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日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

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ロシア語サロン番外編「ロシア語でお人形作り」報告  その1

2015年02月25日 | ロシア語サロン
2月22日(日)午後2時から ロシア語サロン番外編「ロシア語でお人形作り」が
開催されました。今回はロシア語サロンの歴史上初めて 「女子限定」のサロンになりました。
今回のゲストは ベラルーシ出身のナタリア・アレーシュカさんです。
笑顔の素敵な彼女は美術工芸学校出身のアーティスト。


いろんなお手製のお人形を見せていただきました。


参加者の方が「ロシアのお人形ってかわいいですよね。お土産に買ったことがあるんですが、」という
話をされたところ、ナタリアさんは「今日作るお人形はお土産や装飾品のお人形とはちょっと違います。
気持ちを込めて作り、特定の相手に贈ったりもらったりするもので 売買することはありません」との
答えが返ってきました。

最初に短いスピーチをしていただきました。
「スラブ民族の文化の中では人形はただのおもちゃや装飾品ではなく、心を込めて作られ、大切にされ、
日常生活の中で独自の役目を持っていました。これらの人形には顔が描かれていません。顔が描かれると
人形は心を持つようになり、それが魔術に利用されて呪いをかけられたりすることをスラブの人たちは
恐れたのです。

人形作りは女性の仕事でした。男性は作っているところをちょっとのぞくことすら禁じられていました。
人形の出来栄えは家族や一族の運命にも関わるとされ 女性たちは真剣に人形を作りました。
「マースレンニツァ」や「イヴァン・クパラ」のような行事や祝日、家族の記念日、結婚や子供の誕生
などの時に人形は作られ、旅に出る人があればお守りとして持たせ、また健康や富や愛の成就を
祈ってプレゼントされました。

鋏や針を使わないで作られた人形は お守りとして最も価値があるものと考えられていました。
布を断つ時もできるだけ鋏で切らないで手で裂いたのです。

今日みなさんと作るヴェスニャンカというお人形は春が訪れるころに女の子たちが作った楽しい
人形で、髪の毛をきれいな、変わった色にするのが特徴です。これは若さと美のお守りとして
女性たちがお互いにプレゼントしあいました。男性にプレゼントすると この男性がずっと若く
元気でいられるように人形が守ってくれます。

今日作るもう一つの人形「カラコーリチク」は よいしらせをもたらす人形とされています。
教会の鐘の音は人々をペストやその他の恐ろしい病気から守ってくれるものと考えられていました。
この人形は横から見るとスカートの形が鐘のように見えます。また上から見ると丸く広がるスカート
が太陽を思わせます。この人形は3枚のスカートをはいています。人間の人生にも三つの要素が
あるからです。体が健康で、心が喜びに満ちて、魂が平安である時に人間は幸せになれるのです。

カラコーリチクをお互いに贈りあって 人々は大切な人に良い知らせがあるように、楽しい
気分でいられるようにと願ったのでした。」

これで 今日の人形作りの集まりが女性限定になったことと 鋏や針を持参する必要が
なかった訳がわかりました。
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