言ってることは何一つ間違っちゃいないが

自民・桜田氏　慰安婦は「売春婦」　政府・自民が不快感「日韓合意踏まえ発言を」

まだ記憶に新しい日韓合意。
え？
何の合意をしたの？
そういうアナタに簡単に説明を。

第2次大戦中、なんと主催者発表20万人もの韓国人女性が本人の証言以外にただの一人も目撃者が居ないけれど日本軍によって強制的に連行されて性奴隷となった！…という従軍慰安婦問題。
敗戦直後の極東軍事裁判時はもちろん1965年の日韓基本条約締結時にも一言も触れられず、戦後かなり長いことたった1982年ごろに元軍人の吉田清治が「慰安婦狩りをした」という主旨のデタラメ本を出版し、1990年代に入って朝日新聞がこの話題を取り上げるようになってから急に韓国が「謝罪ニダ！」「賠償ニダ！」と騒ぎ始めた問題である。
そもそも日韓基本条約で戦時中の日韓間のあらゆる問題は全部これで最終的かつ完全に解決ね！ってがっぽり国家予算級のカネを奪い取って同意したのに「これは別問題ニダ！」と蒸し返し、日本の政権が変わるたびに「謝罪ニダ！」「賠償ニダ！」とまるでバカの一つ覚えのように繰り返される発言。
歴代政権で何度も謝罪を口にするも「心からの謝罪では無いニダ！」と韓国お得意の「ゴールポストの移動」でそもそも韓国側が解決するつもりのない解決の糸口すら見えなかった問題であるが、昨年末にアメリカを立会人として「もうこれでこの問題は最終的かつ不可逆的に解決ね！」と不本意ながら日本が大幅譲渡して安倍総理が謝罪に至り合意したって話。

そんな中で桜田義孝元文部科学副大臣は14日の党の会合で、慰安婦問題について「職業としての売春婦だった。それを犠牲者だったかのようにする宣伝工作に惑わされすぎだ」と発言しちゃったわけよ。

今でこそ売春は違法。
でも、当時は世界中で娼婦は合法だったわけですよ。
何も日本だけが特別なことをしてたわけじゃあ無い。
だから言ってることは何一つ間違っちゃあいないわけですよ。

でも、言ったタイミングが悪かった。

そうそう。
せっかく冷え切った日韓間に雪解けムードが漂っている中で、それを台無しにする発言は良くないですわな。

…と思ったそこのあーた！

オレの思いとは少し違います。
（いや、随分違うかな）

河野談話、村山談話、小泉談話。
過去、何度も何度も謝罪を繰り返した日本。
謝罪すればいい。これでこの問題は終わりにすると韓国側が言ったにもかかわらず、今まで解決しなかったのはなぜや？
韓国側が謝罪する度にその後蒸し返したからでしょ。
でもね、今までは世界から見れば極東地域での些細ないざこざ程度だったんですよ。
今までも一方的に韓国が悪いんですよ。
ただ、それに気が付いてないだけなんですよ。

ただ、今回はちと違います。
何と言っても天下のアメリカ様が立会い人です。
ここで問題を蒸し返すとアメリカ様の面子丸つぶれですよ。
合意を破った方が悪になるわけですよ。
これまでと違ってコトが大きくなるわけですよ。

そしたら韓国の国際的な立場がダダ下がり
日本すばらしい
…となるんですよ。

流れ的にも合意後も韓国は慰安婦像の撤去にも「民間がやってることだから政府は口出しできないニダ」と、早くも合意内容を覆す方向に。
日本にとっては「ほら、いつもこういう国際的な約束事を破るのは韓国なんですよ」と言える最高の状態に向かってたものが、副大臣ともあろう立場の人がこういう発言をしちゃうと「やっぱり日本も悪いじゃないの」となっちゃうワケですよ。
そういう意味で、発言のタイミングが悪かったな、と。

いろいろ言いたいこともあるだろう。
特にこの問題に関しては。
でも、政権与党の一員だと言うことを忘れちゃいけません。
与党議員の発言＝日本国の意思と捉えかねられません。
なので、たとえ自身の思想とは真逆のことでも、まずは国益を考えて今この発言をするのは妥当かどうかを考えていただかないと。

責任の無い好き勝手な発言してるだけならそれは野党の能無し議員さんのお仕事ですよ。


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