初めて「今の会社で働くこと」について考えさせられた

先日、我が社で社内アンケートなるものが実施されました。

内容は業務のことから上司のこと、自身のことなどもろもろ約50問。
無記名なので「気軽に思ったままを答えて下さい」ですと。

回答選択肢は5択。
質問に対し、
・そう思う
・どちらかといえばそう思う
・どちらかといえばそう思わない
・そう思わない
・分からない
から選択。

例えば、
Q.事業部長は積極的にユーザーに訪問し、ユーザーとの良好な関係の構築に貢献していると思う。
A.そう思わない
Q.あなたの上司は問題が発生したときに、適切なアドバイスをしてくれる。
A.そう思わない

あはは。オレのささやかな抵抗。

そんな中、ちと考えさせられる設問が。
Q.この会社で将来自身がこうなりたい、という姿を描けている。
A.そう思わない
Q.将来の目標を持って仕事をしている。
A.そう思わない

…そうなんだよ。
そんなこと、考えたことも無かったよ。

入社試験の面接ではね、「アナタが我が社を志望した動機は？」なんて質問に対してそれなりにマニュアルどおりの答えはしたよ。
けど、それは本心かと言えば、それは違う。

オレが就職活動した1995年頃といえばバブル崩壊で景気が悪化し、各企業がどんどん採用を控えていえた時期。
それに加えてオレらの世代はちょうど団塊ジュニア、掃いて捨てるほど人が余っていたワケよ。
今の大学全入時代、売り手市場、なんて考えられへん。
フツーに競争率10倍、20倍とかあったもんね。

当然就職活動戦線は圧倒的買い手市場。
学生のこっちとしては「こんな仕事がいい」だの選んでられへん。
とにかく受けまくって入れてくれる会社に入らんとアカン！
とくにオレみたいな三流文系大学出身者はね。
でないと就職が無い！

で、なんとか入った今の会社。
今さら目標は？なんて聞かれてもそんなんありまへん。
だって、「就職することが目標」だったから。そこがゴールだったから。

この会社でオレ自身どうなりたいか？
ん～、まあ出世はほどほどしたいけども、上と下に挟まれて右往左往しそうな中間管理職になるくらいなら今のままでええわ。
将来の目標？
ま、もうエエ歳やけども、カワイイ嫁さんと子供に囲まれたごくごくフツーの家庭を築きたいってのが今のとこ目標かな。

…って、漠然としすぎてるやろ！

そうか。
だから毎日会社に行くのがこんなにも憂鬱なんやな。
だってこの会社での目標が無いんやもん。
目標が無いと、頑張りようが無いもんね。ゴールが無いんやから。
それに出世したい？結婚したい？のが自身が描く姿なら、別にこの会社でなくてもええからね。
給料さえキチンと払ってくれるとこなら。

Q.この仕事にやりがいを感じている。
A.そう思わない
Q.毎日楽しく明るく仕事ができている。
A.そう思わない

…アカン、どんどんダメ社員の方向に向いていく。
いや、ダメ社員というよりも、この状況は人間としてダメやろ。

で、最後の設問。
Q.この会社で働くことに誇りを持っている。
A.そう思う

今のとこ確固たる目標は無いけど、毎日会社行くの憂鬱やけど、誇りまで失ってしもうたらホンマにお終いや。
そんな意味で、最後だけ自分を励ます意味でこう答えといた。

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