Sally's BLOG

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大人が読むファンタジー「モモ」。

2005-03-07 23:17:51 | 読書
最近、少し忙しい日々を送っています。
仕事を省略しても、省略しても、時間が足りません・・・。
これって、「時間ドロボウ」の仕業??
・・・私の時間ドロボウはネットかもしれませんが(汗)

そう、この「時間ドロボウ」というのは、往年のヒット映画「ネバーエンディングストーリー」の原作「はてしない物語」で有名なミヒャエル・エンデのファンタジー「モモ」にでてくるキャラクターで、人間達が節約した時間を奪って、それを糧に生きている、灰色の男たち、です。
私はもともと、ファンタジーというジャンルの物語が苦手で、自慢じゃありませんが、何を隠そうアノ!「ハリポタ」を、何度チャレンジしても、途中で挫折して最後まで読めなかった、夢の無いオンナです。
その私が、オススメするファンタジーがコレ、「モモ」なのです。
手間ひまを省き、労働時間短縮を目標に掲げ、余分な時間を削って、時間を「節約」している現代人に、いま一度、立ち止まって読んでほしい本です。
私もそうですが、「時間を節約する」となると、仕事をしていない(あるいはノルマをこなしていない)時間を少なくしよう、としてしまいますが、人間にとって、その、一般的には「無為な時間」と呼ばれる時間が、いかに大切であるか、ということに気づかせてくれるのが、この本なのです。
誰かのことを思ってボンヤリする時間、気の置けない友人とたわいもない話をする時間、そんな時間たちが、私たちの人生を豊かに、意味のあるものにしてくれるんですね。
確かに、主人公モモの活躍にワクワクして、冒険心も満たされるので、子供たちが読むのもいいと思います。
が、大人になって、心がささくれ立ったとき、この本を読んでみてほしいと思うのです。
そして、「時間ドロボウ」に盗まれていた、自分の「時間」に気づいてください。
今ならまだ間に合います、盗まれた「時間」を、みんなで取り戻しましょう。
私もこれから幾度も、この本「モモ」を読み返し、自分の心に、大切な「時間」を刻んでいきたいと思っています。
モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語
大島 かおり ミヒャエル・エンデ
おすすめ平均
エンデからのメッセージ
「モモ」について。
悪役たち。
モモがくれたもの・・・。
時間について考えさせられる一冊。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
この本大好きです。 (shoegirl)
2005-03-07 23:22:52
ミヒャエルエンデも好きですが、

この“モモ”のキャラクタは素敵です。

妙に子供っぽさを出してなくて、

あの体裁も面白いですよね。

映画も見ましたが、

映画はどちらかというと普通のファンタジーでした。

原作の方がユニークだと思いました。
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shoegirlさんへ (sally1020)
2005-03-08 09:39:16
私は映画は見てないんです。

「ネバーエンディングストーリー」を見て、子供心に「・・・」って感じだったもので、何となく足が遠のいて・・・。

ファンタジーって、映画にするの難しいですよね。

人間の想像力を超える視覚効果なんて無だろうなー、と思います。

想像が実際の像を結んだ時点で、陳腐に見えてくる、そんな経験ありませんか?

私、結構あるんですよねー。
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お久しぶりです (705sakamochan)
2005-03-12 22:19:58
ステンレスハンガーの705sakamochanです

毎日 訪問してますよ



”モモ”は、人形劇で見ました

とても お洒落な人形劇で 目から鱗でした



記憶に残ってるのは、人形の顔だけ

ストーリーは 忘れかけてます 
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705sakamochanさんへ (sally1020)
2005-03-13 22:52:00
お久しぶりです。

最近、どうされてるのかなー?

と、思っていたところでした。

「モモ」は、大人にとっても、すごくいいお話だと思います。

我が家には、何人にも読み継がれてきた、古い児童書があるのですが、大事にとっておきたいと思ってます。

また、機会があれば、読んでみてくださいね。
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