Sally's BLOG

写真、映画、アロマ、英語、料理、etc. 好きなこと、いろいろ。
そして、独りごと、イロイロ。

「どちらかが彼女を殺した」東野圭吾

2008-09-14 02:43:41 | 読書
はい、東野作品です。 Love東野圭吾、なワケです(ウソです) 推理小説はそんなに読まないのですが、先日、父が図書館から借りてきた大量の本の中に、この小説が混ざってました。 で、「そーりゃ、読むだろ?」ってことで、サックリ読んでみた。 たまげた!! 最後まで読んでも犯人がわからない 読んでるうちは「フムフム、で?ほーほー、は~あ。で、誰が犯人なんだろう?」って感じで、先を急いで読 . . . 本文を読む

愛しいロクデナシたち(「陰日向に咲く」)

2008-05-18 03:07:40 | 読書
言わずと知れた、ピン芸人劇団ひとりの処女作。 映画化前に読んでみようと思い立ち、「買うほどでもないか?」と図書館に注文。 それが11月、かれこれ半年待ちでようやく私の手元にやってきた。 もう映画も終わっちゃったよorz… 結局映画も見てないままだし、そんなに期待感無く読む・・・あれ、れ、面白い。 ひと言で言うと、文章が巧い。 オムニバス形式で、さまざまな人間模様が描き出されるのだけど、どこかでつな . . . 本文を読む

「私なら」こうキャスティングする!(「チーム・バチスタの栄光」海堂 尊)

2008-02-04 02:07:14 | 読書
ここ数ヶ月東京へ行く機会が数回あり、昨年末有楽町の書店で時間つぶししていた折、「新幹線移動のときにでも読むかー」と文庫版上下セットで購入。 それが「チーム・バチスタの栄光」。 現役医師が作者であると言うことで、渡辺淳一的耽美小説か、はたまた「医療現場の悪を暴く!」的サスペンスか?と、何気に自宅で読み始めたら・・・ ミステリーの部分よりも、中盤から登場する濃いキャラ「厚労省官僚 白鳥圭輔」の突飛さに . . . 本文を読む

「ガリレオ」にメロメロ。(「容疑者Xの献身」)

2007-11-21 01:39:59 | 読書
いわずと知れた月9ドラマ、「ガリレオ」。 福山雅治氏が、物理学者「ガリレオ」こと湯川准教授として、男前っぷりを遺憾なく発揮している大人気のドラマ。 そして、例に漏れずそれにハマってヨダレをたらしながら、毎週欠かさずご視聴のワタクシ。 原作の「探偵ガリレオ」、「予知夢」は未読であるものの、このドラマの延長線上にある映画「容疑者Xの献身」の原作に関しては、以前から興味があったので、遅ればせながら読んで . . . 本文を読む

「思いわずらうことなく愉しく生きよ」

2007-10-30 02:29:13 | 読書
「愉しい」と「楽しい」の差は? 国語辞典で調べても、同じ意味で「愉しい」と言う字が常用外である、と言うだけの話なんだけど、私の中では少し違う・・・。 「楽しく生きる」= Enjoy one’s life (生活を楽しむ) 「愉しく生きる」= Live happily (愉快に生きる) 「楽しむ」の方が能動的な感じ、かな? ま、作者の江國香織氏が、そういう意図を持ってタイトルを決めたかどうかは別の話 . . . 本文を読む

「なんくるない」よしもとばなな

2007-08-16 01:10:23 | 読書
「沖縄」 漠然と頭の中に広がる言葉。 かの地の景色は、すべて濃厚な色と薫りを発している。 何度か訪れているけれど、時を経るごとに私たちが受け取るそのエネルギーを増す。 かつて取材で訪れてから、忘れられない地となった沖縄を舞台に「よしもとばなな」が旅行者の目からみた「沖縄」を描いた作品。 最近のよしもと氏は、志向がスピリチュアルを通り越して哲学の深部へ入り込んでいるようで、おめでたく薄い脳みそを . . . 本文を読む

東京タワー/オカンとボクと、時々、オトン

2006-11-18 02:47:49 | 読書
「何でも知ってるつもりでも、ホントは知らないことがたくさんあるんだよ」 アニメ「おでんくん」の冒頭に流れる台詞。著者(リリーフランキー)によれば、この「おでんくん」と「東京タワー」のコンセプトはこのフレーズに集約されるらしい。 さて、この「東京タワー」、巷で話題になって久しい1冊。 著者リリーが何か一つのことを書き綴った、というのではなく、母親にまつわるエピソードと自分の内省を絡み合わせて、そ . . . 本文を読む

生きる意味、生きた証(「嫌われ松子の一生」)

2006-10-22 23:51:00 | 読書
初めてこの小説を手にしたのは、2年ほど前だったか、他の目的で書店を物色していたときだった。そのときには映画化が既に決定していたのだが、全くその内容も何も知らず、帯に書かれたあらすじを読んで、余りの陰鬱さに書棚に戻してしまったのだった。栄光の優等生生活から転落の一途をたどり、結末「殺害される」という人生、想像するだけで寒気がした。 あきれから2年、何かに吸い寄せられるようにこの本を手に取り、読み始め . . . 本文を読む

的外れだけど、読書感想文(ダ・ヴィンチコード)

2006-09-27 02:41:51 | 読書
言わずと知れた話題の大作。 と、言っても映画を見たわけでなく小説を読んだだけなのだが、CMなどで予備知識があったため、小説を読みながら頭の中には映画のキャストの面々が浮かぶという、何だか丁度よい相乗効果で読み終えることが出来た。 大まかに言えば、パリで起こったルーブル美術館長殺人事件を基点に、二つの「謎解き」が同時進行で展開されるのだが、その謎解き、どちらに視点を置くかでかなり意味合いが違ってくる . . . 本文を読む