Happy Fun Move

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自分の覚え書き。毒も吐きます。

クライミングの面白さ

2020年09月24日 | ボルダリング&クライミング

今、私にとってクライミングは生活の一部。
仕事が休みの日はだいたい登りに行く。なーんにもしない日もあるけどね。

クライミングは、本当に面白い。
トライを重ねるうちに進展する。自分にとってその時の限界グレード界隈なら、核心で進展が止まる。けれど、トライを重ね、全く何の進展も感じられなくとも重ね、それでも進展なくて、全然進まなくって、いつRP出来るのかと思いながらトライを重ねる。試行錯誤し、ほんの少しづつ、少しづつだがどうにかこうにか進んでいく。
あまりにも進展が無いと、通勤時間やふとした隙間時間に他にもっと良いムーブは無いのか、そのムーブしかないのならばもっと意識しないといけない所はどこだ?とか考えだす。家にいるときなら実際に動いてみる、ホールドを思い浮かべ空を切りながら、核心の吠え声まで出しながら、呼吸も意識して。
進展ない時はつらいけれど、私は知っている。飛び出す事すら出来なかった核心の一手へほんの少し手を出す事が出来、ホールドに触れられそうになり、タッチ出来、ほんの一瞬掛かり、1秒耐え、2秒耐え、遂に掴むその日が来ることを。(by ”Sayonara Baby 7c”)

わお!今気づいた、時に後退しつつも躙り躙りと攀じり進んだ記憶のルートは”Sayonara Baby 7c”だ。最高グレードの”Coliseum 8a”じゃなかった。RPした時”Sayonara Baby”は7b̟+/7cだったが、最新版では改定され7cになってた。グレードアップされてた事は嬉しいがRPした後ではもうどちらでも良くなっていた。そう、結局のところグレードはただの目安なのだ。勿論初めての”8a”は易しくはなく苦戦した末にRPしたし心に残る日々だったけれど。まだちょっと心にあのヒリヒリする日々は残っているが、それはもう過去になりつつある。

Meちゃんは「私も何十年も前はな〜!って言えるくらいいいクライミングいっぱい積み重ねていきたいです」と言っていたが、過去は過去、私にとって”Coliseum 8a”は一つの輝かしいマイルストーンではあるけれど、私はまだ前を向いて上へと登って行きたい。そしてMeちゃんのように、もう一度クライミングの面白さを忘れずしてトライしたい。グレードを追いかける事は悪いことではないが、ちゃんと本質を忘れず対峙しなくてはならない。日和った効率重視のトライでRPして満足する日がいつか来るのかもしれないが、今の私にはそれはまだ早過ぎる。

私にとってのクライミングの面白さ、最高潮は勿論RPした時の達成感。これに尽きる。その達成感はルートが難しければ難しいほど大きい。振り絞ったOSも記憶には残っているが、やはりRPの方がより好き。苦しみが大きいほど喜びは大きく感じる。
私のクライミングはグレードという結果だけを追い求めるのではなく、過程重視のクライミング。楽しく苦しい中でいかに工夫するか、大きな苦しみの中の小さな喜びに光を当てるそれが楽しい。結果に重点は置いていない。結果は、過程を踏んだうえに辿り着くもので、あくまでただの結果でしかない。でも、結果に向かって過程を頑張って行くんだけどね。
これが私にとってのクライミングの面白さだ。

いつの日か、超安全重視でトライする日がきてしまうのかもしれないけれど。そうなった時、私はクライミングを続けているのか今は想像できない、少なくとも今はまだその時ではない。
まだまだ、怖くて苦しくて楽しく面白いクライミングを続けて行きたい。

コメント
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