「演劇で創る佐久のハーモニー」 (長野県地域発元気づくり支援金活用事業)
第3回公演を中込マルシェのグリーンモール内空き店舗で開催しました。
荻原浩 作:演劇「海の見える理髪店」
出演:鈴木一功(劇団レクラム舎代表)
「海の見える理髪店」は荻原浩氏の直木賞受賞作です。
レクラム舎代表の鈴木一功氏が一人芝居(父の独白)劇としたものです。
幼い時に離別した息子が父親の理髪店を訪れ、客となります。
はじめは世間話をしながら整髪していた父親が、
幼い時の息子が負った頭の傷に気が付き、息子だと確信します。
そこから息子に自分史を語り始めます。
双方、最後まで親子であることを伝えないまま、息子が店を出るまでの劇です。
戦前から、戦後、日本の経済発展期を通じてどこにでもいる親の個人史が語られていきます。
その劇を鈴木一功氏は古民家風空き店舗を劇場にして活用し、
70名を超すお客様から(お客様は息子になり、息子に伝えていく形式です)喜んでいただきました。
演劇部門担当 菊原