日本の文化と国際交流と・・・

日本の文化を守る仕事をしながら同時に外国の留学生さん達を沢山受け入れています。すばらしい日本の文化を伝えて行きたいです。

グリコの秘密3

2014-09-12 19:03:39 | 日記
最後のお話。
創業者江崎利一氏は若い頃から商道を独学し、広告宣伝が販売と密接な関係があることに気づき、研究で得た知識を基に独創的な広告宣伝をおこないました。

具体例は以下に・・・

○割引券付き札(街頭等で配布するチラシに割引券を付けた。すぐにポイ捨てされないように)
○グリコ丸缶入りを網袋に入れ下に「お土産」と書いた短冊を吊した・・・百貨店で人気。
○海水浴場に等に無人販売機を置き人々の善意を信用した販売
○日本初菓子自動販売機・・・看板を兼用した
○映画付きグリコ自販機1931(s6)
○豆文広告1933(s8)~一寸角に簡単な字句とイラストを書いた広告原稿を新聞の空きスペースにはめ込んでもらう・・・今なら当たり前のもの。
○1931(s6)戎橋を初め各地の繁華街にネオン塔設置H10~大阪市景観形成物に指定され大阪の顔として又近年外国の観光ガイドに載っていて親しまれている。
○カンヌ国際広告際で金賞
○アイドルタレント山口百恵、三浦友和、松田聖子等有名タレントを起用し話題になった。
○引き換え商品・・・・高学年以上の人にもグリコ・・・商品の中に引き換え証を入れ枚数に応じて賞品(望遠鏡グリコ日記、組み立て飛行機等)
○世界の切手、コイン、ワッペン
○お喋り九官鳥・・・
○ポッキーオンザロックグラス
○1957(s32)~テレビコマーシャル、ガム、チョコレート、ワンタッチカレー
○アニメ時代の幕開け、鉄人28号、鉄腕アトム、ドラえもん
○イメージソング ・・・etc




まだまだありますが、書ききれないのでここでおしまいです。
江崎記念館では実物のおもちゃが沢山展示されていて心ウキウキです。
何度でも訪れたいと思いました。

最後に江崎利一さんの座右の銘を

"事業奉仕即幸福"
事業を道楽化し、死ぬまで働きつづけ学びつづけ、息が切れたら事業の墓に眠る

実は昔に江崎利一さんの隣に座って地区栄養指導員の勉強した事があります。
あの時は、そんなにすごい人だとは知りませんでしたが、本当に良く勉強する方だったんですね。

昭和55年2月2日、呼吸不全のため死去。同日、正五位に叙せられました。

グリコの秘密2

2014-09-08 19:17:23 | 日記
前回の続きです。
グリコの箱の色についてちょっと書きましたが、売上が伸び悩んでいたグリコの箱の色を黄色から赤に変えること一際目立たせ、売れ筋商品へと成長させた訳です。
次に、子供が喜ぶものは何かと考えおまけを付けました。
これが今でも続く玩具たちです。子供の頃は、あれが欲しくて欲しく・・・
商品に付加価値を付けて、購買欲を刺激するのは勿論大切です。
でも、グリコは宣伝方法もユニークでした。

当日シネマが東京で流行してるというのにヒントを得て、映画付きのグリコ自動販売機を設置しました。10箋を入れてグリコを買うと少し映画が流れす。お釣りにちょっと足してグリコを買えば続きが見れます。



これが受けてグリコはバカ売れ!! そりゃ子供は見たいですよね(^0^)
因みに、映画は市川右太ェ門の「旗本退屈男」とか片岡千恵倉とかの映画だったそうです。




その後、ポッキーやグリコカレー、チョコレート等の商品が開発され、現在の大企業になったそうです。

現在、大阪市にある塚本駅の近所に江崎記念館があり、こちらは創業50周年記念に建てられ、館内には創業以来の江崎グリコの歩みに関する資料や製品、販促品(おもちゃ)創業者江崎利一ゆかりの品々が展示されて一部は国の近代産業遺産に認定されています。
まだまだ続きますが、今日はこの辺で・・・
次回は「グリコの歴史」 乞うご期待!


グリコの秘密

2014-09-05 19:25:13 | 日記
先日、念願の江崎記念館に行ってきましたo(^-^)o
いやぁ!楽しかったですO(≧∇≦)o
そこで勉強してきたグリコについて書きます。


まずは創業者、江崎利一とグリコーゲンとの出会いについて
グリコは佐賀県生まれの江崎利一さん(1882-1980)が創業者で、1919年(大正8)春佐賀県有明海で岸辺で漁師達が中国に輸出する「牡蠣」を大きな鍋で煮て、煮あがると煮汁を捨てていたのを見てたとき、薬業新聞に「牡蠣には栄養素のグリコーゲンが多量に含まれている。」と書かれていたのを思い出し天啓の様にひらめくものがあったそうです。
煮汁からグリコーゲンを抽出し病気の治療より予防に役立てようと考え国民の体力、健康づくりを目的として栄養菓子グリコを創製しました。
そしてそのお菓子をグリコーゲンを含むことからグリコと名付けたそうです。
グリコの両手広げたてゴールする姿は、故郷の神社で子供たちがかけっこをしていたのを見ていたとき、最初にゴールした子供が大手を広げて入って来た。その顔がとても嬉しそうだったので、手を挙げる事は楽しくて元気が出るイメージだと思ったそうです。
グリコを食べたら元気に走れて楽しくなるというイメージにピッタリだと考え、あのマークになったそうです。








因みに、グリコカラーって何色でしょう?
そうです、真っ赤なですよね。最初は黄色だったグリコでしたが、駄菓子屋に並ぶお菓子を見たら、ほぼ同じような色だったそうです。
そこで、他より目立とうと思いきって赤色に。これが現在まで続いているわけですが、元気になるぞってイメージとあっていますよね。



次回は画期的な宣伝方法と付録のおもちゃについて書きます(^0^)/

寝たきりでも爽やかな排泄

2014-09-01 19:54:19 | 日記
前回のパロちゃんと共に展示されていた排泄処理ロボット『マイントレット爽』



うたい文句は《寝たきりでも爽やかな排泄が出来る》だそうです。

介護する人の労力と時間を大幅に軽減でき、本人にとっても排泄に伴う不快感(臭いなど)がなく、とても爽やか感。
しかも局部洗浄→除湿もするので、とても衛生的。
又一方、排泄ごとにおむつ交換の必要がないので、深夜におむつ交換をしなくて済み、時間や気持ちにゆとりが出来て、笑顔で介護出来ますね。

このロボットのの詳しく仕組みは下の写真でご確認下さい。





パロちゃんにしても、このハイテクトイレにしても他人事ではないご時世ですね。
何でも機械と言うのも味気ないけど、出来るだけ他人のお世話になりたくないし、出来るだけ快適に過ごしたいと言うのも本音です。
でも、これも値段が高い!約60万円なり(^_^;)個人では難しいですよね。

やがて必要になった時用に貯金しようっと(-.-;)