何年も前からネギ農家さんの事はブログでご紹介して参りました。
宅地開発がドンドン進む常盤平団地周辺で頑張る数少ないネギ農家さんです。
段々図々しくなった私は去年初めてデッカイ冬瓜を100円で譲って貰ったのに半分3姉妹に上げて、自家用は遂に腐らしてしまった事は、実はここだけの話です。
散歩の途中ネギ農家さんのご主人を畑で見かけた私は思い切ってネギを分けて戴くようにお願いした所・・
私の顔を覚えていてくれたご主人は笑顔で快諾してくれました。
「今度ネギの収穫に合わせて1000円程分けて下さい」
「あ~いいよ・・それで葉っぱを切るの?・・」
「いえ葉っぱ付きで・・」「良いですよ・・只、次は1週間位先になるかも?・・」
「そうですか・・又散歩の途中にお見かけしたら・・」「声を掛けて下さいよ・・」
1週間経った頃に畑を見にいったら・・「アレっ・・取られてる・・収穫しちゃったんだ・・」
でも未だ畑の青いネギは残っているので・・その内又散歩の途中でご主人か奥さんに会えればと・・
次の日曜日、気になって畑を見に行ったら、今回も又収穫の後だったのか・・
思い切って、私は初めて農家の入り口から中庭に入っていきました・・
丁度ご主人がお家の前で作業をされていました。
私は内心ホッとして「コンニチハ・・あの~・・」
笑顔のご主人は「あ~・・いらっしゃい・・」
「畑のネギですが・・収穫しちゃったみたいで・・」
「いや~急に注文が入っちゃってね・・良いよ・・直ぐ用意するよ・・1000円って言っていたね・・何時ごろ取りに来る・・」
「休みだし、わざわざ、それだけで畑へ出るんじゃ悪いから・・」
「そんな事はない・・良いから良いから・・」
「そんじゃ2000円分呉れますか?・・」
「解った・・2000円?・・じゃ~自転車で来ないと・・持ちきれないと思うよ・・」
「勿論・・車で来ます・・2時で良いすね・・」
もう私は嬉しくなって半ば興奮状態で帰って来ました。
車に積み込んだ採れたてネギです。広い畑ですから私のこのネギが何処で掘られたのか解りませんでした。
ネギ??何本位有ったのか・・あの人にに10本、あの人にも15本位分けてっと・・色々と大変だぞ・・でも嬉しい・・ワクワクです。
考えるだけで幸せな私・・取り敢えず我が家の分は物置に仕舞い込んで・・
でも農家さんのご主人「こんな沢山のネギ如何するの?・・なるべく早く食べちゃう方が良いんだが・・」
「近所にも分けて・・採れたてだから皆に喜んで貰う心算なんです・・」
「そうですか・・それなら良かった・・」と安心した様でした。
肝心のネギが私の口に入ったのは昨日の夕食、奥様が得意?のネギ焼きで・・
コンガリと焼けて、芯の方がトロリと甘い白ネギは、ブランドネギより遥かに美味しいネギでしたが・・
私が殆ど平らげたのは勿論ですが・・妻は満足そうに「明日から毎日1本づつ焼こうね・・」と・・ゴチソウサマ