日本の文化と国際交流と・・・

日本の文化を守る仕事をしながら同時に外国の留学生さん達を沢山受け入れています。すばらしい日本の文化を伝えて行きたいです。

国産カレー粉 薬の町から

2015-02-02 19:18:15 | 日記
大阪の道修町と言えば、昔から製薬会社村と言われる位、各メーカーが集まっていました。



でも、一時期東京に本社を移すしていたので、大阪人寂しく思っていましたが最近になって大阪に帰ってくるケースも増えて来ました。
その道修町で家庭でお馴染みのカレー粉が日本初で誕生したのをどれだけの人が知っていたでしょうか?
因みに私は全く知りませんでした。
1903年、道修町で薬種問屋を営んでいた今村弥兵衛が漢方薬を保管していた蔵からカレーに似た匂いがするのに気付いたのがキッカケでした。
蔵には香辛料のウコンや唐辛子があり、弥兵衛さんはこれを使ってカレー粉を作ろうと思い立ちました。
当時の英国から輸入されたカレー粉は大変高級品でしたので、彼は香辛料を調合して2年後の1905年に日本初のカレー粉を発売しました。
作業中に窓にとまった蜂が輝いて見えたので、「蜂カレー」と名付けました。
これが社名の由来になっています。





因みにカレールーで国内6割のシェアを持つハウス食品創業者浦上靖介さんも道修町の薬種問屋で修行を積み独立された人です。
また今NHK朝ドラで毎日のように聞く鳥井信治郎さん(鴨井商店の大将)も、この道修町の薬種問屋に奉公し、洋酒の基礎知識を学ばれました。
彼が現在のサントリーの創業者です。

結果、カレーや洋酒は日本人の食文化を変えました。
「道修町とカレー」中々結び付きませんが、私もカレーライス大好きです。
中でも、インドで食べたカレー料理は忘れられません。

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