何か珍しく連日晴天が続いています…が、何かぱっとしない天気なんだよなぁ。
何かうっすら霞がかかった様な感じでね、湿度の関係なのかはたまたPM2.5とか大気汚染の影響なのか…
それでも晴天続きと言う事で、今日は道東の方とか、全国一高い気温記録したとか言ってましたが、この辺はせいぜい15~6℃かな、安定の低温です(笑)。
それでもこの辺にしちゃまぁまぁの気温なんだけどね。
漸くツツジも咲き始めたし、昨今の異常気象の感じの割に普通に季節は移り変わりつつある様に感じますね、この辺だけなのかも知れないけど。
で、上の写真ですが、これは何かというと、LME49600バランスヘッドホンアンプキット「ありやす!」の基板と許容差 ±0.1% 精密抵抗セットです。
…既に「ありやす!」は使っているのに何で?って事になりますが(笑)、ちょっと弄ってみたくなったのです。
といってもACアダプターをシリーズ電源に置き換えたらどうなるか試してみたくなった、ってだけなんですが、それで何でアンプ本体を?って事になりますよね当然。
いやまぁ、万が一ぶっ壊したら嫌だなぁ、という事で予備です予備。
…予備ですが、単に同じ物作るのも芸が無いのでせっかくだからオプションの、抵抗を高精度の物に変えてみようかなと。
まぁ、体感できるような差は無いと思われ(設計者もそう言っている)ますが、それはそれですよ、って事で(何が?)。
要するに、弄っている最中音楽聴けないのも何だからなぁ…という事で、実働環境は維持したいと、で、せっかくだから新しい方はバージョンアップして実戦投入、弄るのは古い方にしようと思ったわけです。
既に一度組んでいますので、基板組むだけだったらさくさく終了、既に載せ替えています。
あと、新しい方はオペアンプの構成を変えてあって、入力側が「MUSE8920」、出力側が「OPA1622」を普通のソケット対応にしたもの、を乗せています。
「OPA1622」は、手にしたのはちょっと前の事で、最初は特に理由も無く何か良さそうだなぁ、と思って他の工作のパーツ集めの際についでに買って試してみたんですが、これが大当たりだったんですね。
音出してすぐ違いがわかる位でしたが、特に全域で歪み感が大きく減った感じなのと、低域の伸びと質が非常に良いと思います。
で、気をよくしてまた手持ちのオペアンプ色々取っ替え引っ替えして組み合わせを試した結果、上記の様になったと。
音質的には非常に満足なんですが、ただ、この組み合わせ、電源OFF時に「プチ、キュイ」って感じのノイズ、ただごく小っちゃい音ですが、出ますね…
プチ、はMUSE8920の、キュイ、はOPA1622で、場所入れ替えても若干出方が変わるだけでノイズは出ます。
ま、実害無さそうだからそのまま使ってますけど。
ちなみに低域の変化は今まで電源周り弄ったりして来た事が無駄だったかな?と思う位で、増設したコンデンサ取っ払っても良いやと思いましたが、じっくり聞き比べたら他の面で残した方が良いなという判断にはなりましたけどね。
なんかね、上手く言えないけど電源部のコンデンサの有無は、より見通しが良くなるというか、情報量というか、例えばライブなんかのがやがやした雑音が単なるノイズじゃ無くて色んな情報が埋もれているんだなと言う事が解るというか、微妙な細かい情報まで聞き分け出来るか否かの差が生じるようです。
なんかより生々しく聞こえるというか…上手く言えないけど。
…という事があったので、やっぱり電源周りは色々影響あるんだなぁ、と思いまして、取り敢えずシリーズ電源化したらどうなるかしら?と、弄ってみようと思ったわけです。
で、なんやかや色々考えが巡った挙げ句、結果的に「ありやす!」のキットをおかわりしちゃったという(笑)。
んで、その電源周り弄ろう、の件ですが。
「ありやす!」は電源周りが面白くて、そもそもLR独立に三端子レギュレーター持たせていたり(容量的には一つでLR賄えると思うんだが)、かと思うと半分の電圧の三端子ギュレーター使って出力を±電源の中点、仮想グランドにしていたりします。
ACアダプター等の単電源を使う為の手法にしては面白いというか、もっと何か違う意図があってこういう風にしているようにも思いますし、要は電源周りの設計のの意図が私には理解出来てないので、そこを下手に弄ると結果はただ悪くなるだけって事もあり得そう。
でもACアダプターはなぁ…給電力は問題なくても、何か気分的に良い印象が無いのよね。
という事で今回はACアダプターを止めたらどうなるか試してみようかなと、で、基板上に三端子レギュレーター乗っているから非安定のDC電源で取り敢えず行ってみる予定。
ただ、三端子レギュレーターの放熱対策はした方が良いかもしれないなぁ…それも何か考えないと。
で、非安定のDC電源で上手い事いけば、今使っているケースに電源入れ込む事も可能だと思うので、小型化が出来るかも知れないなぁ…というのもやってみようと思った動機の一つだったりします。
元が筐体設計屋だったのでパズル的に限られた空間に押し込むの好きなのよね(笑)。
それでオリジナルと遜色ない位の出来になれば御の字なんだがなぁ…。
回路と基板パターン追う限り、そこをオーソドックスな正負電源に置き換える事もそれほど難しくも無く可能っぽいのですが…今回はそこまで踏み込まない予定。
そこ踏み込むと電源周りだけでもかなり肥大化しそうだしねぇ…大きくはしたくないんだよな、箱…。
ま、ぼちぼちやりましょう。