サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

第3回ジームニー・プラーズニク報告

2015年12月17日 | ジームニープラーズニク
12月6日午後1時半から愛知民主会館2階で第3回ジームニー・プラーズニクが開催されました。
このプラーズニク(お祭)は主としてロシア語講座の講習生や日本ユーラシア協会の会員相互の懇親と
ロシア語の勉強を目的として2年前から続けられているものです。


まず エレーナ・アキーモワ先生が指導する「エレナ ロシアバレエ教室」の子供たち7名のダンスです。
まず有名なバレエ「コッペリア」から「ワルツ」、「眠れる森の美女」から「宝石のヴァリエーション」


今度は華やかなロシア風の衣装に着替えてロシア民謡「バーリニャ」です。アップテンポで陽気なメロディに
乗った楽しい踊りで 会場からも手拍子!


今回の人形劇は「お団子パン」でした。「お団子パン」とは聞きなれない言葉ですがロシア語では
колобок「カラボック」、まんまるでフカフカしたパンのことです。おばあさんが小麦粉を練ってペチカで
焼いたお団子パンをテーブルにのせたところ、「食べられたくないよー」とパンは窓から外へ飛び出しました!
コロコロころがっていくうちにうさぎやオオカミやクマに出会います。
おいしそうなお団子パンはみんなに食べられそうになりますが、そのたびに「ぼくはおいしいお団子パン!」と
歌いながらうまく逃げだしてしまいます。

オオカミとお団子パンです。


最後に出会ったのはきつねのお姉さん。やさしい甘い声で「まあ、なんて歌が上手なんでしょう!よく聞こえるように
私の顔の上に乗ってもう一度歌ってくれない?」と誘います。


美人に褒められてすっかりいい気分になったお団子パンは
キツネの顔の上にのって「ぼくはおいしいお団子パン!」と元気に歌い出しますが、、キツネにパクっと食べられて
しまったのでした。

たくさん出て来る動物たち、おじいさんとおばあさん、お団子パン、そしてナレーションとすべてを山崎タチアナ
先生とアリビーナ・ブレンコーワ先生のお二人だけで演じておられます。

ご自分が演じた人形を手に持って。右からブレンコーワ先生、山崎先生、一番左は司会の山森理子さんです。


舞台の背景やお人形、舞台そのものもブレンコーワ先生の労作です。

人形劇の後は合唱団「ミール」登場!「ロシアーわが祖国」とロシア民謡「小さなグミの木」を日本語とロシア語で
歌いました。


ピアノ伴奏は樋渡矢香さん、指揮は松坂仁さんです。

ここで第一部が終わり、ティータイムです。今回はウクライナのロシェンのチョコレートを使った会員手作りの
お菓子が2種類

ロシェンのチョコレートにアーモンドを加えて成形したチョコレートです。


こちらはシンプルなフルーツケーキの上にロシェンのホワイトチョコレートを塗ってくるみをのせたもの。


この他にもいろいろ差し入れのお菓子があり、熱い紅茶やフレーバーティーを飲みながらゆっくり休憩しました。

第二部は朗読から始まりました。今回は初めての試みとして日本の昔話「かぐや姫」をロシア語に訳したものを
山中久美子さん、中森秀樹さん、長瀬宏子さん、梯加奈子さんの4人が交代で
朗読しました。

スクリーンには朗読に合わせてかぐや姫のお話の絵が映し出されます。

(右から)朗読する山中さん、中森さん、長瀬さん、梯さん。一番左はプロジェクターを操作する難波先生です。



山中さんは難波先生のゼミの生徒さん。授業中に先生の指導で朗読の練習をされたそうです。
会場のみなさんにはロシア語のテキストと山中さんの和訳が配られました。

他の3名の方は山崎先生吹込みの模範朗読を聞きながら自宅で猛練習、本番前には集まってリハーサルをしました。
昔話ですから 現在の普通の生活では使わない難しい言葉も出てきます。朗読の後には そういう言葉や覚えて
おくと便利に使える表現などの説明がありました。

ロシア語でスピーチをしてくださったのはウズベク人で名古屋大学法学部大学院博士課程2年生のウミダ・フサイノヴァ
さんです。4年前から名古屋に住んでいらっしゃるそうです。
ウズベキスタン風のジャケットを着た美しいウミダさんはウズベキスタンのお正月についてお話ししてくださいました。
ウズへキスタンではお正月が冬の一番重要な祝日で盛大にお祝いすること、日本と同様に年末には大掃除して お正月の
ご馳走をいろいろ用意すること、一年間いい子でいた子供たちにはジェットマロースがプレゼントを持ってきてくれること、
大晦日は家族や友人がみんなでテーブルを囲み、テレビで大統領の挨拶を聞いてノンアルコール飲料で乾杯すること、
外で花火が打ち上げられること、など楽しいお話でした。すべての学校は1月11日までお休みなのでこどもたちは
ゆったり体を休めて新学期にそなえることができるのです。

最後に ブレンコーワ先生の発音指導の後、松坂仁さんのピアノ伴奏で「森で小さなヨールカが生まれたよ」という
かわいい歌をロシア語で歌って覚えました。

会場の後ろの方ではウクライナのチョコレートやグルジアワイン、ラトヴィアの缶詰などが販売されました。




ダンスを踊った子供たちの保護者の方たち、ミールの団員などをのぞくと参加者は27名でした。
肝心のロシア語講習生の参加が少なかったのがとても残念でした。

「ロシア語の勉強を強調しすぎ」とか「40名限定と言われると かえって申し込みにくい」などといいう
ご意見もうかがっており、今後の参考とさせていただきます。

参加された方からの感想やご意見、また今後のこの企画についての提案などございましたら
ぜひコメント欄に書き込んでくださるようお願いします。
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第3回ジームニープラーズニク開催のお知らせ

2015年11月20日 | ジームニープラーズニク
今年も残り少なくなってきました。もうすぐ12月ですね!

12月6日(日)午後1時半から「ジームニープラーズニク」を開催します。
このプラーズニクは主としてロシア語講座の生徒さんたちと日本ユーラシア協会の会員との
交流の場であり、学習の場でもありますが ロシアやロシア語に興味のある方でしたら
どなたでも歓迎します。必ずお申し込みの上 お越しください。

詳しいプログラムはこちらをどうぞ

恒例になったロシア語人形劇は今年は「お団子パン」です。

アキーモワ先生のバレエ教室のこどもたちがかわいいダンスを踊ります。

今年の新しい試みとしては 生徒による「かぐや姫」の朗読があります。もちろん、ロシア語版の
テキストを朗読します。

名古屋大学の留学生でウズベク人のウミダ・フサイノヴァさんにはロシア語でウズキスタンの
冬や新年の様子をお話ししていただきます。

ウクライナのチョコレートを使った会員手作りのお菓子や 紅茶をご用意しております。

先着40名様限りです。お申込みをお急ぎください。

お申込み締切:11月30日(月)午後5時
お申し込み先:日本ユーラシア協会事務局 電話:052-932-7211
                    メール:kokoshka2011@gmail.com

参加費:1000円(ロシア語講座講習生・会員は500円)
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第2回ジームニー・プラーズニク 第二部 報告

2014年12月26日 | ジームニープラーズニク
さて後半の第二部は ロシア語の朗読とスピーチから始まりました。

まず 山中久美子さん、近藤靖宏さん お二人による朗読は なんと「枕草子」から
「春はあけぼの」のロシア語訳です!お二人は月曜日の難波先生のゼミナールの生徒さん。

火曜日の山崎タチアナ先生の会話クラスの代表 澤田素子さんは現在お住まいの
岐阜県各務原市についてロシア語で紹介してくださいました。各務原は飛行機の町、
ブルーインパルスが見られる航空祭の話があったので 会場のロシア人から質問が
飛んでいました。

木曜日の中級クラスで学ぶ堀恵梨佳さんは岐阜の高校3年生。
一昨年の9月からの一年間を交換留学生としてヤロスラーブリでホームステイ
して過ごしました。この日はどうしても来られなくなってしまったので
前もって録音したスピーチをみなさんにお聞かせしました。
ロシア語ができなかったので最初は困ったが クラスメートに助けられて
楽しい生活が送れたこと、ソチへの旅行のこと、そしてロシアの家族や
友達が恋しく、近々ロシアにまた行きたいので 頑張ってロシア語を
勉強していることなどを話してくれました。

続いて水曜日の山崎先生の会話のクラスで学ぶ山本裕子さんです。
ロシア人歌手オリガのロシア語に魅せられて大学時代にロシア語を始められた
そうですが 今回は12年ぶりに訪れたサンクトペテルブルクでの体験を
話してくださいました。

最後はウクライナ人のイーゴリ・ダツェンコさんです。
12歳の時に学校の旅行で訪れたカルパチア地方のクリスマスのお話でした。
カルパチアはウクライナの一番西にある山地で古くからの伝統がよく
守られていることで知られています。雪の中をクリスマスキャロルを歌い
ながら歩いたことや 小麦の穂のついた茎を束ねて作るジドゥフという
飾りを飾ったクリスマスの部屋のことなどとても詩的なお話でした。


スピーチが終わると スネグーロチカが会場に現れました!

ロシア演劇大学出身の女優・演出家の丸知亜矢さんです。

まず子供たちは 2チームに分かれて スネグーロチカと遊びました。


さらにジェット・マロース(ロシアのサンタクロース)も登場!
みんなは輪になって「ジェットマロース、ジェットマロース、私のxxには触らないで!」と
歌いながら 毎回 手や鼻や耳をジェットマロースに触られないように隠します。


子どもたちは興奮して もっともっと遊びたそうでしたが 時間もだいぶオーヴァーしていましたので
最後に 「小さなモミの木」の歌を歌ってお開きになりました。
アコーディオンの入江文子さんが最後まで残っていて伴奏をしてくださいました。



必ず予約してから参加していただくようにお願いしたのですが、当日になって突然現れる人がけっこう多く、
会場はちょっと混乱してしまいました。会場のスペースを考えると40名程度が限度だと思われます。

準備や後片付けを手伝ってくださったみなさま、ご協力ありがとうございました。
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第2回ジームニー・プラーズニク 第一部 報告

2014年12月21日 | ジームニープラーズニク
12月14日(日)午後1時半から 愛知民主会館2階ホールで第3回ジームニー・プラーズニクが
開催されました。

準備は12時前から始まりました。まず会場作り。



お菓子を並べるコーナーを用意して


1時過ぎ、オープニングを飾るかわいい子供たちのダンスのリハーサルです。


1時半になりました。いよいよプラーズニクの始まりです!
名東区にある矢島ヴェーラ先生のダンススクールの子供たちが元気に踊ります。
まず「リャグシャータ」(かわいいカエル)です。ユーモラスな動き。ロシア語のセリフもあります。


2曲目は「ヤー・ニェ・ハチュー」(私は嫌っ!)って なにが嫌かと言いますと「愛のない結婚」!
この子たちは皇帝の娘、王女様なのです。「皇帝が決める政略結婚は嫌、愛する人のところにお嫁に
行きたい」という歌に合わせて踊ります。

最初は「皇帝の娘は父の言うことを聞くものなの、さからうことは許されないの、、」と
おとなしく、寂しいメロディーで始まりますが、、
後半はテンポが速くなり、「愛のない結婚なんか絶対嫌っ!好きな人のところにお嫁に行くのっ!」
と激しく踊ります。


恒例のロシア語人形劇です。今年は「スネグーロチカ」(雪娘)です。
なかよしのおじいさんとおばあさん、二人の悩みは子供がいないことでした。
ある雪の日、二人はかわいい女の子の形の雪だるまを作りました。


するとあら不思議!この雪の中から 生きた人間の女の子が出てきたのです。
この子はどんどん成長して美しい娘になりました。


春になって雪が溶けだすと スネグーロチカは元気がなくなってきました。
心配するおじいさんとおばあさん、、

ある日のこと、スネグーロチカの友達が 「森に遊びに行こう」と誘いにきました。
あんまり行きたそうではなかったスネグーロチカ、、

森の中で 遊んでいるうちに みんなはたき火をたいて そこを飛び越えて遊ぶ
ことになりました。たき火のそばに行きたがらないスネグーロチカ、でも
みんなに「ほら、たき火を飛んでごらん!!」とあんまり言われるものですから
とうとう飛び越えてしまいました。すると彼女は白い雲になって空へ行って
しまったのでした。



いつものように お人形や舞台を作ってくださったのは アリビーナ・ブレンコーワ先生です。また人形を
操ったり、セリフをしゃべったりされたのはブレンコーワ先生、山崎タチアナ先生と伊藤エレーナさん、中島
ナジェージダさんでした。

合唱団ミールの合唱は おなじみのロシアの歌「一週間」や「うぐいす」をアコーディオンの伴奏で。

この後はティータイムになりました。紅茶と会員手作りのいろいろなお茶菓子を楽しみながら
お話が弾みます。瓶に入った赤いものは紅玉のジャムです。





これはレモン入りのアイシングをかけたケーキ「ウィークエンド」です。


こちらは ロシアのお菓子「カリツォー」(輪という意味)です。田口さんが40個も作って来て
くださいました。あっさりした甘味とアーモンドがおいしいお菓子です。

レシピはこちらです。

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第2回ジームニー・プラーズニクー 申し込み締め切りが迫ってます!

2014年12月02日 | ジームニープラーズニク
12月14日(日)午後1時半から 愛知民主会館 2階ホールで 「ジームニー・プラーズニク」が開催されます。

締切が迫っていますので お申し込みをお急ぎください。

ジームニー・プラーズニク(зимний праздник)とは冬のお祭りという意味です。
主としてロシア語講座講習生と日本ユーラシア協会の会員の親睦とロシア語の勉強を目的として 「楽しくて
勉強にもなる」集まりを目指しています。


プログラムです。

1)子供たちのロシアンダンス・・・ロシア人のヴェーラ・シェルビナ先生が指導する「ヴェーラダンススクール」
                 の子供たち(4歳から9歳までの18名)がかわいいダンスを見せてくれます。

« А я не хочу »《 愛のない結婚なんて、“イヤ“だ 》と
 « Лягушата »(かわいいカエル)
の2曲を踊ります。


2)人形劇「スネグーロチカ」・・・・恒例のロシア人の先生たちによるロシア語の人形劇です。

子供のないことを嘆いていたおじいさんとおばあさん。ある雪の日、かわいい女の子の
形の雪だるまを作って見ました。すると、あら不思議!雪だるまは人間の女の子に
変身!家に連れて帰って大切に育てると この子はみるみる大きくなって、雪のように
色が白い美しい娘スネグーロチカになりました。やがて春が来て雪が溶けだすと
なぜかだんだん元気がなくなってきた彼女、ある日友達に誘われて森に遊びに行き
ますが、


3)合唱団「ミール」の合唱
 ウグイス  СОЛОВЬИ
 せわしき流れの河    КАК ПОЙДУ Я НА БЫСТРУЮ РЕЧКУ
 一週間 НЕДЕЛЬКА



4)ティータイム・・・・・・・・会員お手製のお菓子と紅茶のおもてなし
   ロシアのお菓子「カリツォー」をお出しします。

5)ロシア語講座講習生によるロシア語のスピーチと詩の朗読
  
  ロシア語による「枕草子」の一節の朗読もあり。
  その他 3名の講習生によるスピーチがあります。
  

6)イーゴリ・ダツェンコさんのロシア語スピーチ
  「カルパチアのクリスマス」
   カルパチアはウクライナ西部の山地です。
   イーゴリさんは12歳の時にそこをおとずれ、素敵なクリスマスを
   体験しました。

7)丸知亜矢さんの「お楽しみパーフォーマンス」・・・ロシアの演劇大学出身の女優・演出家の丸知さんの
                          素敵なパーフォーマンス。
 スネグーロチカ(雪娘)が会場にやってきてます!

参加者の皆さんとロシア語の歌遊びやゲームをして遊びます。  
   


8)ロシア語で歌ってみましょう。「森で小さなモミの木が生まれたよ」を歌います。


終了は15時半の予定です。

参加費:ロシア語講座講習生とユーラシア協会会員は500円
    それ以外の方は1000円

お申込み締切:12月6日(土)(お申し込み順、先着40名様までです)

お申し込み先:日本ユーラシア協会愛知県連事務所 
       電話:052-932-7211
       mail:kokoshka2011@gmail.com
 
当日は会場でグルジアワイン、ラトヴィアの缶詰、ウクライナのチョコレート、白樺ジュースなどの
販売も行います。他では手に入らない珍しいものばかり。ぜひお買い求めください。
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第2回ジームニー・プラーズニク開催のお知らせ

2014年11月12日 | ジームニープラーズニク
12月14日(日)午後1時半から 愛知民主会館 2階ホールで 「ジームニー・プラーズニク」が開催されます。
ジームニー・プラーズニク(зимний праздник)とは冬のお祭りという意味です。
主としてロシア語講座講習生と日本ユーラシア協会の会員の親睦とロシア語の勉強を目的として 「楽しくて
勉強にもなる」集まりを目指しています。


今年のプログラムです。
1)子供たちのロシアンダンス・・・ロシア人のヴェーラ・シェルビナ先生が指導する「ヴェーラダンススクール」
                 の子供たち(4歳から9歳までの18名)がかわいいダンスを見せてくれます。

2)人形劇「スネグロチカ」・・・・恒例のロシア人の先生たちによるロシア語の人形劇です。

3)合唱団「ミール」の合唱

4)ティータイム・・・・・・・・会員お手製のお菓子と紅茶のおもてなし

5)ロシア語講座講習生によるロシア語のスピーチと詩の朗読

6)イーゴリ・ダツェンコさんのロシア語スピーチ

7)丸知亜矢さんの「お楽しみパーフォーマンス」・・・ロシアの演劇大学出身の女優・演出家の丸知さんの
                          素敵なパーフォーマンスです。

8)ロシア語で歌ってみましょう。「森で小さなモミの木が生まれたよ」を歌います。

終了は15時半の予定です。

参加費:ロシア語講座講習生とユーラシア協会会員は500円
    それ以外の方は1000円

お申込み締切:12月6日(土)(お申し込み順、先着40名様までです

お申し込み先:日本ユーラシア協会愛知県連事務所 
       電話:052-932-7211
       mail:kokoshka2011@gmail.com
 
当日は会場でグルジアワイン、ラトヴィアの缶詰、ウクライナのチョコレート、白樺ジュースなどの
販売も行います。他では手に入らない珍しいものばかり。ぜひお買い求めください。

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第1回ジームニープラーズニク報告

2013年12月18日 | ジームニープラーズニク
12月15日(日)午後1時半から 第一回ジームニープラーズニクが開催されました。
去年までの「ヨールカ祭」とは少し方向を変えて ロシア語勉強やロシア語講習生や日本
ユーラシア協会会員間の交流ができるような集まりにしようという試みでしたが ロシアや
ウクライナの方を含めて大人が41名参加、和やかに楽しい時間を過ごしました。

恒例となったロシア人の先生たちによるロシア語人形劇"Курочка ряба"
(めんどりちゃん)でプラーズニク(お祭)が始まりました。

おじいちゃんとおばあちゃんのおうちに かわいいめんどりちゃんがいました。
ある日のこと、めんどりちゃんが なんと金の卵を産みました!


「変わった卵、、、」とおじいちゃんが卵を叩いて割ろうとしますが叩いて叩いても割れません。
今度はおばあちゃんが叩いてみますが どうしても割れない金の卵、、、
ところがひょこり出てきたネズミがしっぽで卵のひっかけたところ、卵は床に落ちて割れてしまいました。

泣き出すおじいちゃん。おばあちゃんも泣いてしまいます。
かわいいめんどりちゃんは「おじいちゃん、おばあちゃん、泣かないで。
今度は金の卵じゃなくて ふつうの卵を産むから、、」と慰めます。
ほら、今度は白いふつうの卵です!


これでお話はおしまい。シンプルなお話なんですが、、、
とてもくだけたロシア語で、指小形(名詞をかわいらしく言う言い方)がいっぱいです。
例えば卵は яйцоが яичко、めんどりは курицаが курочкаとなり、
慣れないロシア語初心者には なかなか聞き取れません。

そこで 人形劇を見た後で こういう単語やよく出て来る動詞の変化などを勉強しました。


それから もう一度「めんどりちゃん」を上演していただきました。今度はセリフがよくわかります!

続いて 日本ユーラシア協会愛知県連の合唱団ミール登場!
アコーディオンの音にのせて元気な歌声が響きます。チェブラーシカに出て来る「ワニのゲーニャの歌」には
会場から手拍子も。


ここでティータイムです。今回はシンプルにウクライナ製のチョコレートと紅茶だけのはずでしたが
田口さんから差し入れの数々。お手製の抹茶ケーキ、同じくお手製の紅玉のジャムとクラッカー、
それにリンゴも。ごちそうさまでした!

ウクライナ製のチョコはパッケージがかわいくてお味もなかなかです。


一休みした後は山崎タチアナ先生出題の「ソチオリンピッククイズ」でした。
もうすぐソチオリンピックが始まりますが、ソチって」どこにあるのか
ロシア地図で指さすことができますか?
クイズはなかなか難しくて 一同苦戦。


出題するタチアナ先生。(左は司会の山森理子さん、右はロシア語の質問を通訳する服部先生)


こんな問題もありました。
1.冬のオリンピック開催地がソチに決まったのはどの国だったでしょう?グアテマラ?それともホンジュラス?
2.ソチオリンピックのマスコットはクマ、うさぎ、雪ヒョウですが、最終選考に残った候補は実は
  6個ありました。決定されたマスコットの他に候補に挙がっていたのは「光線」、「雪の結晶」、
  そして もう一つはなんだったでしょうか?チェブラーシカ?それともロシアのサンタクローズ
  「ジェット・マロース」?

答はこの記事の一番最後に。

今回は新しい試みとして ロシア語講座の生徒さんにロシア語でクラス紹介をしていただきました。
木曜日の文法上級クラス、火曜日の会話のクラス、金曜日の文法上級クラス、土曜日の会話のクラス
の生徒さんたちがそれぞれ クラスのメンバーや先生のこと、授業でのトピックスや現在読んでいる
テキストのことなど ロシア語で堂々と発表され、拍手喝さいでした。ロシア人やウクライナ人の
ゲストからも "Молодцы !"(素晴らしい!)の声が。

木曜日の文法上級クラスの代表、林菜々子さんと近藤靖宏さんです。

林さんはまだ高校生、ロシアのアニメに興味があったことがきっかけで去年の10月にロシア語を習い
始めました。彼女のクラスの個性的なメンバーのことを紹介し、「学校では授業中居眠りしてしまい
ますが、ロシア語の授業では一度も寝たことはありません!」とロシア語で話してくれました。
ロシア語がまだよくわからない人たちのためにとなりの近藤さんがにこやかに通訳してくださって
います。


あでやかなバラの花のセーターで ナタリア・カーズミナさん登場!

ソチのそばのクラスノダール出身の彼女はロシア南部の冬の様子や子供のころの冬の思い出を
語ってくれました。彼女が子供のころは 大雪が降る「本当の冬らしい冬」だったので 学校に
行くにもお父さんの橇の乗せてもらって行ったのだそうです。地球温暖化のせいか、このごろ
では「カレンダーが間違っているのでは??」と思うような暖冬ばかり、、というお話でした。

続いては中森事務局長によるロシア語のスピーチ「ヴィソーツキーについて」。
最後にはソ連時代の反体制シンガー・ソングライターだったブラート・オクジャワが
ヴィソーツキーを歌った歌を歌っていただきました。

ヴィソーツキーもオクジャワも知らない人にはちょっと難しかったかもしれません。

最後はブレンコーワ先生の発音指導で歌詞を読む練習をしてから
"В лесу родилась елочка"「森でモミの木が生まれたよ」というかわいらしい歌を
みんなで歌いました。ロシアでは知らないものがないほど有名な歌です。
この歌を知らない日本人のために ロシアやウクライナの方にお手本に歌っていただきました。

アコーディオンの伴奏で 楽しくみんなで歌って 今日のプラーズニクが終わりました。

会場の後ろの方ではロシアやウクライナの食品や民芸品を販売しました。

かわいいマトリョーシカのいろいろ。


人形劇に使われたお人形。全部ブレンコーワ先生の作品です!


子供たちはこのお人形が気に入って最後にいっしょに記念撮影していました。



クイズの答
1.グアテマラ
2.ジェット・マロース
                                 (写真提供は山本英恵さん)
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ジームニー・プラーズニク開催のお知らせ

2013年11月27日 | ジームニープラーズニク
12月15日(日)13時半―15時半まで愛知民主会館2階ホールで「ジームニー・プラーズニク」が
開催されます。去年まで12月は「ヨールカ祭」という集まりをしていましたが 今年は少し
趣向を変えて 主としてロシア語講座受講生と日本ユーラシア協会会員を対象としてロシア語の
勉強の要素を増やすことにしました。それが「ジームニー・プラーズニク」です。
ジームニー・プラーズニク(зимний праздник)とは冬のお祭りという意味です。

紅茶とお茶菓子を用意いたしますが アルコール類、おつまみなどはありません。


山崎タチアナ先生とアリビーナ・ブレンコーワ先生による人気の人形劇は今年も上演されます。
今回は 「Курочка Ряба 」(めんどりちゃん)です。

去年のヨールカ祭で上演された「のはらのおうち」


その他のプログラムは:

山崎先生出題のクイズ『ソチオリンピック』    

ナタリア・カズミナさんのロシア語のスピーチ 「冬の楽しみ ― 子供の頃を思い出して 」 
 
ロシア語講座の生徒さんたちによるクラス紹介 

などがあります。

また合唱団『ミール』に歌っていただくほか、みんなで簡単なロシアの歌を覚える予定です。

当日はワイン、ウォッカ、魚缶詰、チョコレート、ジャム、はちみつ、
ひまわりの実のお菓子、民芸品など ユーラシア諸国の食品などの
販売もありますので おみやげにぜひどうぞ。

申し込み順先着40名様までです。申し込みをお急ぎください。

 参加費: ロシア語講座受講生と会員は500円
      一般の方は1000円

お申し込みは:日本ユーラシア協会愛知県連事務所
       Tel&fax 052-932-7211
    
       e-mail: eurasia_aichi@yahoo.co.jp
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