吉田松陰、 田中河内介、 真木和泉守
すごい先生たち-19
田中河内介・その18 (寺田屋事件ー7)
志士団の中に二つ目に起った問題は、久光追随派と清河の急進派との対立反目が出来たことである。
清河(三十三歳)は情況を把握するのに勘が鋭い。しかも行動派ときている。始めは久光公を盟主にして事を起そうとしたが、その後の薩摩藩の様子から、久光の真意を洞察して、これはおかしいぞ、久光公に期待は出来ないのではないか。早く見切りを付けて自分達のみで先に蹶起を急ぐべきだという考えを持ち始めていた。 . . . 本文を読む