拝啓 陸の孤島から

いいことがあってこその 笑顔じゃなくて
笑顔でいりゃいいこと あると思えたら それがいいことの 序章です

なんてことない一日

2006年06月20日 20時00分39秒 | 日々の話
このようにブログなどをやっておりますと、
時々「なんてことない1日」に出くわしてしまいます。


朝、決まった時間に家を出て、
なんということもなく仕事をこなして、
特記事項もなく帰宅し眠りにつく…。

もちろん、「ブログを毎日書く」ということを決めている人間にとっては、
こんな一日は災厄とさえ言えます。
仕方がないので、本やCDのレビューを書いてみたり、
写真でものっけてみたりするわけです。

もしもブログなんてものをやっていなければ、
今日のようななんてことない一日は、
なんの記憶にも引っかからないようなとても平和な(そして退屈な)一日として処理されるのでしょう。

そして、それはとても重要かつ貴重なことなんだということが今なら言えます。
「何もなかった日」
これ以上の幸せがあるでしょうか。
何かを失うよりは何も起こらない方が幸せには違いないです。

それでも、やはり自分はその一日に名前をつけてやりたいと思いました。
何もなかった日であっても、「なんてことなかった日」という名前をつけてやる。
そうすることによって、自分が今日を生きたんだって証になるような気がしたんです。
ブログの記事には題名を必ずつけなければなりません。
無理矢理にでもその日の記事に名前をつけるという行為。
この積み重ねがどこかに(また曖昧な表現だけど)届くのではないか。
いや、届かなくたっていい。
どこかに向かって伸びているという事実こそが重要だと思うのです。
少なくとも今の自分にとって。

これがブログを続けるささやかな理由ですかね。



・・・という理屈をこねることによって、
今日の記事をひねり出したわけだが(笑)