安藤さんが「いつでも来てよ」と言っている(気がする)ので、7月に予告を出した通り、小海高原美術館に行って参りました。目的は「日本で愛されているフィンランドデザイン」展を鑑賞し、且つ美味しいと評判の併設カフェ「花豆」でランチをいただくことです。今回は、電車の旅を楽しむことにしたので、小淵沢から小海線で"ぶらり二人旅"・・・のはずが、例によって結構忙しく、"急げ!二人旅"に。
JR小海駅から松原湖を越えて松原高原に達するとコンクリート色に輝く(?)小海高原美術館が見えてきました。まず、「おおっ、これが安藤氏渾身の作か・・・」と感慨に浸るべきなんでしょうが、私はそんなことにはお構いなく、いざ館内へ。
メイン展示室2室に亘って、フィンランドが誇る建築家・デザイナーの作品実物およびカタログなど総数約130点が、フィンランドの文化的紹介を交えてわかりやすく展示・解説されています。まずは最初の部屋。こちらはイス好きにはこたえられないラインナップ。Eliel Saarinenn、Tapiovaara、Aarnio、でもちろんAaltoなど。ただし、入館時、「今回は展示物に座れませんよ」と受付のお姉さんにしっかりクギをさされますので座りごこちを試したい方には不向きですね。もちろん数十年前は風紀委員であった私は約束を守り、座りたいのを堪えて、"空気イス"を敢行しただけです。さて、不本意にも数回の"空気イス"を行い、美術館なのにトレーニングをしてしまっていい加減ひざも疲れたので、次の部屋へ移動します。「!」。これを待っていました!FINELやARABIA、Ittalaの製品がずらり勢ぞろい。中には2ヶ月前、ヘルシンキで財政上の都合・体力上の都合で涙の別れをした品々も。壁面には貴重な各社の当時のカタログの1ページが。よく考えると、製品はお店やオークションで目にする機会はあれど、当時のカタログなんていうものはこんな機会でも無い限り見ることはないので、実はその方が重要な見どころなのでは・・・と思います。・・ということを知ってか否か、ふと横を見るとなんと盗撮客を発見!これまた受付で「撮ってはいけません」とご注意いただくのですが・・まぁ、気持はわかるけどねぇ・・いいや、やっぱりいけませんね。その方、並々ならぬ北欧ファンとみたが、盗撮テクニックが凄い。思わず私は「盗撮テクニックを盗察」してしまいました。もともとその人は私の前に立っていて、両腕を横に突き出し、何かおなかの辺りをさすっているように見えました。「お腹でも悪いんだろうか?」と何気なく横に立ち、コンタクトレンズがずれそうなほど横目で見ると、一瞬のうちに、カーディガンをペロッとめくりあげ、お腹に隠していた超薄デジカメで撮影後、何事も無かったかのようにまたペロッっとカーディガンを戻したのでした。この間、わずか2秒。あまりのプロぶりに風紀委員も恐れ入りました・・・。そして盗撮プロは時には鑑賞するフリも交えて、撮影に勤しんでおられました。blogにでも載せるのかなぁ。よし、もし秋のフィンランドカフェ@中目黒に来た時は、地元民としてがっつり注意してやる!あ、感心のあまり、本題を忘れていました。この展示、「北欧スタイル」などのご愛読層にはとても楽しめる内容です。イス・ガラス器・陶器・調理器具といいとこ取りで展示されているので、これから北欧に行く方々の予習編としても良いのでは?(ARABIAのキルタシリーズやプロコペのティーポット、ヌルメスニエミのあのポットも出ています)カフェ花豆さんのランチも気の効いたメニューで美味しかった!(ペルー風若鶏の煮込みアヒアマリージョと古代米のプレートをいただきました)なんと、本美術館訪問の効果か、「今年のSwedish Styleも参加するか!」と北欧モチベーション(?)まで上がって参りました。
JR小海駅から松原湖を越えて松原高原に達するとコンクリート色に輝く(?)小海高原美術館が見えてきました。まず、「おおっ、これが安藤氏渾身の作か・・・」と感慨に浸るべきなんでしょうが、私はそんなことにはお構いなく、いざ館内へ。
メイン展示室2室に亘って、フィンランドが誇る建築家・デザイナーの作品実物およびカタログなど総数約130点が、フィンランドの文化的紹介を交えてわかりやすく展示・解説されています。まずは最初の部屋。こちらはイス好きにはこたえられないラインナップ。Eliel Saarinenn、Tapiovaara、Aarnio、でもちろんAaltoなど。ただし、入館時、「今回は展示物に座れませんよ」と受付のお姉さんにしっかりクギをさされますので座りごこちを試したい方には不向きですね。もちろん数十年前は風紀委員であった私は約束を守り、座りたいのを堪えて、"空気イス"を敢行しただけです。さて、不本意にも数回の"空気イス"を行い、美術館なのにトレーニングをしてしまっていい加減ひざも疲れたので、次の部屋へ移動します。「!」。これを待っていました!FINELやARABIA、Ittalaの製品がずらり勢ぞろい。中には2ヶ月前、ヘルシンキで財政上の都合・体力上の都合で涙の別れをした品々も。壁面には貴重な各社の当時のカタログの1ページが。よく考えると、製品はお店やオークションで目にする機会はあれど、当時のカタログなんていうものはこんな機会でも無い限り見ることはないので、実はその方が重要な見どころなのでは・・・と思います。・・ということを知ってか否か、ふと横を見るとなんと盗撮客を発見!これまた受付で「撮ってはいけません」とご注意いただくのですが・・まぁ、気持はわかるけどねぇ・・いいや、やっぱりいけませんね。その方、並々ならぬ北欧ファンとみたが、盗撮テクニックが凄い。思わず私は「盗撮テクニックを盗察」してしまいました。もともとその人は私の前に立っていて、両腕を横に突き出し、何かおなかの辺りをさすっているように見えました。「お腹でも悪いんだろうか?」と何気なく横に立ち、コンタクトレンズがずれそうなほど横目で見ると、一瞬のうちに、カーディガンをペロッとめくりあげ、お腹に隠していた超薄デジカメで撮影後、何事も無かったかのようにまたペロッっとカーディガンを戻したのでした。この間、わずか2秒。あまりのプロぶりに風紀委員も恐れ入りました・・・。そして盗撮プロは時には鑑賞するフリも交えて、撮影に勤しんでおられました。blogにでも載せるのかなぁ。よし、もし秋のフィンランドカフェ@中目黒に来た時は、地元民としてがっつり注意してやる!あ、感心のあまり、本題を忘れていました。この展示、「北欧スタイル」などのご愛読層にはとても楽しめる内容です。イス・ガラス器・陶器・調理器具といいとこ取りで展示されているので、これから北欧に行く方々の予習編としても良いのでは?(ARABIAのキルタシリーズやプロコペのティーポット、ヌルメスニエミのあのポットも出ています)カフェ花豆さんのランチも気の効いたメニューで美味しかった!(ペルー風若鶏の煮込みアヒアマリージョと古代米のプレートをいただきました)なんと、本美術館訪問の効果か、「今年のSwedish Styleも参加するか!」と北欧モチベーション(?)まで上がって参りました。