映画『空の青さを知る人よ』

映画『空の青さを知る人よ』予告【10月11日(金)公開】


・日曜アニメ劇場（BS12）、なかなかいいプログラムを揃えてますね｡これも見てよかった。興行的には成功したのかな。

・舞台そのものということにはなってないけれど、埼玉県秩父市がモデルになっている。関東地方。

・そうなると、気になるのは言葉。若い登場人物の発話にも、打消の助動詞「ん」がときどき現われる。若い人たちのあいだではやっている定型的な文句なのかもしれず、そうしたことを私が知らないだけのことかもしれない。

・これは多分、言ってもいいことだと思うけれど、とある登場人物の分身（しかも10代時の！）が現れ、彼をめぐってストーリーが転がっていく。そして、分身と30代の本体が（精神的に）対決する・・・　

・しかし、よくこんな設定考えますなあ。タイムリープものだと、別の時間帯の本人同士がかち合ってはならない、という掟があるけれど（守られているんだろうか・・）、分身なら対決してもよいわけ、か。

ちいさなぼくへ　　　柴田淳


・そんなことを考えてると、ひょっとして、発想の大元は「ちいさなぼくへ」だったりすまいか、などとあらぬ想像をするのです。手にした昔のアルバムには幼少期の自分が写っている。まぶしそうに飛行船を見つめている。アルバムを手にしている自分はどうだ？　あのときの自分に胸を張れるのか？　．．．．布教活動ですな。