SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

継紙のはがき

2008-11-07 23:45:53 | 












立冬 となり 椿開き始む 候となりました

暖かな立冬となりました。二泊で正倉院展へ行ってきました。奈良も暖かでコートも着ずにのどかな大和路を歩きました。文楽なども楽しんでよい旅となりました。

年賀はがきも発売され、新年の用意が頭をかすめます。
少し早いのですがSAKURAは例年12月が目次代わりの栞になりますので今月に迎春用の小物を載せたいと思います。簡単な作り方も載せたいと思いますので余裕のあるこの時期に少しつつ用意して下さいませ。

写真は継紙の葉書です。
継紙は紙のパッチワークで質の違った紙を継いで裏打ちをして一枚の紙にします。技法として切継、重ね継などあります。
切継はシャープな直線ですが重ね継は目打ちでカブーを切りだします。五枚の紙にグラデーションを付けて少しつづずらせて貼る方法もあります。このグラーションをにほいと言います。
出来た紙に箔を撒いたり、描き模様と言って折枝などの絵を付けたものがあります。国宝の西本願寺さんの三十六人家集に精華なものが残されています。

年賀用でしたら千代紙の厚さがあれば裏打ちの必要もなく年賀はがきに直接貼ってもよいでしょう。出来たら大和のりを薄めてはると失敗しても修復が出来てよいと思います。まずは切継で試してみてください。



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