.31)

「ビッグツリー」(佐々木常夫著 WAVE出版 2006年7月25日第2刷 205ページ)
巻末に説明があった。「ビッグツリー」は、家族と共に生きる長い人生では、病気、事故、仕事問題、人間関係など、いつ何が起きるかわかりません。もし、そんな不測の事態が起きても、「これも人生の一部」と、すべてを受け入れ、強さと優しさ、希望を胸に明るく生きていきたい。外から見えない根っこには自分自身の信念を秘めながら、家族愛、仕事への情熱、社会・人々との深い関わりを幹・枝葉とし、風雪に耐え凛と立つ大きな「父の樹」、それがビッグ ツリーです。
著者は6歳で父を亡くし、4人兄弟の次男として母の手一つで育った。長じて東レに入社し、結婚。自閉症の長男、年子の次男、年子の長女を持った。妻は病弱で入退院を繰り返す。うつも発症する。育児や家事、看病のなか、仕事への情熱を失わず、転勤や破綻会社の再建、さまざまな事業改革を行う。決してあきらめず、常に全力で生きぬく著者。自分と家族、仕事の自叙伝のような著書だ。しかし本人は今年亡くなった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする