拝啓 陸の孤島から

いいことがあってこその 笑顔じゃなくて
笑顔でいりゃいいこと あると思えたら それがいいことの 序章です

其処にリセットボタンはあるか

2006年06月30日 04時47分22秒 | 日々の話
今日は6月30日。
いわゆる上半期最後の日です。


この上半期を振り返ってみれば、
掛け値無しにひどい半年でした。
よく、「盆と正月が一緒に来たような」という言い方をしますが、
まさしくそんな勢いでした。悪事がですけど。



多くのものに傷つき、



多くのものを傷つけ、



多くのものに傷つけられ、



そして、多くのものを、失ってはならないものを失いました。



具体的に書き上げればきりがありません。
そして、それをすることは何にもなりません。
よってここにそれを書くことはしませんが、
自分の内面も外面もこの半年で大きく変わってしまったような気がします。


もし、目の前にリセットボタンがあり、
それを押すことで半年前に戻れるのなら。

もう一度同じ過ちと苦しみを繰り返すだけかもしれなくても、
私はそのボタンを押したいと思う。


だけど、リセットボタンはなくて、
目の前には厳然たる事実が横たわっているのみ。



ねぇ くるみ
時間が何もかも洗い連れ去ってくれれば
生きる事は実に容易い
     (Mr.Children「くるみ」)



節目というものは便利なもので、
それまでの思いや運気を強引にでも変えようとする転機になりうると思います。

今年の12月31日に、
「今年はろくな1年じゃなかった」
と言わなくてもいいように。

今年はまだ半分が終わっただけです。
そう思わなきゃ、ですよね。

白ヤギさんと黒ヤギさん

2006年06月27日 17時52分48秒 | 日々の話
昔々、あるところに白ヤギさんと黒ヤギさんが住んでいました。


白ヤギさんはとても真面目でやることも丁寧。
少し自分の考え方を曲げないところもあるけれど、
何事にも一生懸命に取り組む、頑張り屋のヤギさんでした。


一方、黒ヤギさんは大ざっぱで飽きっぽくて、
何か楽しいことはないかなあ、っていつも思っていました。
毎日が幸せなのか不幸せなのかさえわからない、少し困ったヤギさんでした。


白ヤギさんには夢がありました。
それは子ヤギたちに自分の知っているお話をいっぱいいっぱいお話ししてあげることでした。
だから、白ヤギさんはいっぱいいっぱい本を読んで、
たくさんたくさんお話をする練習をしました。


黒ヤギさんは迷っていました。
「自分も子ヤギたちにお話をしてあげるのは嫌いじゃないけどなあ。
 でも、僕にはそれが向いているのかなあ。」
黒ヤギさんもすこ~し本を読んで、すこ~しお話をする練習をしました。


あるとき、白ヤギさんと黒ヤギさんは一緒に練習をしました。
だけど、一生懸命頑張ってきた白ヤギさんに比べて、
迷ってばかりいた黒ヤギさんはあまり上手ではありませんでした。
白ヤギさんは困ったように言いました。

「もっと頑張らなきゃダメだよ。」

黒ヤギさんは心の中で、
『白ヤギさんみたいに頑張るなんて僕には無理だよ』
と思いましたが、それは言わずに白ヤギさんが教えてくれる通りに練習しました。


やがて、森の木の葉っぱが2回か3回落ちては芽吹いた頃、
白ヤギさんは子ヤギたちにお話をするお仕事に就きました。
黒ヤギさんもまだ迷いながらも同じ仕事をすることにしました。
それぞれ、違う場所で、悩んだり迷ったりしながら頑張りました。



そんな日々がずっと続いていくと思っていた頃、
白ヤギさんは突然倒れてしまいました。
そして、そのままお空のお星様になってしまいました。
白ヤギさんは一生懸命頑張りすぎて疲れてしまったのです。


黒ヤギさんは悲しみました。
とてもとても悲しみました。
そしてお空の神様にむかってこう言いました。
「神様、ひどいじゃないですか。
 白ヤギさんはあんなにがんばっていたのにかわいそうです。
 白ヤギさんのことを大好きな子ヤギたちは待っています。
 どうか、白ヤギさんにお話をさせてあげて下さい。」


神様はとてもやさしい口調で言いました。
「黒ヤギさん、一度お空のお星になったらもう戻って来られないんだよ。
 白ヤギさんのことをかわいそうに思うんだったら、
 君が白ヤギさんの分まで頑張ってみたらどうかな?」


「そんな。神様無理です。
 僕は白ヤギさんのようにはお話も知らないし、
 何より白ヤギさんみたいに頑張るのは僕には出来ません。」
黒ヤギさんはとても哀しい声で言いました。
でも、もう神様は何も言いませんでした。
お空にはたくさんの星がただ静かに光っているだけでした。


黒ヤギさんは途方に暮れました。
でも、自分にできることをとりあえずはやっていこう。
多くのことは出来ないけれど、ひとつひとつ頑張ってみよう。
目の前には自分のお話を待ってくれている子ヤギたちもいるんだ。
そう思いました。


それからまたいくつかの季節が流れました。


黒ヤギさんは相変わらず悩んだり迷ったり、
どうしていいのかわからなくなることもありました。
「もう、お話を読むのはやめよう。」
そう思ったことも何度もありました。


でも、そういうときには黒ヤギさんはお空を眺めることにしているのです。
すると、こんな声が聞こえてくる気がするのです。


「もっと頑張らなきゃダメだよ。」






なんの救いも教訓もなく、
だけど喜劇でもなく戯曲でもない。
そんな取り留めのないお話。



白ヤギさんがお星様になってからもう3年が経ちます。

雨の音

2006年06月26日 19時24分03秒 | お仕事の話
雨の日が続きますね。いかがお過ごしでしょうか。


やはりこうも雨が続くと気分が塞ぎがちです。
ただ、授業をしている側にとってはこの雨もまたをかしきものです。

つくもは昔から「雨の音」が好きです。
特に誰も声を発しない教室で、
ただひたすら雨の音と鉛筆の音だけが響いており、
時折、誰かのため息やお腹の鳴る音が聞こえてくる…そんな空間が好きです。


教室って先生の声が響いてたり、
生徒のざわめきで満ちていることが多いじゃないですか。
そんな教室が雨のけだるい感じと、
ぴーんと張りつめた緊張感との絶妙なバランスが何とも言えません。

騒音や雑音に囲まれて暮らすことの多い毎日、
たまにはテレビやステレオのスイッチを切って雨の音に耳を傾けてみてはいかがでしょう?

夜市

2006年06月25日 19時35分00秒 | 日々の話
昨夜は飲み会だったのですが、
集合時間より少し早く現地に着いてしまったために、
10分ほど回り道をしてその辺をブラブラしてました。

すると、商店街(いまでは別の名称で呼ばれてますが)では、
いつのまにやら夜市が開催されておりました。

子供の頃は夜市というと、
かき氷や輪投げなんかでワクワクしたものですが、
気付かぬ間にどーでもいいものになってましたね。

自分の子供の頃とはこの商店街もすっかり様変わりしてしまいましたが、
今度ひまなときにでもまたゆっくりブラブラ歩いてみようかな。
(同士求ム)

金曜の晩酌

2006年06月24日 13時59分00秒 | 日々の話
つくもは日頃あまりお酒を飲む方ではありません。
特に飲み会でもなければ平日は間違いなく飲みません。
まあ、一人ですしね。晩酌相手もいませんから。

ただ、去年あたりから、
金曜日には飲み会がなくとも一人で飲む機会が増えました。
どっかに行くわけではなく、自室で一人寂しく。


一人で飲むと話し相手もいないから、
飲むペースも速くなるし、
(もともとペースが速い上にさらに)
深酒になりやすいからあまり良くないとは思うんですけどね…。


でも、なんか飲まずにはいられないみたいなところがありますね。
昨年、まだ実家に住んでいた頃、
母親に「酒に逃げるな」なんて言われちゃいましたが、
ママン、約束は守れそうにないよ… ○| ̄|_

なんてことなくない1日

2006年06月23日 18時01分20秒 | お仕事の話
今日はもうバタバタした一日でした。


朝っぱらから職員会議だし、
1・2時間目は半べそかきながら試験問題作って、
(試験は来週火曜日からだけど、印刷の関係上月曜日までには作らなきゃ)
3・4時間目は3年の授業。
やっと昼休みかと思えば、
ご飯を一口食べたところで生徒が来て小論文指導。
さあ、二口目を、と思ったときに、
バスケ部を集めて緊急指導。
(部室が荒らされた?ということで、物の管理の徹底)
気がついたら昼休みもあと5分。
(だいたい昼休みが40分というところに無理がある)
わーっとご飯をかき込んで5時間目の授業へ。
雨のせいでむしむしする教室で汗をかきながら6時間目の授業を終えたと思ったら、
即座に企業訪問に出発。
授業が終わって20分後にはネクタイにスーツ来て、
企業の応接室で名刺交換をしているという不思議さ。
で、挨拶もそこそこに急いで学校にとんぼ返りして4時から職員会議…。



ああ、「なにもない一日」なんて言っていた頃が懐かしい……(泣)

おむつ

2006年06月22日 19時40分44秒 | お仕事の話
つくもは3学年部ですが、
今日は2年部の応援で保育・介護体験活動の事前講義に参加してきました。

これは、介護施設、保育施設それぞれから現場で働く方をお招きして、
体験実習に向かう生徒たちに心構えを説いたり、
実際に車椅子体験や遊戯のお稽古をしたりするというものです。

で、介護施設から来られた方が、
「では、お年寄りの気持ちを理解してもらうために、
 今からみんなにはおむつをしてもらいます」とおっしゃり、
成人用オムツをどさっと準備されました。
「もちろん、下着を脱いでつけてもらうけんな~」の声に、
生徒はわーぎゃー言っておりましたが、
生徒じゃなくてもやっぱりおむつってのはシンドイですよね。

むれるとか、股間に違和感を感じるとかそういう肉体なことよりも、
精神的なショックが大きいでしょうね…。
実際に自分がおむつをしなければならなくなったとしたら…、
(そして、それは決して確率の低いことではなさそうだ)
途方に暮れるどころか絶望するかもしれません。


ちょっと介護問題とかの深刻さを考えさせられた一瞬でした。


ところで、生徒はギャーギャー言いながらも、
トイレに行ってオムツをつけ(もちろんその上に体操服を履いてますけど)、
「気持ち悪い~」などと言いながら、
講義の間中ずっと、オムツをつけておりました。
いい経験になったようです。

ちなみに、オムツを着用して、
パンチラならぬオムチラをしてくれている写真もあるんですけど、
さすがにここではお見せできません(笑)

困ったときのネコ頼み

2006年06月21日 20時18分50秒 | 日々の話
やべえ、ネタがねえ(笑)


というわけで、困ったときにはネコ画像です。
高感度&手ブレ補正つきのカメラに変えたおかげで、
室内においてもフラッシュを用いることなく撮影することができるようになりました。
(多少のノイズはご愛敬)

とはいえ、F30(フジフイルム)の方が綺麗に撮れるんだろうな…。