朝は特に気温が下がってきました。
定刻より少々遅れてスタートです。
今朝の散歩も中盤になって辺りもすっかり明るくなりました。
5時半ごろでしょうか・・
いつもの休憩場所、・・と云っても他所のお家の軒先に腰掛ける場所が有るのです。
辛うじて雨の日も濡れないで私だけが一息つける20㎝幅のコンクリートの休み場所です。
私の前は歩道と車道が左右に続いています。
私と同様に歩き慣れた人たちもいて、小さな声で「お早う・・」とか目線で笑顔を向けて会釈して通り過ぎていきます。
自分ではシッカリしているようでも俯いて両足を投げ出して休んでいる老人のぐったりしてる姿を「お互い頑張りましょうね」って見守ってくれているのかも知れません。
休んでいると、左手の車道を自転車が1台走ってきて・・ゆっくりと私の目の前で止まりました。
自転車を停めたのは老人です・・
耳が遠い私に何か話しかけているようです。
立ち上がって近寄って再度聞いてみると、どうやらどこかの家を探しているらしいのです。
「双葉町の5番地は???」
今、この場所も双葉町です・・双葉町の先は常盤平ですが双葉町と云っても大分広いから・・
幸い近くの電信柱に双葉町18番の標識が有りましたので・・
「えーと、この辺が18番地だからもっと向こうの方ですね・・」
見ると自転車の前後の荷物入れには小さな荷物が未だ沢山入っています。
自転車の老人は、やおら「ハイありがとうございました・・」と言いながら右の手のひらに何か持って私に向かって差し出しました。
よく見たら我が家でも見かけるのど飴らしい・・一つ戴きました。「アッ一ついただきます」ゴチソウサマ
老人の自転車はゆっくりと私の前を立ち去りましたが・・
私が我が家に向かって老人の自転車と同方向に歩きながら考えています。
モシカシテ老人は配達員??こんな早い時間に??「偉いもんだな~・・ウン物凄く偉い!」
暫く歩いているうちに・・又自転車の老人に追いついたようです・・双葉町5番地の住所を探しながら、或いは人に訊きながら飴を配りながら未だ5番地にたどり着けない老人??
再度老人を見かけた私は常盤平団地とは別の双葉町を行く老人に向かって散歩を伸ばしました。
又老人に追いついた私が「もっとこの先らしいですよ・・この辺が9番地ですからこの先ですね・・」
老人は封筒のような袋の住所を確かめながら「5番地の??番、平野さんなんですが・・」と言われても???
「ハイ・・自分で探しながら行ってみます・・」逞しい!!私も頑張らなくっちゃ・・
老人が老人からパワーを貰ったみたいです。1か月ぶりに床屋さんへ行ってきました。