レディ・ベス my梅田楽

前楽を観てきました！

「珍しいね」と言われていましたが、宝塚を観ていてどちらかというと娘役さんが好きで、宝塚時代のはなちゃん（花總　まりさん）は大好きでした。
卒業されて相当年数が経っているから、当時のようにいかないところもあったと思うけど、やっぱり王女さまらしさはすごかった。終始王女さまらしいからこそ見える世界があったように思います。

キャスティングを知って「タイプじゃない気がするなぁ」、観ていて「どんくさすぎる」と思ってた（加藤）和樹さん演じるロビン。
流れ者というよりは、仲間と一緒に行動する旅芸人さんかなぁ。歌手でもあるので、「アーティストらしさ」がしっかり伝わってきたように思います。
そして、場面場面で見せる表情がちゃんと伝わってきて、どんくさい人なんやけれどもベスを愛してるからこそのどんくささというか…初めの頃は気づかなかったロビンの良さ、ベスが何故ロビンに魅かれるのかが理解できました。

ハマコ（未来　優希）さん演じるメアリーさまは２回目。
やっぱり怖すぎる。そして強すぎる。
でもその分、２幕のベスとのシーンで、メアリーさまの哀しさが響いてきました。

平方くん演じるフェリペはmy楽にして初見。
古川くんにはクセがあるなぁ。でも、そのクセがツボに入るとやめられないなぁとなぜ自分が古川フェリペを好きなのかを認識する場となってしまいました
歌は平方くんの方がうまかったし、セクシーな王子だったんですけど。

アスカム先生は石丸さん。
たっちん（和音　美桜さん）とのハモりは耳福！
最後にロビンに声をかける歌は、ロビンに対する愛を感じます。

たっちんは母の愛を感じる歌声。
劇場全体を包み込める歌声は貴重だなぁと毎回思います

（吉野）圭吾さん＆（石川）禅さんは、やっぱりきっちり持ってくるなぁ。
いい表情をされてるので、観てる側としても反応しやすいんだろなと思います。

かなめ（涼風　真世）さんはベスのことを思っていることがよくわかる表情をされてるんだなぁと改めて思いました。
ご主人さまでもあるけれども、母として、姉としても接してはるんやろうなぁ。


４月に東京で観て、７月梅田に来てから回を重ねて、見方が変わったような気がします。
まだまだ進化を続けると思うので、できる限り追いかけていきたいなぁ。

ベスが男装するシーンで、セリフを飛ばしちゃった？のかはなちゃんが「間違えちゃった」ぽいことを言い、和樹さんが包み込んでる感じがでした。いいコンビだなぁ。
キャストの中で千秋楽を迎える人がいるからと挨拶はあったのですが、和樹さんとはなちゃんだけでした。
石丸さんが「ベスさん、ロビンさん、フェリペさん、アスカム」とおっしゃったのがツボでした
ふたりともきちんと話はしたはったけど、もう覚えていない…ちゃんとすぐに残さなきゃ



【CAST】
　レディ・ベス花總　まり
　ロビン・ブレイク加藤　和樹
　メアリー・チューダー未来　優希
　フェリペ平方　元基
　アン・ブーリン和音　美桜
　シモン・ルナール吉野　圭吾
　ガーディナー石川　禅
　ロジャー・アスカム石丸　幹二
　キャット・アシュリー涼風　真世

PHOTO UP:2014.8.16